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Title:
PIPE CONNECTION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/128182
Kind Code:
A1
Abstract:
A pot (110) and a flange plate (120) are connected by a flange. Upstream side piping (101) penetrates the pot (110) and an inflow opening end (101a) of the upstream side piping is located in the pot (110). Downstream side piping (102) penetrates the flange plate (120) and an outflow opening end (102a) of the down stream side piping is located in the pot (110). When a gas/liquid two-phase fluid (10) wherein hydrogen gas (11) and oil (12) are mixed is supplied from the upstream side piping (101) into the pot (110), the hydrogen gas (11) is collected above the outflow opening end (102a) in the pot (110) and the oil (12) is stored below. The oil (12) functions as a sealant of the hydrogen gas (11) at the flange joint of the pot (110) and the flange plate (120), thus preventing leakage of the hydrogen gas (11) from the flange joint.

Inventors:
KITAGUCHI YOSHINORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072573
Publication Date:
October 22, 2009
Filing Date:
December 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI HEAVY IND LTD (JP)
KITAGUCHI YOSHINORI (JP)
International Classes:
F16J15/14; F16L23/16
Foreign References:
JPH0621745B21994-03-23
JPS5116485Y11976-05-01
JPS5085916A1975-07-10
JPS58169262U1983-11-11
JP2004052860A2004-02-19
CH624192A51981-07-15
JPH1038159A1998-02-13
JPH0621745B21994-03-23
Other References:
See also references of EP 2267349A4
Attorney, Agent or Firm:
MITSUISHI, Toshiro et al. (JP)
Toshiro Mitsuishi (JP)
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Claims:
 気体と液体とが混合した気液二相流体を流通させる配管装置の接続部において、
 前記液体を貯溜するポットを前記接続部に設け、前記ポット内に貯溜した液体の液面よりも下方に接続面を設けることによって前記気体の漏洩を防止することを特徴とする配管接続装置。
 気体と液体とが混合した気液二相流体を流通させる上流側配管と下流側配管とを接続する配管接続装置であって、
 下端面が開放した状態で内部に収容空間を形成すると共に下端周縁にフランジが形成されており、しかも、前記上流側配管が貫通して上流側配管の流入開口端が前記収容空間に位置しているポットと、
 前記ポットのフランジにボルト締結によりフランジ接続されて前記ポットの下端面を閉塞しており、しかも、前記下流側配管が貫通しているフランジ板とを有し、
 前記下流側配管の流出開口端が、前記ポットのフランジと前記フランジ板とのフランジ接続位置よりも上方に位置していることを特徴とする気液二相流体用の配管接続装置。
 気体と液体とが混合した気液二相流体を流通させる上流側配管と下流側配管とを接続する配管接続装置であって、
 下端面が開放した状態で内部に収容空間を形成すると共に下端周縁にフランジが形成されており、しかも、前記上流側配管が貫通して上流側配管の流入開口端が前記収容空間に位置しているポットと、
 上端面及び下端面が開放しつつ、前記ポットの収容空間と連通する収容空間を形成すると共に、上端周縁には前記ポットのフランジとボルト締結によりフランジ接続されるフランジが形成された連結部材と、
 前記連結部材の下端面を塞ぐと共に、前記下流側配管が貫通している板材と、
 下端が前記下流側配管の流出開口端に連結され、上端開口が、前記ポットのフランジと前記連結部材のフランジとのフランジ接続位置よりも上方に位置している延長配管と、
 を有することを特徴とする気液二相流体の配管接続装置。
 気体と液体とが混合した気液二相流体を流通させる上流側配管と下流側配管とを接続する配管接続装置であって、
 下端面が開放した状態で内部に収容空間を形成すると共に下端周縁にフランジが形成されており、しかも、前記上流側配管が貫通して上流側配管の流入開口端が内部に位置している上ポットと、
 上端面が開放しつつ、内部には前記上ポットの収容空間と連通する収容空間を形成すると共に、上端周縁には前記上ポットのフランジとボルト締結によりフランジ接続されるフランジが形成され、しかも、前記下流側配管が貫通して下流側配管の流出開口端が内部に位置している下ポットと、
 下端が前記下流側配管の流出開口端に連結され、上端開口が、前記上ポットのフランジと前記下ポットのフランジとのフランジ接続位置よりも上方に位置している延長配管と、
 を有することを特徴とする気液二相流体の配管接続装置。
                                                                                
Description:
配管接続装置

 本発明は配管接続装置に関し、気体(ガス )と液体とが混合した気液二相流体を流通す 配管相互を接続する場合に、気液二相流体 含まれている液体を利用して、接続部分か の気体の漏出を防止するように工夫したも である。

 火力発電所や化学プラントでは、多数の 管が引き回して配置される。この場合、配 の取合いの都合により一方の配管と他方の 管とをフランジ接続することがある。

 図9は配管に適用する従来のフランジ接続 構造(配管接続装置)を示している。同図に示 ように、一方の配管1にはフランジ2が形成 れており、他方の配管3にはフランジ4が形成 されている。そしてフランジ2のフランジ面 フランジ4のフランジ面との間にガスケット 介在させ、フランジ2,4をボルト(図示省略) より締結することにより、フランジ2のフラ ジ面とフランジ4のフランジ面同士を接続さ せている。これにより、配管1と配管4とを連 している。

 このような配管接続装置により配管1,3同士 連結しておけば、メンテナンスや、点検や 掃除のために配管1,3を開放する際には、フ ンジ2,4を締結しているボルトを緩めて取り すだけで、配管1,3の開放ができる。
 また復旧の際には、ボルトによりフランジ2 ,4を締結するという簡単な作業を行うだけで い。

特開平10-038159号公報

特公平06-021745号公報

 従来では、配管のフランジ接続構造は、完 なシールができる封止構造であると考えら ていた。
 しかし、より高い安全性や信頼性が求めら る最近のプラント等では、上述したような ランジ接続構造においても、シール性が必 しも完全ではないと想定して、何らかの安 策を施すことが要求されるようになってき 。

 例えば、図9に示す配管1,3に流す流体が、正 圧の可燃性ガス(水素ガス)と液体(油)とが混 した気液二相流体である場合には、図9に示 フランジ接続構造の周囲領域αを防爆範囲 指定している。
 そして防爆範囲に指定した領域αには、着 源となる機器や計器を設置しないようにし いた。このようにすることにより、仮に水 ガスが漏洩したとしても、燃焼や爆発等の 故の発生を防ぐことができ、安全性を確保 ていた。

 しかし、このように防爆範囲を指定して の範囲に機器等を設置しないようにしたの は、プラントの設計の自由度が制限されて まうという問題があった。

 一方、配管のフランジ接続構造において ガスの漏洩を確実に防止したい場合には、 管同士を溶接により接続している。しかし このようにしたのでは、配管等の配置の自 度が失われたり、点検・清掃ができなくな たりするという問題があった。

 本発明は、上記従来技術に鑑み、気体と 体とが混合した気液二相流体を流す配管同 を接続する配管接続装置において、気液二 流体中の液体を利用して気体のシール性を 化した配管接続装置を提供することを目的 する。

 上記課題を解決する本発明の構成は、気体 液体とが混合た気液二相流体を流通させる 管装置の接続部において、
 前記液体を貯溜するポットを前記接続部に け、前記ポット内に貯溜した液体の液面よ も下方に接続面を設けることによって前記 体の漏洩を防止することを特徴とする。

 また本発明の構成は、気体と液体とが混合 た気液二相流体を流通させる上流側配管と 流側配管とを接続する配管接続装置であっ 、
 下端面が開放した状態で内部に収容空間を 成すると共に下端周縁にフランジが形成さ ており、しかも、前記上流側配管が貫通し 上流側配管の流入開口端が前記収容空間に 置しているポットと、
 前記ポットのフランジにボルト締結により ランジ接続されて前記ポットの下端面を閉 しており、しかも、前記下流側配管が貫通 ているフランジ板とを有し、
 前記下流側配管の流出開口端が、前記ポッ のフランジと前記フランジ板とのフランジ 続位置よりも上方に位置していることを特 とする。

 また本発明の構成は、気体と液体とが混合 た気液二相流体を流通させる上流側配管と 流側配管とを接続する配管接続装置であっ 、
 下端面が開放した状態で内部に収容空間を 成すると共に下端周縁にフランジが形成さ ており、しかも、前記上流側配管が貫通し 上流側配管の流入開口端が前記収容空間に 置しているポットと、
 上端面及び下端面が開放しつつ、前記ポッ の収容空間と連通する収容空間を形成する 共に、上端周縁には前記ポットのフランジ ボルト締結によりフランジ接続されるフラ ジが形成された連結部材と、
 前記連結部材の下端面を塞ぐと共に、前記 流側配管が貫通している板材と、
 下端が前記下流側配管の流出開口端に連結 れ、上端開口が、前記ポットのフランジと 記連結部材のフランジとのフランジ接続位 よりも上方に位置している延長配管と、
 を有することを特徴とする。

 また本発明の構成は、気体と液体とが混合 た気液二相流体を流通させる上流側配管と 流側配管とを接続する配管接続装置であっ 、
 下端面が開放した状態で内部に収容空間を 成すると共に下端周縁にフランジが形成さ ており、しかも、前記上流側配管が貫通し 上流側配管の流入開口端が内部に位置して る上ポットと、
 上端面が開放しつつ、内部には前記上ポッ の収容空間と連通する収容空間を形成する 共に、上端周縁には前記上ポットのフラン とボルト締結によりフランジ接続されるフ ンジが形成され、しかも、前記下流側配管 貫通して下流側配管の流出開口端が内部に 置している下ポットと、
 下端が前記下流側配管の流出開口端に連結 れ、上端開口が、前記上ポットのフランジ 前記下ポットのフランジとのフランジ接続 置よりも上方に位置している延長配管と、
 を有することを特徴とする。

 本発明によれば、ポットを含む部材によ 形成した収容空間内に、上流側配管を挿入 ると共に下流側配管を挿入し、前記収容空 内の下部空間に、気液二相流体に含まれて る液体を溜めるようにしている。しかも、 の溜めた液体の液面が、フランジ接続部分( 接続面)よりも上方に位置するようにしてい 。

 このため、フランジ接続部分(接続面)に いて、気液二相流体に含まれている液体が 気液二相流体に含まれている気体のシール として機能して、気体のリークを確実に防 することができ、シール性が向上する。

 このようにして、配管接続装置からの気 のリークの発生頻度を飛躍的に低減するこ ができ、配管接続装置の周囲を防爆範囲等 する必要がなくなり、配管等の設計自由度 向上することができる。また、フランジ接 を利用した配管接続装置を採用できるため 放点検・清掃が容易にできる。

図1は、本発明の実施例1に係る、気液 相流体用の配管接続装置を示す構成図であ 。 図2は、本発明の実施例2に係る、気液 相流体用の配管接続装置を示す構成図であ 。 図3は、本発明の実施例2において、フ ッシング作業の状態を示す説明図である。 図4は、本発明の実施例3に係る、気液 相流体用の配管接続装置を示す構成図であ 。 図5は、本発明の実施例3において、フ ッシング作業の状態を示す説明図である。 図6は、本発明の実施例4に係る、気液 相流体用の配管接続装置を示す構成図であ 。 図7は、本発明の実施例5に係る、気液 相流体用の配管接続装置を示す構成図であ 。 図8は、本発明の実施例5において、フ ッシング作業の状態を示す説明図である。 図9は、従来の配管接続装置を示す構成 図である。

符号の説明

 100,200,300,400,500 配管接続装置
 101,201,301,401,501 上流側配管
 102,202,302,402,502 下流側配管
 110,210,310,330,410,430,510,530 ポット
 120,220,320,520 フランジ板
 230 連結筒
 240,340,440,540 延長配管

 以下に本発明を実施するための最良の形 を実施例に基づき詳細に説明する。

 図1は本発明の実施例1に係る、気液二相流 用の配管接続装置100を示す。
 図1に示すように、上流側配管101は上方から 下方に向かう方向に沿い配置されている。こ の上流側配管101は、水素ガス11と油12とが混 した気液二相流体10を流通させ、この気液二 相流体10を下端開口である流入開口端101aから ポット110に流入する。

 下流側配管102は、上流側配管101よりも下 の位置で上方から下方に向かう方向に沿い 置されている。この下流側配管102は、上端 口である流出開口端102aから気液二相流体10 流出して流通させる。本例では、両端が開 して水平配置された流出管103が、下流側配 102の上端に配置されている。

 ポット110は、上端面111と、筒状の側面112 、側面112の下端周縁に形成されたフランジ1 13を有しており、下端面が開放している。つ り、ポット110は、下端面が開放した状態で 部に収容空間を形成している。

 ポット110の上端面111には、上流側配管101 上方から下方に向かって貫通して流入開口 101aが、ポット110の収容空間の内部に位置し ている。なお、上流側配管101とポット110の上 面端111との間は溶接されている。

 板状をなすフランジ板120は、ポット110の 端面を閉塞するものである。このフランジ 120は、ボルト(図示省略)により、その周縁 分がポット110のフランジ113にボルト締結さ てフランジ接続されている。

 フランジ板120には、下流側配管102が下方 ら上方に向かって貫通しており、下流側配 102とフランジ板120との間は溶接その他の接 手段で固定されている。そして、下流側配 102の流出開口端102aが、ポット110のフランジ 113とフランジ板120とのフランジ接続位置より も上方に位置している。

 フランジ板120には、ドレン弁121が介装さ たドレン管122が連結され、ドレン管122はポ ト110の収容空間に連通している。

 上記構成となっている気液二相流体用の 管接続装置100では、ドレン弁121が閉じた状 において、気液二相流体10が上流側配管101 らポット110内に流入すると、ポット110の内 の収容空間のうち、流出開口端102aよりも上 位置には水素ガス11が溜まり、流出開口端10 2aよりも下方位置には油12が貯溜される。

 この状態において、上流側配管101からポ ト110内に気液二相流体10が連続的に流入す と、ポット110内の水素ガス11と油12が、流出 口端102aから下流側配管102に流出して気液二 相流体10として下流側配管102内を流通する。

 ポット110には、上流側配管101から気液二 流体10が常に供給されてくるので、ポット11 0内には常に油12が貯溜される。

 本例では、下流側配管102の流出開口端102a が、ポット110のフランジ113とフランジ板120と のフランジ接続位置よりも上方に位置してい るため、ポット110の内部の収容空間のうち、 流出開口端102aよりも下方位置には油12が常に 貯溜される。

 この結果、フランジ113とフランジ板120と フランジ接続部分には、油12が常に存在し この油12が水素ガス11のシール材として機能 る。したがって、水素ガス11が、フランジ11 3とフランジ板120とのフランジ接続部分から ークすることを確実に防止することができ 。

 このため、可燃性ガスである水素ガス11 リークの発生頻度を飛躍的に低減すること でき、安全性が向上する。また、配管接続 置100の周囲を防爆範囲に設定する必要がな なる。

 なお、ポット110内に貯溜する油12の液面レ ルを監視するレベル検知機構を設けること できる。
 このようにすれば、レベル検知機構により 油12の液面レベルが、流出開口端102aよりも 下したことを検知した時点で、油漏れが発 したと判断して、気液二相流体10の流通を 止するなどの措置を取ることにより、更に 頼性を上げることができる。

 上記実施例1では、気液二相流体10は水素 ス11と油12とが混合したものであったが、他 の気体と他の液体とが混合した気液二相流体 であっても実施例1をそのまま適用すること できる。

 図2は本発明の実施例2に係る、気液二相流 用の配管接続装置200を示す。
 図2に示すように、上流側配管201は上方から 下方に向かう方向に沿い配置されている。こ の上流側配管201は、水素ガス11と油12とが混 した気液二相流体10を流通させ、この気液二 相流体10を下端開口である流入開口端201aから ポット210に流入する。

 下流側配管202は、上流側配管201よりも下 の位置で上方から下方に向かう方向に沿い 置されている。この下流側配管202は、上端 口である流出開口端202aから気液二相流体10 流出して流通させる。

 ポット210は、上端面211と、筒状の側面212 、側面212の下端周縁に形成されたフランジ2 13を有しており、下端面が開放している。つ り、ポット210は、下端面が開放した状態で 部に収容空間を形成している。

 ポット210の上端面211には、上流側配管201 上方から下方に向かって貫通して流入開口 201aが、ポット210の収容空間の内部に位置し ている。なお、上流側配管201とポット210の上 面端211との間は溶接されている。

 板状をなすフランジ板220には、下流側配管2 02が下方から上方に向かって貫通しており、 流側配管202とフランジ板220との間は溶接さ ている。そして、下流側配管202の流出開口 202aが、フランジ板220よりも上方に位置して いる。
 フランジ板220には、ドレン弁221が介装され ドレン管222が連結されている。

 筒状部材となっている連結筒230は、ポット2 10とフランジ板220との間に配置されている。 の連結筒230は、筒部材を縦方向(図では上下 方向)に沿い半割した湾曲部材を周方向に沿 連結して、筒形状となっている。
 この連結筒230には、その上端周縁に上フラ ジ231が形成され、その下端周縁には下フラ ジ232が形成されている。

 連結筒230は、ボルト(図示省略)により、上 ランジ231がポット210のフランジ213にボルト 結されてフランジ接続されている。
 また、連結筒230は、ボルト(図示省略)によ 、下フランジ232がフランジ板220の周縁部分 ボルト締結されてフランジ接続されている

 延長配管240は、その下端が下流側配管202 流出開口端202aにフランジその他の接続手段 により連結されている。そして延長配管240の 上端開口240aは、ポット210のフランジ213と連 筒230の上フランジ231とのフランジ接続位置 、連結筒230の下フランジ232とフランジ板220 のフランジ接続位置よりも上方に位置して る。

 なお、本例では、両端が開口して水平配 された流出管241が、延長配管240の上端に配 されている。

 上記構成となっている気液二相流体用の 管接続装置200では、ドレン弁221が閉じた状 において、気液二相流体10が上流側配管201 らポット210内に流入する。そうすると、ポ ト210,連結筒230及びフランジ板220で囲って形 した内部の収容空間のうち、延長配管240の 端開口240aよりも上方位置には水素ガス11が まり、上端開口240aよりも下方位置には油12 貯溜される。

 この状態において、上流側配管201からポ ト210内に気液二相流体10が連続的に流入す と、ポット210,連結筒230及びフランジ板220で って形成した内部の収容空間内の水素ガス1 1と油12が、上端開口240aから延長配管240に流 して気液二相流体10として下流側配管202内を 流通する。

 ポット210には、上流側配管201から気液二 流体10が常に供給されてくるので、前記収 空間内には常に油12が貯溜される。

 本例では、延長配管240の上端開口240aが、 ポット210のフランジ213と連結筒230の上フラン ジ231とのフランジ接続位置や、連結筒230の下 フランジ232とフランジ板220とのフランジ接続 位置や連結筒230の半割接続部よりも上方に位 置しているため、内部の収容空間のうち、上 端開口240aよりも下方位置には油12が常に貯溜 される。

 この結果、ポット210のフランジ213と連結 230の上フランジ231とのフランジ接続部分や 連結筒230の下フランジ232とフランジ板220と フランジ接続部分には、油12が常に存在し この油12が水素ガス11のシール材として機能 る。

 したがって、水素ガス11が、ポット210の ランジ213と連結筒230の上フランジ231とのフ ンジ接続部分や、連結筒230の下フランジ232 フランジ板220とのフランジ接続部分からリ クすることを確実に防止することができる

 このため、可燃性ガスである水素ガス11 リークの発生頻度を飛躍的に低減すること でき、安全性が向上する。また、配管接続 置200の周囲を防爆範囲に設定する必要がな なる。

 なお、収容空間内に貯溜する油12の液面レ ルを監視するレベル検知機構を設けること できる。
 このようにすれば、レベル検知機構により 油12の液面レベルが、上端開口240aよりも低 したことを検知した時点で、油漏れが発生 たと判断して、気液二相流体10の流通を停 するなどの措置を取ることにより、更に信 性を上げることができる。

 フラッシング等をする場合には、図3に示す ように、連結筒230及び延長配管240を外す。
 つまり、ポット210のフランジ213と連結筒230 上フランジ231とのフランジ接続を外すと共 、連結筒230の下フランジ232とフランジ板220 のフランジ接続を外し、更に、連結筒230を 割した湾曲部材に分解して取り外す。また 長配管240と下流側配管202との接続を解除し 延長配管240を取り外す。

 図3に示すように、連結筒230及び延長配管 240を外した状態で、仮設配管290を下流側配管 202に接続してフラッシング液Fを供給するこ により、フラッシング作業を行うことがで る。

 上記実施例2では、気液二相流体10は水素 ス11と油12とが混合したものであったが、他 の気体と他の液体とが混合した気液二相流体 であっても実施例2をそのまま適用すること できる。

 図4は本発明の実施例3に係る、気液二相流 用の配管接続装置300を示す。
 図4に示すように、上流側配管301は上方から 下方に向かう方向に沿い配置されている。こ の上流側配管301は、水素ガス11と油12とが混 した気液二相流体10を流通させ、気液二相流 体10を下端開口である流入開口端301aからポッ ト310に流入する。

 下流側配管302は、上流側配管301よりも下 の位置で上方から下方に向かう方向に沿い 置されている。この下流側配管302は、上端 口である流出開口端302aから気液二相流体10 流出して流通させる。

 ポット310は、上端面311と、筒状の側面312 、側面312の下端周縁に形成されたフランジ3 13を有しており、下端面が開放している。つ り、ポット310は、下端面が開放した状態で 部に収容空間を形成している。

 ポット310の上端面311には、上流側配管301 上方から下方に向かって貫通して流入開口 301aが、ポット310の収容空間の内部に位置し ている。なお、上流側配管301とポット310の上 面端311との間は溶接されている。

 板状をなすフランジ板320には、下流側配管3 02が下方から上方に向かって貫通しており、 流側配管302とフランジ板320との間は溶接さ ている。そして、下流側配管302の流出開口 302aが、フランジ板320よりも上方に位置して いる。
 フランジ板320には、ドレン弁321が介装され ドレン管322が連結されている。

 連結ポット330は、下端面331と、筒状の側面3 32と、側面332の上端周縁に形成されたフラン 333を有しており、上端面が開放している。 まり、連結ポット330は、上端面が開放した 態で内部に収容空間を形成している。
 また、連結ポット330の下端面には開口部334 形成されている。

 連結ポット330のフランジ333と、ポット310 フランジ313は、ボルト(図示省略)によりボ ト締結されてフランジ接続されている。こ ため、連結ポット330の収容空間と、ポット31 0の収容空間とが連通している。

 連結ポット330の下端面に形成した開口部3 34には、フランジ板320が挿入されており、開 部334とフランジ板320は、適切な手段により 密状態を保ちつつ連結されている。

 延長配管340は、その下端が下流側配管302 流出開口端302aにフランジその他の接続手段 により連結されている。そして延長配管340の 上端開口340aは、ポット310のフランジ313と連 ポット330のフランジ333とのフランジ接続位 や、開口部334とフランジ板320との接続位置 りも上方に位置している。

 なお、本例では、両端が開口して水平配 された流出管341が、延長配管340の上端に配 されている。

 上記構成となっている気液二相流体用の 管接続装置300では、ドレン弁321が閉じた状 において、気液二相流体10が上流側配管301 らポット310内に流入する。そうすると、ポ ト310,連結ポット330及びフランジ板320で囲っ 形成した内部の収容空間のうち、延長配管3 40の上端開口340aよりも上方位置には水素ガス 11が溜まり、上端開口340aよりも下方位置には 油12が貯溜される。

 この状態において、上流側配管301からポ ト310内に気液二相流体10が連続的に流入す と、ポット310,連結ポット330及びフランジ板3 20で囲って形成した内部の収容空間内の水素 ス11と油12が、上端開口340aから延長配管340 流出して気液二相流体10として下流側配管302 内を流通する。

 ポット310には、上流側配管301から気液二 流体10が常に供給されてくるので、前記収 空間内には常に油12が貯溜される。

 本例では、延長配管340の上端開口340aが、 ポット310のフランジ313と連結ポット330のフラ ンジ333とのフランジ接続位置や、開口部334と フランジ板320との接続位置よりも上方に位置 しているため、内部の収容空間のうち、上端 開口340aよりも下方位置には油12が常に貯溜さ れる。

 この結果、ポット310のフランジ313と連結 ット330のフランジ333とのフランジ接続部分 、開口部334とフランジ板320との接続部分に 、油12が常に存在し、この油12が水素ガス11 シール材として機能する。

 したがって、水素ガス11が、ポット310の ランジ313と連結ポット330のフランジ333との ランジ接続部分や、開口部334とフランジ板32 0との接続部分からリークすることを確実に 止することができる。

 このため、可燃性ガスである水素ガス11 リークの発生頻度を飛躍的に低減すること でき、安全性が向上する。また、配管接続 置300の周囲を防爆範囲に設定する必要がな なる。

 なお、収容空間内に貯溜する油12の液面レ ルを監視するレベル検知機構を設けること できる。
 このようにすれば、レベル検知機構により 油12の液面レベルが、上端開口340aよりも低 したことを検知した時点で、油漏れが発生 たと判断して、気液二相流体10の流通を停 するなどの措置を取ることにより、更に信 性を上げることができる。

 フラッシング等をする場合には、図5に示す ように、連結ポット330を外す。
 つまり、ポット310のフランジ313と連結ポッ 330のフランジ333とのフランジ接続を外すと に、フランジ板320と開口部334の接続部を外 。また延長配管340と下流側配管302との接続 解除して延長配管340を取り外す。

 図5に示すように、連結ポット330及び延長 配管340を外した状態で、仮設配管390を下流側 配管302に接続してフラッシング液Fを供給す ことにより、フラッシング作業を行うこと できる。

 上記実施例3では、気液二相流体10は水素 ス11と油12とが混合したものであったが、他 の気体と他の液体とが混合した気液二相流体 であっても実施例3をそのまま適用すること できる。

 図6は本発明の実施例4に係る、気液二相流 用の配管接続装置400を示す。
 図6に示すように、上流側配管401は水平方向 に沿い配置されている。この上流側配管401は 、水素ガス11と油12とが混合した気液二相流 10を流通させて、この気液二相流体10を流入 口端401aから上ポット410に流入する。

 下流側配管402は、上流側配管401よりも下 の位置で水平方向に沿い配置されている。 の下流側配管402は、流出開口端402aから気液 二相流体10を流出して流通させる。

 上ポット410は、上端面411と、筒状の側面4 12と、側面412の下端周縁に形成されたフラン 413を有しており、下端面が開放している。 まり、上ポット410は、下端面が開放した状 で内部に収容空間を形成している。

 上ポット410の側面412には、上流側配管401 水平方向に貫通して流入開口端401aが、上ポ ット410の収容空間の内部に位置している。な お、上流側配管401と上ポット410の側面412との 間は溶接されている。

 下ポット430は、下端面431と、筒状の側面432 、側面432の上端周縁に形成されたフランジ4 33を有しており、上端面が開放している。つ り、下ポット430は、上端面が開放した状態 内部に収容空間を形成している。
 下ポット430の下端面431には、ドレン弁434が 装されたドレン管435が連結されている。

 下ポット430のフランジ433と、上ポット410 フランジ413は、ボルト(図示省略)によりボ ト締結されてフランジ接続されている。こ ため、下ポット430の収容空間と、上ポット41 0の収容空間とが連通している。

 下ポット430の側面432には、下流側配管402 水平方向に貫通して流出開口端402aが、下ポ ット430の収容空間の内部に位置している。な お、下流側配管402と下ポット430の側面432との 間は溶接されている。

 延長配管440は、エルボ状に湾曲しており その下端が下流側配管402の流出開口端402aに 連結されている。そして延長配管440の上端開 口440aは、上ポット410のフランジ413と下ポッ 430のフランジ433とのフランジ接続位置より 上方に位置している。

 上記構成となっている気液二相流体用の 管接続装置400では、ドレン弁434が閉じた状 において、気液二相流体10が上流側配管401 ら上ポット410内に流入する。そうすると、 ポット410及び下ポット430で囲って形成した 部の収容空間のうち、延長配管440の上端開 440aよりも上方位置には水素ガス11が溜まり 上端開口440aよりも下方位置には油12が貯溜 れる。

 この状態において、上流側配管401から上 ット410内に気液二相流体10が連続的に流入 ると、上ポット410及び下ポット430で囲って 成した内部の収容空間内の水素ガス11と油12 、上端開口440aから延長配管440に流入して気 液二相流体10として下流側配管402内を流通す 。

 上ポット410には、上流側配管401から気液 相流体10が常に供給されてくるので、前記 容空間内には常に油12が貯溜される。

 本例では、延長配管440の上端開口440aが、 上ポット410のフランジ413と下ポット430のフラ ンジ433とのフランジ接続位置よりも上方に位 置しているため、内部の収容空間のうち、上 端開口440aよりも下方位置には油12が常に貯溜 される。

 この結果、上ポット410のフランジ413と下 ット430のフランジ433とのフランジ接続部分 は、油12が常に存在し、この油12が水素ガス 11のシール材として機能する。

 したがって、水素ガス11が、上ポット410 フランジ413と下ポット430のフランジ433との ランジ接続部分からリークすることを確実 防止することができる。

 このため、可燃性ガスである水素ガス11 リークの発生頻度を飛躍的に低減すること でき、安全性が向上する。また、配管接続 置400の周囲を防爆範囲に設定する必要がな なる。

 なお、収容空間内に貯溜する油12の液面レ ルを監視するレベル検知機構を設けること できる。
 このようにすれば、レベル検知機構により 油12の液面レベルが、上端開口440aよりも低 したことを検知した時点で、油漏れが発生 たと判断して、気液二相流体10の流通を停 するなどの措置を取ることにより、更に信 性を上げることができる。

 上記実施例4では、気液二相流体10は水素 ス11と油12とが混合したものであったが、他 の気体と他の液体とが混合した気液二相流体 であっても実施例4をそのまま適用すること できる。

 図7は本発明の実施例5に係る、気液二相流 用の配管接続装置500を示す。
 図7に示すように、上流側配管501は水平方向 に沿い配置されている。この上流側配管501は 、水素ガス11と油12とが混合した気液二相流 10を流通させて、この気液二相流体10を流入 口端501aから上ポット510に流入する。

 下流側配管502は、上流側配管501よりも下 の位置で水平方向に沿い配置されている。 の下流側配管502は、流出開口端502aから気液 二相流体10を流出して流通させる。

 上ポット510は、上端面511と、筒状の側面5 12と、側面512の下端周縁に形成されたフラン 513を有しており、下端面が開放している。 まり、上ポット510は、下端面が開放した状 で内部に収容空間を形成している。

 上ポット510の側面512には、上流側配管501 水平方向に貫通して流入開口端501aが、上ポ ット510の収容空間の内部に位置している。な お、上流側配管501と上ポット510の側面512との 間は溶接されている。

 板状をなすフランジ板520には、下流側配管5 02が水平方向に貫通しており、下流側配管502 フランジ板520との間は溶接されている。
 そして、下流側配管502の流出開口端502aが、 フランジ板520よりも内部側(図7では左側)に位 置している。つまり、下流側配管502の流出開 口端502aが、後述する下ポット530の収容空間 位置している。

 下ポット530は、下端面531と、筒状の側面5 32と、側面532の上端周縁に形成されたフラン 533を有しており、上端面が開放している。 まり、下ポット530は、上端面が開放した状 で内部に収容空間を形成している。

 下ポット530のフランジ533と、上ポット510 フランジ513は、ボルト(図示省略)によりボ ト締結されてフランジ接続されている。こ ため、下ポット530の収容空間と、上ポット51 0の収容空間とが連通している。

 また下ポット530の側面532には、ボルト(図示 省略)により、フランジ板520がボルト締結さ てフランジ接続されている。このようにフ ンジ板520が側面532にフランジ接続されるこ により、フランジ板520は下ポット530の一部 面となる。
 下ポット530の底面531には、ドレン弁534が介 されたドレン管535が連結されている。

 延長配管540は、エルボ状に湾曲しており その下端が下流側配管502の流出開口端502aに 連結されている。そして延長配管540の上端開 口540aは、上ポット510のフランジ513と下ポッ 530のフランジ533とのフランジ接続位置や、 ポット530の側面532とフランジ板520とのフラ ジ接続位置よりも上方に位置している。

 上記構成となっている気液二相流体用の 管接続装置500では、ドレン弁534が閉じた状 において、気液二相流体10が上流側配管501 ら上ポット510内に流入する。そうすると、 ポット510,下ポット530及びフランジ板520で囲 て形成した内部の収容空間のうち、延長配 540の上端開口540aよりも上方位置には水素ガ ス11が溜まり、上端開口540aよりも下方位置に は油12が貯溜される。

 この状態において、上流側配管501から上 ット510内に気液二相流体10が連続的に流入 ると、上ポット510,下ポット530及びフランジ 520で囲って形成した内部の収容空間内の水 ガス11と油12が、上端開口540aから延長配管54 0に流入して気液二相流体10として下流側配管 502内を流通する。

 上ポット510には、上流側配管501から気液 相流体10が常に供給されてくるので、前記 容空間内には常に油12が貯溜される。

 本例では、延長配管540の上端開口540aが、 上ポット510のフランジ513と下ポット530のフラ ンジ533とのフランジ接続位置や、下ポット530 の側面532とフランジ板520とのフランジ接続位 置よりも上方に位置しているため、内部の収 容空間のうち、上端開口540aよりも下方位置 は油12が常に貯溜される。

 この結果、上ポット510のフランジ513と下 ット530のフランジ533とのフランジ接続部分 、下ポット530の側面532とフランジ板520との ランジ接続部分には、油12が常に存在し、 の油12が水素ガス11のシール材として機能す 。

 したがって、水素ガス11が、上ポット510 フランジ513と下ポット530のフランジ533との ランジ接続部分や、下ポット530の側面532と ランジ板520とのフランジ接続部分からリー することを確実に防止することができる。

 このため、可燃性ガスである水素ガス11 リークの発生頻度を飛躍的に低減すること でき、安全性が向上する。また、配管接続 置500の周囲を防爆範囲に設定する必要がな なる。

 なお、収容空間内に貯溜する油12の液面レ ルを監視するレベル検知機構を設けること できる。
 このようにすれば、レベル検知機構により 油12の液面レベルが、上端開口540aよりも低 したことを検知した時点で、油漏れが発生 たと判断して、気液二相流体10の流通を停 するなどの措置を取ることにより、更に信 性を上げることができる。

 フラッシング等をする場合には、図8に示す ように、下ポット530を外す。
 つまり、上ポット510のフランジ513と下ポッ 530のフランジ533とのフランジ接続を外すと に、下ポット530の側面532とフランジ板520と フランジ接続を外す。また延長配管540と下 側配管502との接続を解除して延長配管540を り外す。

 図8に示すように、下ポット530及び延長配 管540を外した状態で、仮設配管590を下流側配 管502に接続してフラッシング液Fを供給する とにより、フラッシング作業を行うことが きる。

 上記実施例5では、気液二相流体10は水素ガ 11と油12とが混合したものであったが、他の 気体と他の液体とが混合した気液二相流体で あっても実施例5をそのまま適用することが きる。