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Title:
GEAR SHIFT SYSTEM, AND CONTROL METHOD FOR GEAR SHIFT SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/234710
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a gear shift system which is installed in a motorcycle having a constant mesh-type manual transmission, and which can suppress cumbersome gear shifts and manual gear shift errors. A gear shift system according to the present application is installed in a motorcycle having a constant mesh-type manual transmission that shifts gear by rotation of a shift drum, the gear shift system comprising a motor, a coupling mechanism that couples the motor and the shift drum, and a control device. When a gear shift command is received by the control device, the control device commands a change in the output of the engine, drives the motor, rotates the shift drum via the coupling mechanism, and performs a manual transmission gear shift so as to reduce the load on the dog teeth of the manual transmission.

Inventors:
TAKASAWA SHINYA (JP)
Application Number:
PCT/IB2020/054608
Publication Date:
November 26, 2020
Filing Date:
May 15, 2020
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
F16H61/32; B60W30/14; F16H61/04; F16H61/16; F16H63/18; F16H63/42; F16H63/50
Foreign References:
US20180187755A12018-07-05
JP2015127508A2015-07-09
JP6408881B22018-10-17
US8251869B22012-08-28
CN101823542A2010-09-08
US20140046563A12014-02-13
US20170080938A12017-03-23
US20100251846A12010-10-07
US7490687B22009-02-17
US20160214614A12016-07-28
US20090247358A12009-10-01
US9026322B22015-05-05
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Claims:
\¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608

【書類名】請求の範囲

【請求項 1】

シフトドラム (2 8) の回転によって変速する常時卩歯合式のマニュアルトランスミッション (2 0) を有す るモータサイクル ( 1) に搭載される変速システム (5 0) であって、

モータ (5 1) と、

該モータ (5 1) と前記シフトドラム (2 8) とを連結する連結機構 (5 2) と、

制御装置 ( 6 0) と、

を備え、

前記制御装置 (6 0) は、

前記マニュアルトランスミッション (2 0) を変速させる変速指令を受けたときに、前記マニュアルトランス ミッション (2 0) のドッグ (2 4 3) にかかる負荷が低減するように、前記モータサイクル ( 1) のエンジ ン (2) の出力の変更を指令するエンジン出力指令部 (6 1) と、

前記変速指令を受けたときに、前記モ-夕 (5 1) を駆動させて前記連結機構 ( 5 2) を介して前 記シフトドラム (2 8) を回転させ、前記マニュアルトランスミッション (2 0) の変速を行う変速実行咅5 (6 2) と、

を備えている

変速システム (5 0) 。

【請求項 2】

前記制御装置 (6 0) は、

前記モ-タサイクル ( 1) にクル-ズコント□-ル動作を実行させるクル-ズコント□-ル動作実行部 (6 3) を備ぇ、

前記クル-ズコントロ-ル動作実行部 (6 3) が、前記クル-ズコントロ-ル動作の実行中に前記変速 指令を行う構成である

請求項 1に記載の変速システム (5 0) 。

【請求項 3】 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 前記モ-タサイクル ( 1) (こは、周囲環境検出装置 ( 1 2) が搭載されており、

前記制御装置 (6 0) は、

前記モ-タサイクル ( 1) の走行中に、前記周囲環境検出装置 ( 1 2) の出力に基づいて該モ-夕 サイクル ( 1) の周囲環境情報を取得する取得部 (6 4) を備え、

前記クル-ズコントロ-ル動作実行部 (6 3) は、前記取得部 (6 4) で取得された前記周囲環 境情報に基づいて、前記モータサイクル ( 1) に前記クルーズコント□—ル動作としてのアダプティブクルーズ コント□-ル動作を実行させ、

前記クル-ズコントロ-ル動作実行部 (6 3) が、前記アダプティブクル-ズコントロ-ル動作の実行中 に前記変速指令を行う構成である

請求項 2に記載の変速システム (5 0) 。

【請求項 4】

前記制御装置 (6 0) は、前記マニュアルトランスミッション (2 0) の変速を許可する変速許可部 (6 5) を備え、

前記エンジン出力指令部 (6 1) は、前記変速指令を受け、且つ前記変速許可部 (6 5) が前 記マニュアルトランスミッション (2 0) の変速を許可しているときに、前記エンジン (2) の出力の変更を 指令する構成であり、

前記変速実行部 (6 2) は、前記変速指令を受け、且つ前記変速許可部 ( 6 5) が前記マニュ アルトランスミッション (2 0) の変速を言午可しているときに、前言己マニュアルトランスミッション (2 0) の 変速を行う構成である

請求項 1〜請求項 3のいずれか一項に記載の変速システム (5 0) 。

【請求項 5】

前記変速許可部 (6 5) は、前記モ-タサイクル ( 1) のパンク角が閾値よりも浅い状態のとき、前 記マニュアルトランスミッション (2 0) の変速を許可する構成である

請求項 4に記載の変速システム (5 0) 。

【請求項 6】 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 前記モータサイクル ( 1) には、アンチ□ツクプレーキシステム ( 1 5) が搭載されており、

前記変速許可咅5 (6 5) は、前記アンチ□ックプレーキシステム ( 1 5) が作動していないとき、前記 マニュアルトランスミッション (2 0) の変速を許可する構成である

請求項 4又は請求項 5に記載の変速システム (5 0) 。

【請求項 7】

前言己モータサイクル ( 1) には、 トラクションコントロールシステム ( 1 6) が搭載されており、 前記変速許可咅5 (6 5) は、前記トラクションコントロールシステム ( 1 6) が作動していないとき、前 記マニュアルトランスミッション (2 0) の変速を許可する構成である

請求項 4〜請求項 6のいずれか一項に記載の変速システム (5 0) 。

【請求項 8】

前記変速許可部 (6 5) は、前記マニュアルトランスミッション (2 0) の変速後に前記エンジン ( 2) の回転数が規定の範囲内となる条件のとき、前記マニュアルトランスミッション (2 0) の変速を許 可する構成である

請求項 4〜請求項 7のいずれか一項に記載の変速システム (5 0) 。

【請求項 9】

前記制御装置 (6 0) は、前記モ-夕 (5 1) が故障しているか否かを判定するモ-夕故障判定部 (6 6) を備ぇ、

前記変速許可部 (6 5) は、前記モ-夕 (5 1) が故障していないと前記モ-夕故障判定部 (6 6) が半 定しているとき、前記マニュアルトランスミッション (2 0) の変速を許可する構成である 請求項 4〜請求項 8のいずれか一項に記載の変速システム (5 0) 。

【請求項 1 〇】

シフトドラム (2 8) の回転によって変速する常時卩歯合式のマニュアルトランスミッション (2 0) を有す るモータサイクル ( 1) に搭載される変速システム (5 0) の芾 I】御方法であって、

前記変速システム (5 0) が、モータ (5 1) と、該モータ (5 1) と前記シフトドラム (2 8) とを 連結する連結機構 (5 2) と、制御装置 (6 0) と、を備え、 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 前記制御装置 (6 0) のエンジン出力指令部 (6 1) が、前記マニュアルトランスミッション (2 0

) を変速させる変速指令を受けたときに、前記マニュアルトランスミッション (2 0) のドッグ (2 4 3) に かかる負荷が低減するように、前記モータサイクル (1) のエンジン (2) の出力の変更を指令するエンジ ン出力指令ステップと、

前記制御装置 (6 0) の変速実行部 (6 2) が、前記変速指令を受けたときに、前記モ-夕 (5 1) を馬区動させて前記連結機構 (5 2) を介して前記シフトドラム (2 8) を回転させ、前記マニュア ルトランスミッション (2 0) の変速を行う変速実行ステップと、

を備える

変速システム (5 0) の制御方法。

Description:
\¥02020/234710 ?€1/162020/054608

【書類名】明細書

【発明の名称】変速システム及び変速システ ムの制御方法

【技術分野】

[ 0 0 0 1 ]

本発明は、 常時卩歯合式のマニュアルトランスミッショ ンを有するモータサイクルに搭載される変速 システム、 及び該変速システムの制御方法に関する。

【背景技術】

[0002]

従来、 常時卩歯合式のマニュアルトランスミッショ ンを有するモータサイクル (自動二輪車又は自動三輪 車) が知られている。常時卩歯合式のマニュアル トランスミッションは、該マニュアルトラン スミッションのシフトド ラムを回転させることによって変速する (変速段が切り替わる) 構成となっている。例えば、シフトドラムを 回転させることにより、常時卩歯合式のマニ ュアルトランスミッションは 2速から 3速に切り替わる。

[ 0 0 0 3 ]

通常、 常時卩歯合式のマニュアルトランスミッショ ンを有するモータサイクルにおいて変速を行 う場合、ライダ -は、まず、クラッチを切断するクラッチ操 を行 1 い、エンジンからマニュアルトランスミ ッションのメインシャフトへ の動力の伝達を停止する。その後、ライダー は、シフトペダルを操作してシフトドラムを 回転させ、マニュアルト ランスミッションの変速を行う。このため、 ライダーにとっては、常時卩歯合式のマニュ アルトランスミッションを有す るモータサイクルにおいて変速を行う操作は 、 頁雑なものとなる。

[ 0 0 0 4 ]

そこで、常時卩歯合式のマニュアルトランス ミッションを有する従来のモータサイクルに は、所謂クイックシフタ を備え、クラッチを切断していない状態でシ フトペダルを操作してもマニュアルトランス ミッションの変速を行う ことができるモ-タサイクルが提案されてい (例えば、特許文献 1参照) 。常時嚙合式のマニュアルトラ ンスミッション及びクイツクシフタを備えた 従来のモータサイクルは、変速時のクラツチ 操作が不要となり、変 速操作の煩雑さを抑制できる。

【先行技術文献】 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608

【特許文献】

[ 0 0 0 5 ]

【特許文献 1】特開平 4 - 2 7 7 2 1号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

[ 0 0 0 6 ]

常時卩歯合式のマニュアルトランスミッショ ン及びクイックシフタを備えた従来のモータ サイクルでは、ライダー によってシフトペダルに入力された力がリン ク機構等を介してシフトドラムに伝わり、 当該力によってシフトドラ ムが回転することによって、マニュアルトラ ンスミッションの変速が行われる。すなわち 、常時卩歯合式のマニュア ルトランスミッション及びクイックシフタを 備えた従来のモータサイクルでは、ライダー が付与する力によってシフト ドラムが回転し、マニュアルトランスミッシ ョンの変速が行われる。このため、常時卩歯 合式のマニュアルトランス ミッション及びクイックシフタを備えた従来 のモータサイクルは、変速が終了する前にラ イダーからシフトドラムへ の力の付与が停止した場合、人為的な変速ミ スが発生するという課題があった。

[ 0 0 0 7 ]

本発明は、上述の課題を背景としてなされた ものであり、常時卩歯合式のマニュアルトラ ンスミッションを有 するモータサイクルに搭載される変速システ ムであって、変速操作の煩、雑さを抑芾 I〗でき、人為的な変速ミス も抑制することができる変速システムを得る ことを第 1の目的とする。また、本発明は、常時卩歯 式のマニ ュアルトランスミッションを有するモータサ イクルに搭載される変速システムの芾 I〗御方法であって、変速操作の 煩雑さを抑芾 1 】でき、人為的な変速ミスも抑芾 I】することができる変速システムの芾 I】御方法を得ることを第 2 の目的とする。

【課題を解決するための手段】

[ 0 0 0 8 ]

本発明に係る変速システムは、シフトドラム の回転によって変速する常時卩歯合式のマニ ュアルトランスミッ ションを有するモータサイクルに搭載される 変速システムであって、モータと、該モータ と前記シフトドラムとを連 結する連結機構と、制御装置と、を備え、前 記制御装置は、前記マニュアルトランスミッ ションを変速させ \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 る変速指令を受けたときに、前記マニュアル トランスミッションのドッグにかかる負荷が 低減するように、前記 モータサイクルのエンジンの出力の変更を指 令するエンジン出力指令咅5と、前記変速指 を受けたときに、 前記モータを馬区動させて前記連結機構を介 して前記シフトドラムを回転させ、前記マニ ュアルトランスミッシ ョンの変速を行う変速実行咅5と、を備えて る。

[ 0 0 0 9 ]

また、本発明に係る変速システムの芾 I〗御方法は、シフトドラムの回転によって 速する常時卩歯合式のマ ニュアルトランスミッションを有するモータ サイクルに搭載される変速システムの芾 I】御方法であって、前記変速 システムが、モータと、該モータと前記シフ トドラムとを連結する連結機構と、制御装置 と、を備え、前記制 御装置のエンジン出力指令咅5が、前記マニ アルトランスミッションを変速させる変速 令を受けたときに、 前記マニュアルトランスミッションのドッグ にかかる負荷が低減するように、前記モータ サイクルのエンジンの出 力の変更を指令するエンジン出力指令ステッ プと、前記制御装置の変速実行部が、前記変 速指令を 受けたときに、前記モータを馬区動させて前 記連結機構を介して前記シフトドラムを回転 させ、前記マニュア ルトランスミッションの変速を行う変速実行 ステップと、を備えている。

【発明の効果】

[ 0 0 1 0 ]

本発明は、マニュアルトランスミッションを 変速させる変速指令を受けた際、マニュアル トランスミッションの ドッグにかかる負荷が低減するように、モー タサイクルのエンジンの出力の変更を指令す る。このため、本発 明をモータサイクルに採用することにより、 変速時のクラッチ操作が不要となり、変速操 作の煩、雑さを抑制 できる。また、本発明は、マニュアルトラン スミッションを変速させる変速指令を受けた 際、モータの動力によ って、マニュアルトランスミッションの変速 を行う。このため、本発明をモータサイクル に採用することにより、人 為的な変速ミスを抑芾 I】することもできる。

【図面の簡単な説明】

[ 0 0 1 1 ]

【図 1】本発明の実施の形態に係る変速システム 搭載されたモータサイクルを示す図である

【図 2】本発明の実施の形態に係る変速システム 搭載されたモータサイクルのマニュアルト ンスミッ \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 ション周辺の構成を説明するための図である 。

【図 3】本発明の実施の形態に係る変速システム 搭載されたモータサイクルのシステム構成 説明 するための図である。

【図 4】本発明の実施の形態に係るマニュアルト ンスミッションの変速時の動作を説明する めの図 である。

【図 5】本発明の実施の形態に係るマニュアルト ンスミッションの変速時の動作を説明する めの図 である。

【図 6】本発明の実施の形態に係るマニュアルト ンスミッションの変速時の動作を説明する めの図 である。

【図 7】本発明の実施の形態に係るマニュアルト ンスミッションの変速時の動作を説明する めの図 である。

【図 8】本発明の実施の形態に係る変速システム 制御フロ-の一例を示す図である。

【発明を実施するための形態】

[ 0 0 1 2 ]

以下に、本発明に係る変速システム及び変速 システムの制御方法について、 図面を用いて説明する。

[ 0 0 1 3 ]

なお、 「モ -タサイクル」との用語は、ライダ-が跨って 乗する鞍乗型車両のうちの自動二輪車又は 動三車侖車を意味する。モータサイクルには 、エンジンを谁進源とする自動二車侖車又は 自動三車侖車、モータ を谁進源とする自動二輪車又は自動三輪車等 が含まれ、例えば、才ートパイ、スクーター 、電動スク _夕_ 等が含まれる。また、以下では、モータサイ クルが自動二輪車である場合を説明している が、モータサイクル が自動三輪車であってもよい。

[ 0 0 1 4 ]

また、以下で説明する構成及び動作等は一例 であり、本発明に係る変速システム及び変速 システムの 制御方法は、そのような構成及び動作等であ る場合に限定されない。また、以下では、同 一の又は類似 する説明を適宜簡略化又は省略している。ま た、各図において、 同一の又は類似する部材又は部分につ \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 いては、符号を付すことを省略しているか、 又は、同一の符号を付している。また、細か い構造については、 適宜図示を簡略化又は省略している。

[ 0 0 1 5 ]

実施の形態.

以下に、実施の形態に係る変速システムを説 明する。

[ 0 0 1 6 ]

<変速システムの構成>

図 1は、本発明の実施の形態に係る変速システ が搭載されたモータサイクルを示す図であ 。図 2は 、本発明の実施の形態に係る変速システムが 搭載されたモータサイクルのマニュアルトラ ンスミッション周辺 の構成を説明するための図である。また、図 3は、本発明の実施の形態に係る変速システ が搭載された モータサイクルのシステム構成を説明するた めの図である。

[ 0 0 1 7 ]

本実施の形態に係るモータサイクル 1は、谁進源としてエンジン 2を備えている。また、モータサイクル 1 は、マニュアルトランスミッション 2 0、及び、エンジン 2とマニュアルトランスミッション 2 0との間を接続又は 切断するクラッチ 3を備えている。そして、クラッチ 3が切断されている状態においては、エンジ 2の動力は 、マニュアルトランスミッション 2 0に伝達されない。また、クラッチ 3が接続されている 4犬態においては、エンジ ン 2の動力は、マニュアルトランスミッション 2 0に伝達される。モータサイクル 1は、後輪 6が駆動輪となっ ており、前車侖 5が非,駆動車侖となっている。このため、 ンジン 2の動力は、クラッチ 3、マニュアルトランスミッ ション 2 0、及びマニュアルトランスミッション 2 0と後輪 6とを接続する図示せぬ伝達手段等を介して 後輪 6に伝達される。

[ 0 0 1 8 ]

また、本実施の形態に係るモータサイクル 1は、ライダーが要求するエンジン 2の出力を入力する手段と して、スロットルグリップ 4を有している。また、モータサイクル 1は、スロットルグリップ 4の操作量に応じてエン ジン 2の出力を制御する制御装置 9を備えている。具体的には、運転手によっ 回転させられたスロット ルグリップ 4の基準位置からの回転量が大きくなるほど 制御装置 9は、エンジン 2の回転数を高くする \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608

[ 0 0 1 9 ]

例えば、芾 I】御装置 9の一咅5又は全ては、マイコン、マイク□プ セッサユニット等で構成されている。また 例えば、制御装置 9の一部又は全ては、ファ-ムウ Iア等の更新可能なもので構成されてもよく 0 II 等からの指令によって実行されるプログラム モジュール等であってもよい。芾 I】御装置 9は、例えば、 1つであっ てもよく、また、複数に分かれていてもよい 。芾 I】御装置 9は、モータサイクル 1の芾 I】動装置 1 0の芾 I】動力も 制御する。制動装置 1 0は、公知のモ-タサイクルが有する制動装置 同様の構成である。すなわち、制 御装置 9は、ブレ-キ入力部の操作量に応じた制動力 、前輪 5及び後輪 6のうちの少なくとも一方に 生じさせる。ブレーキ入力部とは、例えば、 ブレーキレパー及びブレーキペダル等である 。

[ 0 0 2 0 ]

本実施の形態に係るマニュアルトランスミッ ション 2 0は、シフトドラム 2 8の回転によって変速する常時 口歯合式のマニュアルトランスミッションで ある。このマニュアルトランスミッション 2 0は、メインシャフト 2 1、 ドラ イブシャフト 2 2、複数のギヤ、複数のシフトフォーク 2 6、及びシフトドラム 2 8を備えている。

[ 0 0 2 1 ]

メインシャフト 2 1は、クラッチ 3と連結している。このため、クラッチ 3が接続されている 4犬声 においては、 エンジン 2の動力がメインシャフト 2 1に伝達され、メインシャフト 2 1が回転する。また、クラッチ 3が切断 されている 4犬態においては、エンジン 2の動力がメインシャフト 2 1に伝達されなくなり、メインシャフト 2 1の 回転数が徐々に低下していく。 ドライブシャフト 2 2は、メインシャフト 2 1に略平行に酉己置されている。

[ 0 0 2 2 ]

メインシャフト 2 1には複数のギヤが設けられており、 ドライブシャフト 2 2にも複数のギヤが設けられてい る。そして、メインシャフト 2 1に設けられたギヤと、 ドライブシャフト 2 2に設けられたギヤとは、喃み合ってい る。また、互いに嚙み合うギヤのうちの一方 はシャフトと共に回転する構成となっており 、互いに嚙み合うギ ヤのうちの他方はシャフトに対して回転自在 な構成となっている。例えば、メインシャフ ト 2 1に設けられたギ ヤがメインシャフト 2 1と共に回転する構成となっている場合、 ドライブシャフト 2 2に設けられたギヤは、 ドラ イブシャフト 2 2に対して回転自在な構成となっている。 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608

[ 0 0 2 3 ]

また、シャフトと共に回転する構成の複数の ギヤのうちの一咅5は、例えばセレーション 造でシャフトに設 けられており、シャフトの軸方向に移動自在 な構成となっている。以下では、シャフトに 対して回転自在な 構成となっているギヤを、ギヤ 2 3と称する。また、シャフトと共に回転し、 つシャフトの軸方向に移動自 在な構成となっているギヤを、スライドギヤ 2 4と称する。また、シャフトに対して回転自 なギヤ 2 3とシャ フトの軸方向に対向するギヤの 1つは、シャフトと共に回転し、且つシャフ の軸方向に移動自在なスライ ドギヤ 2 4となっている。スライドギヤ 2 4には、ギヤ 2 3側に突出する凸部であるドッグ 2 4 3が形成され ている。また、ギヤ 2 3には、スライドギヤ 2 4をシャフトの軸方向に移動させた際にドッ 2 4 3が挿入さ れる凹部 2 3 3が形成されている。

[ 0 0 2 4 ]

シフトフオーク 2 6のそれぞれは、メインシャフト 2 1及びドライブシャフト 2 2の軸方向に移動自在となっ ている。そして、シフトフオーク 2 6のそれぞれは、異なるスライドギヤ 2 4と接続されている。また、シフトフオー 夕 2 6のそれぞれは、凸部 2 7が形成されている。各凸部 2 7は、シフトドラム 2 8の外周面に形成され た溝咅5 2 9に挿入されている。シフトドラム 2 8は、メインシャフト 2 1及びドライブシャフト 2 2の軸方向に 延びる略円筒形状をしている。シフトドラム 2 8が回転することにより、シフトフオーク 2 6のそれぞれは、凸 咅^ 2 7が溝咅5 2 9の側壁に押されて、メインシャフト 2 1及びドライブシャフト 2 2の軸方向に移動する。 また、スライドギヤ 2 4のそれぞれも、接続されているシフトフオ ク 2 6と共に、メインシャフト 2 1及びドライ ブシャフト 2 2の軸方向に移動する。

[ 0 0 2 5 ]

シフトドラム 2 8の回転角度により、マニュアルトランスミ ション 2 0は、いずれのスライドギヤ 2 4のドッ グ 2 4 3もギヤ 2 3の凹部 2 3 3に挿入されていない状態、あるいは、いず かのスライドギヤ 2 4のドッ グ 2 4 3がギヤ 2 3の凹部 2 3 3に挿入されている状態となる。いずれのス イドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3もギヤ 2 3の凹咅5 2 3 3に挿入されていない状態では、メインシャ ト 2 1の動力がドライブシャフト 2 2に伝達されないニュートラル状態となる。 ずれかのスライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3がギヤ 2 3の凹部 2

3 3に挿入されている状態では、 ドッグ 2 4 3が凹部 2 3 3に挿入されているギヤ 2 3は、凹部 2 3 3 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 に挿入されているドッグ 2 4 3が形成されているスライドギヤ 2 4によってシャフトに対して固定され、シャ ト と共に回転する。

[ 0 0 2 6 ]

このため、いずれかのスライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 aがギヤ 2 3の凹部 2 3 aに挿入されている状態で は、メインシャフト 2 1の動力がドライブシャフト 2 2に伝達され、 ドライブシャフト 2 2が回転することとなる 。なお、 ドライブシャフト 2 2の動力は、伝達手段等を介して、後輪 6に伝達される。本実施の形態では、 伝達手段は、 ドライブシャフト 2 2に取り付けられたドライブスプ□ケット 2 5、後輪 6に取り付けられた図 示せぬドリブンスプ□ケット、及び、該ドリ ブンスプ□ケットとドライブスプ□ケット 2 5とを接続する図示せぬチ ェーンを備えている。

[ 0 0 2 7 ]

ドライブシャフト 2 2が回転する際、 ドライブシャフト 2 2は、 ドッグ 2 4 aが凹咅 P 2 3 aに挿入されてい るギヤ 2 3と該ギヤ 2 3に喃み合うギヤとの歯数比にメインシャフ 2 1の回転数が減少又は増大した回 転数となる。このため、 ドッグ 2 4 aが凹咅 P 2 3 aに挿入されているギヤ 2 3によって、 ドライブシャフト 2 2 の回転数が異なってくる。すなわち、シフト ドラム 2 8が回転することにより、 ドッグ 2 4 aが凹部 2 3 aに 挿入されているギヤ 2 3が変更され、マニュアルトランスミッショ 2 0が変速する。例えば、シフトドラム 2 8が一方向に回転していくにつれて、マニュ ルトランスミッション 2 0は、変速段を、 1速、ニュートラル、 2 速、 3速、 4速、 5速及び 6速の順、に変速する。また例えば、シフト ラム 2 8が上記一方向とは逆方 向に回転していくにつれて、マニュアルトラ ンスミッション 2 0は、変速段を、 6速、 5速、 4速、 3速、 2 速、ニュートラル及び 1速の順に変速する。

[ 0 0 2 8 ]

シフトドラム 2 8には、公知のリンク機構 8を介して、シフトペダル 7が接続されている。シフトペダル 7を 操作することにより、シフトペダル 7に入力された力がリンク機構 8を介してシフトドラム 2 8に伝わり、シフ トドラム 2 8が回転する。これにより、マニュアルトラ スミッション 2 0が変速する。また、シフトドラム 2 8を 踏み込む場合と跳ね上げる場合とで、シフト ドラム 2 8の回転方向が逆となる。なお、本実施の形 では

、シフトドラム 2 8の近傍には、シフトドラム 2 8の角度位置を検出する角度位置検出装置 3 0が設け \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 られている。換言すると、角度位置検出装置 3 0は、シフトドラム 2 8の基準位置からの回転角度を検 出する。角度位置検出装置 3 0は、例えば、ポテンショメ-夕である。角度 置検出装置 3 0によってシ フトドラム 2 8の角度位置を検出することにより、マニュ ルトランスミッション 2 0がどの変速段になっている かを検出することができる。なお、角度位置 検出装置 3 0は、シフトドラム 2 8の角度位置を実質的に 換算可能な他の物理量を検出するものであっ てもよい。

[ 0 0 2 9 ]

通常、 常時卩歯合式のマニュアルトランスミッショ ンを有するモータサイクルにおいて変速を行 う場合、ライダ -は、まず、クラッチを切断するクラッチ操 を行 1 い、エンジンからマニュアルトランスミ ッションのメインシャフトへ の動力の伝達を停止する。その後、ライダー は、シフトペダルを操作してシフトドラムを 回転させ、マニュアルト ランスミッションの変速を行う。

[ 0 0 3 0 ]

本実施の形態に係るモータサイクル 1も、従来のモータサイクルと同様に、クラ チ 3を切断するクラッチ 操作を行った後にマニュアルトランスミッシ ョン 2 0の変速を行う走行モードで運転することが きる。詳しく は、モータサイクル 1は、ライダーによる走行モードの選択操作 受け付ける入力装置 1 1を備えている。入 力装置 1 1としては、例えば、 レパ-、ボタン又はタッチパネル等が用いら る。入力装置 1 1は、例えば 、ハンドルに設けられる。入力装置 1 1においてライダーに「ノーマル走行モード が選択されている場合、ライ ダーは、クラッチ 3を切断するクラッチ操作を行った後、シフ ペダル 7を操作して、マニュアルトランスミッショ ン 2 0の変速を行う。

【0 0 3 1】

クラッチを切断するクラッチ操作を行った後 にマニュアルトランスミッションの変速を行 うという変速操作は 、煩雑なものとなる。そこで、常時卩歯合式 のマニュアルトランスミッションを有する従 来のモータサイクルには、 所謂クイックシフタを備え、クラッチを切断 していない状態でシフトペダルを操作しても マニュアルトランスミッシ ョンの変速を行うことができるモータサイク ルが提案されている。

[ 0 0 3 2 ]

本実施の形態に係るモータサイクル 1も、クラッチ 3を切断するクラッチ操作を行わずにマニュ ルトランス \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 ミッション 2 0の変速を行う走行モードで運転することが きる。例えば、入力装置 1 1においてライダーに「 クイックシフト走行モード」が選択されてい る場合、ライダーは、クラッチ 3を切断するクラッチ操作を行なわず にシフトペダル 7を操作して、マニュアルトランスミッショ 2 0の変速を行 1 う。このクイックシフト走行 1 モードは 、モータサイクル 1に以下の変速システム 5 0が搭載されることにより、実現されている

[ 0 0 3 3 ]

変速システム 5 0は、モータ 5 1と、該モータ 5 1とシフトドラム 2 8とを連結する連結機構 5 2と、芾リ 御装置 6 0とを備えている。本実施の形態では、連結 構 5 2は、互いに嚙み合う第 1ギヤ 5 3及び 第 2ギヤ 5 4を備えている。第 1ギヤ 5 3は、モータ 5 1の出力軸に取り付けられている。第 2ギヤ 5 4 は、シフトドラム 2 8に取り付けられている。このため、モータ 5 1の出力軸が回転,駆動することにより、モ ク 5 1の動力は、第 1ギヤ 5 3及び第 2ギヤ 5 4を介して、シフトドラム 2 8に伝達される。したがって、 シフトドラム 2 8が回転可能な状態においては、モータ 5 1を駆動させることにより、換言するとモー 5 1 の出力軸が回転することにより、シフトドラ ム 2 8も回転することとなる。なお、モータ 5 1の動力をシフトドラ ム 2 8に伝達できれば、連結機構 5 2の構成は、上記の構成に限定されない。例 ば、モ-夕 5 1の出 力軸に取り付けられたスプ□ケット、シフト ドラム 2 8に取り付けられたスプ□ケット、及び、両 プ□ケットを 接続するチェーンで、連結機構 5 2を構成してもよい。また例えば、モータ 5 1の出力軸に取り付けられた プーリ、シフトドラム 2 8に取り付けられたプーリ、及び、両プーリ 接続するベルトで、連結機構 5 2を構成 してちよい。

[ 0 0 3 4 ]

制御装置 6 0の一部又は全ては、ファ-ムウ Iア等の更新可能なもので構成されてもよく 0 II等か らの指令によって実行されるプログラムモジ ュール等であってもよい。芾 I】御装置 6 0は、例えば、 1つであって もよく、また、複数に分かれていてもよい。 また、制御装置 6 0と上述した制御装置 9とが一体で形成さ れていてもよい。

[ 0 0 3 5 ]

芾 I】御装置 6 0は、少なくとも、エンジン出力指令咅 5 6 1と、変速実行咅 5 6 2とを備えている。エンジン 出力指令咅5 6 1は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受けたときに、マ ュアルトラ \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 ンスミッション 2 0のドッグ 2 4 3にかかる負荷が低減するように、制御装置 9にエンジン 2の出力の変更 を指令する。変速実行咅5 6 2は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受けたときに、 モータ 5 1を,駆動させて連結機構 5 2を介してシフトドラム 2 8を回転させ、マニュアルトランスミッショ 2 0の変速を行う。

[ 0 0 3 6 ]

本実施の形態では、エンジン出力指令部 6 1及び変速実行部 6 2は、次のように、マニュアルトランス ミッション 2 0を変速させる変速指令を受ける構成となっ いる。図 2に示すように、シフトペダル 7とシフト ドラム 2 8とを接続するリンク機構 8には、従来のクイックシフタに用いられて る公知の操作検出装置 1 4が設けられている。操作検出装置 1 4は、シフトペダル 7が操作されたことを検出する装置である。 本実施の形態では、シフトペダル 7が操作されたときに、操作検出装置 1 4から信号が出力される。エン ジン出力指令部 6 1及び変速実行部 6 2は当該信号を、マニュアルトランスミッシ ン 2 0を変速させる 変速指令として受信する。

[ 0 0 3 7 ]

図 4〜図 7は、本発明の実施の形態に係るマニュアル ランスミッションの変速時の動作を説明す た めの図である。これらの図 4〜図 7は、ギヤ 2 3の凹部 2 3 3及びスライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3近傍 を拡大して示した断面図である。なお、図 4〜図 7に示す実線矢印は、図示されているギヤ 2 3及びスラ イドギヤ 2 4が設けられているシャフト (メインシャフト 2 1又はドライブシャフト 2 2) の回転方向を示して いる。

[ 0 0 3 8 ]

モータサイクル 1が加速している状態においては、スライド ヤ 2 4と、該スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3 が凹部 2 3 3に挿入されているギヤ 2 3とは、図 4に示す状態となる。詳しくは、モータサイ ル 1が加速 している 4犬態においては、シャフトに回転自在に設 られているギヤ 2 3は、シャフトと共に回転するスライド ギヤ 2 4のドッグ 2 4 3によって、シャフトの回転方向に引っ張ら ている状態となる。具体的には、スライ ドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3におけるシャフトの回転方向の前側の端部 、ギヤ 2 3の凹部 2 3 3における シャフトの回転方向の前側の端咅5を押圧す 状態となる。ここで、 ドッグ 2 4 3は、根元から先端に向かつ \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 て、シャフトの回転方向の幅が大きくなって いる。また、凹部 2 3 3は、開口部から底に向かって、シャフト の回転方向の幅が大きくなっている。このた め、図 4に示す状態では、 ドッグ 2 4 3は、凹部 2 3 3から 抜けない。すなわち、シフトドラム 2 8が回転できない 4犬態となっている。

[ 0 0 3 9 ]

図 4の状態からエンジン 2の出力を低下させると、モータサイクル 1が減速していき、シャフトの回転数が 低下していく。これにより、スライドギヤ 2 4と、該スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3が凹部 2 3 3に挿入さ れているギヤ 2 3とは、図 4に示す状態から図 5に示す状態となり、その後に図 6に示す状態となる。詳 しくは、シャフトの回転数が低下していくと 、シャフトと共に回転するスライドギヤ 2 4の回転数も低下する。 これに対して、シャフトに回転自在に設けら れているギヤ 2 3の回転数は、慣性力によって回転しようと 、 スライドギヤ 2 4ほど低下しない。このため、図 5に示すように、スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3は、凹部 2 3 3におけるシャフトの回転方向の前側の端部 ら離れ始める。すなわち、図 4の状態からエンジン 2の 出力を低下させると、 ドッグ 2 4 3にかかる負荷が低減する。

[ 0 0 4 0 ]

シャフトの回転数が低下していくと、シャフ トと共に回転するスライドギヤ 2 4の回転数と、シャフトに回 転自在に設けられているギヤ 2 3の回転数との差がさらに大きくなる。この め、図 6に示すように、シャフ 卜に回転自在に設けられているギヤ 2 3は、シャフトと共に回転するスライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3 によっ て、シャフトの回転方向とは反対方向に引っ 張られている状態となる。具体的には、スラ イドギヤ 2 4のド ッグ 2 4 3におけるシャフトの回転方向の後ろ側の端 5が、ギヤ 2 3の凹部 2 3 3におけるシャフトの回 転方向の後ろ側の端部を押圧する状態となる 。このため、図 6に示す状態では、 ドッグ 2 4 3は、凹部 2 3 3から抜けない。すなわち、シフトドラム 2 8が回転できない状態となっている。

[ 0 0 4 1 ]

このため、クラッチ 3を切断するクラッチ操作を行なわずにマニ アルトランスミッション 2 0の変速を行う ±易合、モータサイクル 1が加速している状態においては、エンジン 力指令咅5 6 1は、マニュアルトランスミッ シヨン 2 0を変速させる変速指令を受けたときに、エ ジン 2の出力を低下させるように、芾 I】御装置 9に 指令する。そして、制御装置 9は、エンジン 2の出力を低下させる。制御装置 9は、例えば、点火時期 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 の遅延及び燃料カットのうちの少なくとも 1つを行うことにより、エンジン 2の出力を低下させる。

[ 0 0 4 2 ]

また、変速実行咅5 6 2は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受けたときに、モ ク 5 1が駆動するように該モータ 5 1に通電し、連結機構 5 2を介してシフトドラム 2 8を回転させようと する。上述のように、モータサイクル 1が加速している状態において、エンジン 2の出力を低下させると、スラ イドギヤ 2 4と、該スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3が凹部 2 3 3に挿入されているギヤ 2 3とは、図 4に 示す状態から図 5に示す状態となる。この状態になると、 ドッグ 2 4 3を凹部 2 3 3から抜くことができる 状態となる。このため、この状態になると、 モータ 5 1が駆動することができるようになり、シフ ドラム 2 8が 回転する。したがって、図 7に白抜き矢印で示すように、スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3が凹部 2 3 3か ら抜ける。そして、シフトドラム 2 8がさらに回転すると、 ドッグ 2 4 3が抜けたスライドギヤ 2 4とは異なるス ライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3が、ギヤ 2 3の凹部 2 3 3に挿入される。このように、クラッチ 3を切断する クラッチ操作を行なわずに、マニュアルトラ ンスミッション 2 0の変速が行われる。

[ 0 0 4 3 ]

一方、モータサイクル 1が減速している状態においては、所謂エン ンブレーキがかかった状態となり、スラ イドギヤ 2 4と、該スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3が凹部 2 3 3に挿入されているギヤ 2 3とは、図 6に 示す状態となる。詳しくは、モータサイクル 1が減速している状態においては、シャフト 回転自在に設けら れているギヤ 2 3は、シャフトと共に回転するスライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3によって、シャフトの回転方向 とは反対方向に引っ張られている状態となる 。具体的には、スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3におけるシャフ 卜の回転方向の後ろ側の端部が、ギヤ 2 3の凹部 2 3 8 におけるシャフトの回転方向の後ろ側の 端咅 を 押圧する状態となる。このため、図 6に示す状態では、 ドッグ 2 4 3は、凹部 2 3 3から抜けない。すなわ ち、シフトドラム 2 8が回転できない状態となっている。

[ 0 0 4 4 ]

図 6の状態からエンジン 2の出力を増カロさせると、シャフトの回転 が上昇していく。これにより、スライド ギヤ 2 4と、該スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3が凹部 2 3 3に挿入されているギヤ 2 3とは、図 6に示す 状態から図 5に示す状態となる。そして、その後に図 4に示す状態となり、モータサイクル 1が加速していく \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608

。詳しくは、シャフトの回転数が上昇して いくと、シャフトと共に回転するスライドギ ヤ 2 4の回転数も上昇 する。これに対して、シャフトに回転自在に 設けられているギヤ 2 3の回転数は上昇しない。このため、図 5 に示すように、スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3は、凹部 2 3 3におけるシャフトの回転方向の後ろ側の端 部から離れ始める。すなわち、図 6の状態からエンジン 2の出力を増加させると、 ドッグ 2 4 3 にかかる負 荷が低減する。

[ 0 0 4 5 ]

シャフトの回転数が上昇していくと、シャフ トと共に回転するスライドギヤ 2 4の回転数と、シャフトに回 転自在に設けられているギヤ 2 3の回転数との差がさらに大きくなる。この め、図 4に示すように、シャフ 卜に回転自在に設けられているギヤ 2 3は、シャフトと共に回転するスライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3 によっ て、シャフトの回転方向に引っ張られている 状態となる。具体的には、スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3にお けるシャフトの回転方向の前側の端部が、ギ ヤ 2 3の凹部 2 3 3におけるシャフトの回転方向の前側の 端咅5を押圧する状態となる。このため、図 4に示す状態では、 ドッグ 2 4 3は、凹部 2 3 3から抜けない 。すなわち、シフトドラム 2 8が回転できない 4犬態となっている。

[ 0 0 4 6 ]

このため、クラッチ 3を切断するクラッチ操作を行なわずにマニ アルトランスミッション 2 0の変速を行う ±易合、モータサイクル 1が減速している状態においては、エンジン 力指令咅5 6 1は、マニュアルトランスミッ ション 2 0を変速させる変速指令を受けたときに、エ ジン 2の出力を増カロさせるように、芾 I】御装置 9に 指令する。そして、制御装置 9は、エンジン 2の出力を増加させる。制御装置 9は、例えば、変速指令を 受ける前よりもスロットル開度を大きくする ことにより、エンジン 2の出力を増カロさせる。

[ 0 0 4 7 ]

また、変速実行咅5 6 2は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受けたときに、モ ク 5 1が駆動するように該モータ 5 1に通電し、連結機構 5 2を介してシフトドラム 2 8を回転させようと する。上述のように、モータサイクル 1が減速している 4犬態において、エンジン 2の出力を増カロさせると、スラ イドギヤ 2 4と、該スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3が凹部 2 3 3に挿入されているギヤ 2 3とは、図 6に 示す状態から図 5に示す状態となる。この状態になると、 ドッグ 2 4 3を凹部 2 3 3から抜くことができる \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 状態となる。このため、この状態になると、 モータ 5 1が駆動することができるようになり、シフ ドラム 2 8が 回転する。したがって、図 7に白抜き矢印で示すように、スライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3が凹部 2 3 3か ら抜ける。そして、シフトドラム 2 8がさらに回転すると、 ドッグ 2 4 3が抜けたスライドギヤ 2 4とは異なるス ライドギヤ 2 4のドッグ 2 4 3が、ギヤ 2 3の凹部 2 3 3に挿入される。このように、クラッチ 3を切断する クラッチ操作を行なわずに、マニュアルトラ ンスミッション 2 0の変速が行われる。

[ 0 0 4 8 ]

ここで、常時卩歯合式のマニュアルトランス ミッション及びクイックシフタを備えた従来 のモータサイクルでは、ラ イダーによってシフトペダルに入力された力 がリンク機構等を介してシフトドラムに伝わ り、 当該力によってシフ トドラムが回転することによって、マニュア ルトランスミッションの変速が行われる。す なわち、常時卩歯合式のマ ニュアルトランスミッション及びクイックシ フタを備えた従来のモータサイクルでは、ラ イダーが付与する力によって シフトドラムが回転し、マニュアルトランス ミッションの変速が行われる。このため、常 時卩歯合式のマニュアルト ランスミッション及びクイックシフタを備え た従来のモータサイクルは、変速が終了する 前にライダーからシフトド ラムへの力の付与が停止した場合、人為的な 変速ミスが発生してしまう。

[ 0 0 4 9 ]

一方、本実施の形態に係る変速システム 5 0は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指 令を受けた際、マニュアルトランスミッショ ン 2 0のドッグ 2 4 3にかかる負荷が低減するように、モータサ ク ル 1のエンジン 2の出力の変更を指令する。このため、本実 の形態に係る変速システム 5 0をモータサイ クル 1に搭載することにより、変速時のクラッチ 作が不要となり、変速操作の煩雑さを抑制 きる。また 、本実施の形態に係る変速システム 5 0は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受 けた際、モータ 5 1の動力によって、マニュアルトランスミッ ョン 2 0の変速を行う。このため、本実施の形 態に係る変速システム 5 0をモータサイクル 1に搭載することにより、人為的な変速ミス 抑芾 I】することもで 含る。

[ 0 0 5 0 ]

なお、エンジン出力指令部 6 1及び変速実行部 6 2へ変速指令を出力する構成は、上述の構成 限定されない。例えば、八ンドルにパドルシ フトを設け、パドルシフトからエンジン出力 指令部 6 1及び変速 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 実行部 6 2へ変速指令を出力してもよい。また例えば 本実施の形態に係る制御装置 6 0は、モ -タサ イクル 1にクルーズコント□—ル動作を実行させる とができる。制御装置 6 0がモータサイクル 1にクルーズコ ントロ-ル動作を実行させている場合、例え 以下のように、エンジン出力指令部 6 1及び変速実行部 6 2へ変速指令を出力してもよい。

[ 0 0 5 1 ]

図 3に示すように、制御装置 6 0は、クル-ズコント□-ル動作実行部 6 3を備えている。入力装置 1 1においてライダーに「クルーズコントロー 走行モード」が選択されている場合、クル ズコントロール動作実行 咅5 6 3は、モータサイクル 1にクルーズコントロール動作を実行させる 詳しくは、入力装置 1 1においてライ ダ-に「クル-ズコントロ-ル走行モ-ド」が選 されている場合、クル-ズコントロ-ル動作実 行部 6 3は、モ -タサイクル 1の速度が設定速度となるように、制御装置 9へエンジン 2の出力及び制動装置 1 0の制 動力を指令する。そして、制御装置 9は、モータサイクル 1の速度が設定速度となるように、エンジン 2の 出力及び制動装置 1 0の制動力を制御する。

[ 0 0 5 2 ]

モータサイクル 1の速度を設定速度に芾 I】御する場合、モータサイクル 1の速度が設定速度よりも遅い状 態においては、モータサイクル 1をカロ速させていき、モータサイクル 1の速度を上昇させていくこととなる。この 際、モータサイクル 1の速度によって、好適な変速段が異なる。 た、モータサイクル 1が設定速度で走行 している場合でも、路面の勾配が変化した場 合、好適な変速段が異なってくる。このため 、入力装置 1 1 においてライダーに「クルーズコントロール 走行モード」が選択されている場合、すなわ ちクルーズコントロール動 作の実行中、クル-ズコント□-ル動作実行部 6 3は、マニュアルトランスミッション 2 0が好適な変速段と なるように、エンジン出力指令部 6 1及び変速実行部 6 2へ変速指令を出力する。すなわち、クル-ズ] ントロ-ル動作の実行中、クル-ズコントロ-ル 動作実行部 6 3が、マニュアルトランスミッション 2 0を変速 させる変速指令を行う。

[ 0 0 5 3 ]

また、図 1及び図 3に示すように、モータサイクル 1には、周囲環境検出装置 1 2が搭載されている。 そして、本実施の形態に係る制御装置 6 0は、周囲環境検出装置 1 2の出力に基づいて、クル-ズ] \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 ントロール動作として、アダプティブクルー ズコントロール動作を実行させることができ る。周囲環境検出装置

1 2は、少なくとも、モ-タサイクル 1から前走車までの距離を検出する。周囲環 検出装置 1 2は、モ -タサイクル 1から前走車までの距離に実質的に換算可能 他の物理量を検出するものであってもよい 周囲環境検出装置 1 2としては、例えば、モータサイクル 1の前方を撮像するカメラ及びモータサイク 1 から前方の対象物までの距離を検出可能なレ -ダ-が用いられる。

[ 0 0 5 4 ]

図 3に示すように、制御装置 6 0は、取得咅5 6 4を備えている。入力装置 1 1においてライダーに「ア ダブティブクルーズコントロール走行モード 」が選択されている場合、取得咅5 6 4は、モータサイクル 1の走行 中に、周囲環境検出装置 1 2の出力に基づいて、モ-タサイクル 1の周囲環境情報を取得する。本実 施の形態では、取得咅5 6 4は、モータサイクル 1の周囲環境情報として、少なくとも、モー サイクル 1から 前走車までの £巨離を取得する。そして、クルーズコント ール動作実行咅5 6 3は、取得咅5 6 4で取得され た周囲環境情報に基づいて、モータサイクル 1にアダプティブクルーズコントロール動作 実行させる。

[ 0 0 5 5 ]

詳しくは、入力装置 1 1においてライダーに「アダブティブクルー コントロール走行モード」が選択されてい る場合、クル-ズコント□-ル動作実行部 6 3は、前走車とモ-タサイクル 1との間の距離が設定距離より も近づかない条件においては、モータサイク ル 1の速度が設定速度となるように、芾 I】御装置 9へエンジン 2 の出力及び制動装置 1 0の制動力を指令する。また、クル-ズコント -ル動作実行部 6 3は、モ -タサ イクル 1が設定速度で走行すると前走車との距離が 定距離よりも近づく条件においては、モ -タサイク ル 1の速度が規定速度以下となり、前走車とモ- サイクル 1との間の距離が設定距離以上に保たれ るように、制御装置 9へエンジン 2の出力及び制動装置 1 0の制動力を指令する。そして、制御装置 9は、エンジン 2の出力がクル-ズコントロ-ル動作実行部 6 3から指令された出力となるように、エンジ 2の出力を制御する。また、制御装置 9は、制動装置 1 0の制動力がクル-ズコント□-ル動作実行部 6 3から指令された制動力となるように、制動 置 1 0の制動力を制御する。

[ 0 0 5 6 ]

アダプティブクルーズコントロール動作中に おいても、モータサイクル 1の速度、及び路面の勾酉己の変化等 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 によって、好適な変速段が異なってくる。こ のため、入力装置 1 1においてライダーに「アダブティブクルー コ ントロ-ル走行モ-ド」が選択されている場合 すなわちアダプティブクル-ズコントロ-ル 作の実行中、クル -ズコントロ-ル動作実行部 6 3は、マニュアルトランスミッション 2 0が好適な変速段となるように、エンジ ン出力指令部 6 1及び変速実行部 6 2へ変速指令を出力する。すなわち、アダプ ィブクル-ズコントロ -ル動作の実行中、クル-ズコントロ-ル動作実 行部 6 3が、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる 変速指令を行う。

[ 0 0 5 7 ]

クルーズコントロール動作の実行中にクルー ズコントロール動作実行咅 P 6 3がマニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を行うことにより、 自動で好適な変速段が選択されることとなる ので、クルーズ コント□—ル動作中におけるモータサイクル 1のカロ速及び減速がスムーズとなる。また クルーズコント□—ル動 作の実行中にクルーズコントロール動作実行 咅 P 6 3がマニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指 令を行うことにより、ライダーが変速を行う 場合と比べて素早く変速することができる。 このため、後輪 6へ 駆動力が伝達されない時間を削減でき、モー タサイクル 1を素早くカロ速させることができる。また クルーズ コントロ-ル動作の実行中にクル-ズコントロ- ル動作実行部 6 3がマニュアルトランスミッション 2 0を変速 させる変速指令を行うことにより、ライダー の変速動作が不要となり、ライダーの疲労を 軽減できる。

[ 0 0 5 8 ]

なお、これらの効果は、 トランスミッションとして D C T (Dual Clutch Tra nsmission) 又は A M T ( Automatic Manua l Transmission) を搭載したモータサイクルでも得られる。し かしながら、これらのトラ ンスミッションをモータサイクルに搭載する 場合、専用のクラッチ、及び該クラッチを作 動させる油圧システム 等、複雑な機構が必要となり、モ-タサイク が高価になってしまう。一方、本実施の形 に係る変速シス テム 5 0を搭載したモータサイクル 1では、構造物としては常時卩歯合式のマニ アルトランスミッション 2 0に モータ 5 1及び連結機構 5 2を追カロするだけでこれらの効果を得るこ ができる。すなわち、本実施の形 態に係る変速システム 5 0を搭載したモータサイクル 1では、安価にこれらの効果を得ることがで る。

[ 0 0 5 9 ]

ここで、モータサイクル 1を運転しているライダーの安全性の観点等 ら、マニュアルトランスミッション 2 0 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 を変速させる変速指令があった場合でも、マ ニュアルトランスミッション 2 0の変速を行わない方が好ましい

±易合がある。そこで、本実施の形態に係 芾 I】御装置 6 0は、マニュアルトランスミッション 2 0の変速を許 可する変速許可咅5 6 5を備えている。そして、エンジン出力指令 5 6 1は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受け、且つ変速許 咅5 6 5がマニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可 しているときに、マニュアルトランスミッシ ョン 2 0のドッグ 2 4 3にかかる負荷が低減するように、芾 I】御装置 9にエンジン 2の出力の変更を指令する構成となっている また、変速実行咅 5 6 2は、マニュアルトランスミ ッション 2 0を変速させる変速指令を受け、且つ変速許 咅 5 6 5がマニュアルトランスミッション 2 0の変 速を許可しているときに、マニュアルトラン スミッション 2 0の変速を行う構成となっている。例えば、 速許 可咅5 6 5は、以下のような場合、マニュアルトラン ミッション 2 0の変速を許可する。

[ 0 0 6 0 ]

図 1及び図 3に示すように、モータサイクル 1には、モータサイクル 1の走行状態を検出する走行状態 検出装置 1 3が搭載されている。走行状態検出装置 1 3は、慣性計測装置を備えている。慣性計測 装置は、 3軸のジャイ□センサ及び 3方向の加速度センサを備えており、モ-タサ クル 1の 3軸の加速度 と 3軸の角速度の検出結果を出力する。慣性計 装置は、 3軸の加速度と 3軸の角速度に実質的 に換算可能な他の物理量を検出するものであ ってもよい。慣性計測装置の検出結果に基づ いてモ -タサ イクル 1のパンク角を取得する方法が、従来より知 れている。変速許可部 6 5は、慣性計測装置の検 出結果に基づいてモータサイクル 1のパンク角を取得する。モータサイクル 1がコーナーを走行している際、後 輪 6に駆動力が伝達されない状態となると、モ- サイクル 1の挙動が不安定になりやすい。このため、 速許可咅5 6 5は、モータサイクル 1のパンク角が閾値よりも浅い状態のとき、 ニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可する。換言すると、変速許可 6 5は、モ-タサイクル 1のパンク角が閾値以上に深い 犬態のとき、マニュアルトランスミッション 2 0の変速を禁止する。

[ 0 0 6 1 ]

また、図 3に示すように、モータサイクル 1には、アンチ□ックプレーキシステム 1 5が搭載されている。アンチ □ックプレーキシステム 1 5は、モータサイクル 1の車車侖がロックした場合に、あるいはモ タサイクル 1の車車侖 がロックする可能性がある場合に、作動する 。アンチ□ックプレーキシステム 1 5が作動すると、アンチロックブ \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 レーキシステム 1 5は、芾 I】動装置 1 0の芾 I】動力を芾 | 】御して、モータサイクル 1の車輪がロックすることを抑 芾する。アンチ□ックプレーキシステム 1 5が作動している状態においてモータサイク 1の挙動の安定性を 向上させるには、モータサイクル 1に挙動が変化する動作 (アンチ□ックプレーキシステム 1 5の芾 I】御以外の 動作) を行わせないことが好ましい。このため、変 速許可咅5 6 5は、アンチ□ックプレーキシステム 1 5が作 動していないとき、マニュアルトランスミッ ション 2 0の変速を許可する。換言すると、変速許可 5 6 5は、 アンチ□ックプレーキシステム 1 5が作動しているとき、マニュアルトランス ッション 2 0の変速を禁止する。

[ 0 0 6 2 ]

本実施の形態では、アンチ□ックプレ-キシ テム 1 5は、走行状態検出装置 1 3、制御装置 9及び 制動装置 1 0で構成されている。従来、モ-タサイクル 1の車輪の□ック又はロックの可能性を検出 る 方法として、種々の方法が提案されている。 このため、走行状態検出装置 1 3は、採用する方法に用い られる物理量を測定する装置を備えていれば よい。本実施の形態では、走行状態検出装置 1 3は、例 えば、前輪回転速度センサ、後輪回転速度セ ンサ等を備えている。前輪回転速度センサ及 び後輪回転 速度センサは、車輪の回転速度を検出し、検 出結果を出力する。前輪回転速度センサ及び 後輪回転 速度センサは、車輪の回転速度に実質的に換 算可能な他の物理量を検出するものであって もよい。

[ 0 0 6 3 ]

また、本実施の形態では、走行状態検出装置 1 3は、例えば、制動力計測装置、駆動力計測 置等を含む。制動力計測装置は、例えば、ラ イダ-のブレ-キ操作の操作量、制動装置 1 0に生じてい る実際の制動力等の検出結果を出力する。制 動力計測装置は、ライダ-のブレ-キ操作の操 量及び 制動装置 1 0に生じている実際の制動力に実質的に換算 能な他の物理量を検出するものであっても よい。また、駆動力計測装置は、例えば、ラ イダ-のスロットルグリップ 4の操作量、エンジン 2の出力等の 検出結果を出力する。駆動力計測装置が、ラ イダ-のスロットルグリップ 4の操作量及びエンジン 2の出 力に実質的に換算可能な他の物理量を検出す るものであってもよい。

[ 0 0 6 4 ]

制御装置 9は、走行状態検出装置 1 3の検出結果に基づいて、モ-タサイクル 1の車輪の□ック又 はロックの可能性を検出する。そして、制御 装置 9は、モータサイクル 1の車輪の□ック又はロックの可能 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 性を検出した場合に、芾 I】動装置 1 0の芾 I】動力を芾 | 】御して、モータサイクル 1の車輪がロックすることを抑 制する。

[ 0 0 6 5 ]

また、図 3に/示すように、モータサイクル 1には、 トラクション]ントロールシステム 1 6が搭載されている。 卜 ラクションコントロールシステム 1 6は、モータサイクル 1の車車侖がスリップした場合に、あるいは ータサイクル 1の車輪がスリップする可能性がある場合に 作動する。 トラクションコントロールシステム 1 6が作動すると 、 トラクションコントロ-ルシステム 1 6は、エンジン 2の出力及び制動装置 1 0の制動力のうちの少なくと も一方を芾 1 】御して、モータサイクル 1の車車侖がスリップすることを抑芾 I】する。 トラクションコントロールシステム 1 6が作動している状態においてモータサイク 1の挙動の安定性を向上させるには、モータ イクル 1に挙 動が変化する動作 (トラクションコント□-ルシステム 1 6の制御以外の動作) を行わせないことが好まし い。このため、変速許可咅 5 6 5は、 トラクションコントロールシステム 1 6が作動していないとき、マニュアルト ランスミッション 2 0の変速を許可する。換言すると、変速許可 5 6 5は、 トラクションコントロールシステム 1 6が作動しているとき、マニュアルトランス ッション 2 0の変速を禁止する。

[ 0 0 6 6 ]

本実施の形態では、 トラクションコント□-ルシステム 1 6は、走行状態検出装置 1 3、制御装置 9、 及び芾動装置 1 0で構成されている。従来、モータサイクル 1の車輪のスリップ又はスリップの可能性を 検出する方法として、種々の方法が提案され ている。このため、走行状態検出装置 1 3は、採用する方 法に用いられる物理量を測定する装置を備え ていればよい。制御装置 9は、走行状態検出装置 1 3の 検出結果に基づいて、モータサイクル 1の車輪のスリップ又はスリップの可能性を 出する。そして、芾 I】御 装置 9は、モータサイクル 1の車輪のスリップ又はスリップの可能性を 出した場合に、エンジン 2の出力 及び制動装置 1 0の制動力のうちの少なくとも一方を制御し 、モータサイクル 1の車輪がスリップするこ とを抑制する。

[ 0 0 6 7 ]

また、本実施の形態では、変速許可咅 5 6 5は、マニュアルトランスミツシヨン 2 0の変速後にエンジン 2 の回転数が規定の範囲内となる条件のとき、 マニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可する。換言す \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 ると、変速許可部 6 5は、マニュアルトランスミッション 2 0の変速後にエンジン 2の回転数が規定の範囲 内とならない条件のとき、マニュアルトラン スミッション 2 0の変速を禁止する。これにより、マニュア トランス ミッション 2 0が好適でない変速段に変速することを抑芾1 できる。

[ 0 0 6 8 ]

また、図 3に示すように、本実施の形態では、制御装 6 0は、モ-夕 5 1が故障しているか否かを半 定するモータ故障半 ^定咅 5 6 6を備えている。モータ故障半 ^定咅 5 6 6は、例えば、モータ 5 1に駆動電圧を 供給した際、モータ 5 1に流れる電流が閾値以下となる場合、モー 5 1が故障していると半 断する。そ して、変速許可咅5 6 5は、モータ 5 1が故障していないとモータ故障半 ^定咅 5 6 6が半 定しているとき、マニ ュアルトランスミッション 2 0の変速を許可する。換言すると、変速許可 6 5は、モータ 5 1が故障して いるとモータ故障半 ^定咅 5 6 6が半 定したとき、マニュアルトランスミッション 2 0の変速を禁止する。芾 I】御装 置 6 0がモータ故障半 ^定咅 5 6 6を備えることにより、芾 I】御装置 6 0がモータ故障半 ^定咅 5 6 6を備えてい ない場合と比べ、変速システム 5 0を用いて変速する際の変速ミスをより抑芾 I】することができる。

[ 0 0 6 9 ]

なお、モータ 5 1が故障すると、変速システム 5 0を用いての変速は行えない。このため、モ タ 5 1が故 章しているとモータ故障半 ^定咅 5 6 6が半 定した場合、図示せぬ報知装置等により、ラ イダーに「ノーマル走 行モード」を選択することを促す報知を行う ことが好ましい。

[ 0 0 7 0 ]

<変速システムの動作>

実施の形態に係る変速システムの動作につい て説明する。

図 8は、本発明の実施の形態に係る変速システ の制御フロ-の一例を示す図である。

[ 0 0 7 1 ]

クラッチ 3を切断するクラッチ操作を行わずにマニュ ルトランスミッション 2 0の変速を行う走行モード ( クイックシフト走行モード、クルーズコント ロール走行モード、アダプティブクルーズコ ントロール走行モード) が選 択されている場合、変速システム 5 0の芾 I】御装置 6 0は、ステップ 5 1において図 8に示す芾 I】御を開始 する。なお、この制御は、ノーマル走行モー ドが選択されるまで行われる。 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608

[ 0 0 7 2 ]

ステップ 5 1の後のステップ 5 2は、保持ステップである。ステップ 5 2において芾 I】御装置 6 0は、現在 の変速段を保持する。

[ 0 0 7 3 ]

ステップ 5 2の後のステップ 5 3は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受けたか 否かを半 定する変速要求有無ステップである。 「クイックシフト走行モード」が選択されて いる場合、シフトぺ ダル 7が操作されたときに、操作検出装置 1 4から信号が出力される。 「クイックシフト走行モ-ド」が選 択されている場合、エンジン出力指令部 6 1及び変速実行部 6 2が操作検出装置 1 4から変速の指 令である上記信号を受けた際、制御装置 6 0は、ステップ 5 4へ進む。また、エンジン出力指令部 6 1 及び変速実行部 6 2が操作検出装置 1 4から変速の指令である上記信号を受けてい い場合、制 御装置 6 0は、ステップ 5 2に戻り、現在の変速段を保持する。

[ 0 0 7 4 ]

一方、 「クルーズコントロール走行モード」又は「 アダブティブクルーズコントロール走行モー ド」が選択されてい る場合、制御装置 6 0のクルーズコントロール動作実行咅5 6 3は、モータサイクル 1の走行状態及び設 定条件等に基づいて、好適な変速段を算出す る。好適な変速段が現在の変速段と異なる場 合、クル_ ズコント□-ル動作実行部 6 3は、エンジン出力指令部 6 1及び変速実行部 6 2へ、マニュアルトランス ミッション 2 0を変速させる変速の指令を出す。エンジン 力指令部 6 1及び変速実行部 6 2がクル- ズコント□-ル動作実行部 6 3から変速の指令を受けた際、制御装置 6 0は、ステップ 5 4へ進む。また 、エンジン出力指令部 6 1及び変速実行部 6 2がクル-ズコント□-ル動作実行部 6 3から変速の指 令を受けていない場合、制御装置 6 0は、ステップ 5 2に戻り、現在の変速段を保持する。

[ 0 0 7 5 ]

ステップ 5 3の後のステップ 5 4は、許可半 定ステップである。ステップ 5 4において芾 I】御装置 6 0の変 速許可部 6 5は、マニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可するか否かを判定する。本実 の形態 では、変速許可部 6 5は、以下の ( 1) 〜 (4) の条件を満たすか否かを半 1】定する。

( 1) モータサイクル 1のパンク角が閾イ直よりも浅い状態となっ いる。 \¥02020/234710 ?€1/162020/054608

( 2 ) アンチ□ックプレーキシステム 1 5が作動していない。

( 3 ) トラクションコントロールシステム 1 6が作動していない。

( 4 ) マニュアルトランスミッション 2 0の変速後にエンジン 2の回転数が規定の範囲内となる。

[ 0 0 7 6 ]

また、本実施の形態では、後述のように、角 度位置検出装置 3 0を用いて、マニュアルトランスミッショ ン 2 0の変速を確認している。このため、変速許 咅5 6 5は、以下の ( 5 ) の条件を満たすか否かも半 定する。

( 5 ) 角度位置検出装置 3 0が故障していない。

[ 0 0 7 7 ]

ステップ 5 4において変速許可咅5 6 5は、 ( 1 ) 〜 ( 5 ) の条件の全てを満たす場合、マニュアルトラ ンスミッション 2 0の変速を許可する。変速許可咅 5 6 5がマニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可し た場合、 「マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受け、且つ変速許 咅5 6 5がマニュア ルトランスミッション 2 0の変速を許可している」という条件を満た 。このため、芾 I】御装置 6 0は、ステップ 5 5へ進む。一方、変速許可咅5 6 5がマニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可しない場合、 「マニ ュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受け、且つ変速許 咅5 6 5がマニュアルトランスミッ ション 2 0の変速を許可している」という条件を満た ない。この場合、芾 I】御装置 6 0は、ステップ 5 2に 戻り、現在の変速段を保持する。

[ 0 0 7 8 ]

ステップ 5 4の後のステップ 5 5は、エンジン出力指令ステップである。ス ップ 5 5において芾 I】御装置 6 0のエンジン出力指令部 6 1は、マニュアルトランスミッション 2 0のドッグ 2 4 3にかかる負荷が低減する ように、制御装置 9にエンジン 2の出力の変更を指令する。具体的には、エ ジン出力指令部 6 1は、 モータサイクル 1が加速している状態においては、エンジン 2の出力を低下させるように、制御装置 9に指 令する。また、エンジン出力指令咅 5 6 1は、モータサイクル 1が減速している状態においては、エンジン 2の 出力を増カロさせるように、制御装置 9に指令する。

[ 0 0 7 9 ] \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 ステップ 5 5の後のステップ 5 6は、変速実行ステップである。ステップ 5 6において芾 I】御装置 6 0の変 速実行咅5 6 2は、モータ 5 1を駆動させて連結機構 5 2を介してシフトドラム 2 8を回転させ、マニュアル トランスミッション 2 0の変速を行う。

[ 0 0 8 0 ]

ステップ 5 6の後のステップ 5 7は、モータ状態半 定ステップである。ステップ 5 7において芾 I】御装置 6 0 のモ-夕故障判定部 6 6は、モ-夕 5 1が故障していないか否かを判定する。モ-夕 5 1が故障していない とモ-夕故障判定部 6 6が判定した場合、制御装置 6 0は、ステップ 5 8に進み、変速実行部 6 2に よるマニュアルトランスミッション 2 0の変速を続行させる。一方、モータ 5 1が故障しているとモータ故障半 定咅 5 6 6が半 定した場合、変速許可咅 5 6 5は、マニュアルトランスミッション 2 0の変速を禁止する。これ により、 「マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受け、且つ変速許 咅5 6 5がマニュア ルトランスミッション 2 0の変速を許可している」という条件を満た なくなる。この場合、芾 I】御装置 6 0は 、ステップ 5 2に戻り、現在の変速段を保持する。

[ 0 0 8 1 ]

ステップ 5 7の後のステップ 5 8は、マニュアルトランスミッション 2 0の変速が完了したか否かを半 定する 変速完了半 定ステップである。マニュアルトランスミッ ション 2 0が変速後の変速段になったことを角度位 置検出装置 3 0が検出すると、変速実行部 6 2は、モ-夕 5 1の駆動を終了する。そして、制御装置 6 0は、ステップ 5 2に戻る。これにより、マニュアルトランス ッション 2 0は、変速後の変速段で保持され ることとなる。一方、マニュアルトランスミ ッション 2 0が変速後の変速段になったことを角度位置 出装置 3 0が検出しない場合、芾 I】御装置 6 0は、ステップ 5 7に戻る。そして、マニュアルトランスミッ ョン 2 0 が変速後の変速段になるまで、ステップ 5 7及びステップ 5 8が繰り返される。

[ 0 0 8 2 ]

<変速システムの効果>

実施の形態に係る変速システムの効果につい て説明する。

[ 0 0 8 3 ]

本実施の形態に係る変速システム 5 0は、シフトドラム 2 8の回転によって変速する常時嚙合式のマ \¥02020/234710 ?€1/162020/054608 ニュアルトランスミッション 2 0を有するモータサイクル 1に搭載される変速システムである。変速シ テム 5 0 は、モータ 5 1と、該モータ 5 1とシフトドラム 2 8とを連結する連結機構 5 2と、芾 I】御装置 6 0とを備え ている。制御装置 6 0は、エンジン出力指令部 6 1と、変速実行部 6 2とを備えている。エンジン出力 指令部 6 1は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受けたときに、マ ュアルトランス ミッション 2 0のドッグ 2 4 3にかかる負荷が低減するように、エンジン 2の出力の変更を指令する。変速 実行咅5 6 2は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受けたときに、モ タ 5 1を駆動 させて連結機構 5 2を介してシフトドラム 2 8を回転させ、マニュアルトランスミッショ 2 0の変速を行う。 本実施の形態に係る変速システム 5 0をモータサイクル 1に搭載することにより、変速時のクラッチ 作が 不要となり、変速操作の煩、雑さを抑制でき る。また、本実施の形態に係る変速システム 5 0は、マニュア ルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受けた際、モータ 5 1の動力によって、マニュアルトランスミ ッション 2 0の変速を行う。このため、本実施の形態に る変速システム 5 0をモータサイクル 1に搭載す ることにより、人為的な変速ミスを抑芾 I】することもできる。

[ 0 0 8 4 ]

好ましくは、芾 I】御装置 6 0は、モータサイクル 1にクルーズコント□—ル動作を実行させる ルーズコント□— ル動作実行部 6 3を備えている。そして、クル-ズコント□-ル 動作実行部 6 3が、クル-ズコント□-ル動 作の実行中に、マニュアルトランスミッショ ン 2 0を変速させる変速指令を行う。また好まし は、モータサイ クル 1には、周囲環境検出装置 1 2が搭載されている。また、制御装置 6 0は、モータサイクル 1の走 行中に、周囲環境検出装置 1 2の出力に基づいて該モ-タサイクル 1の周囲環境情報を取得する取 得部 6 4を備えている。また、クル-ズコントロ-ル動 作実行咅5 6 3は、取得部 6 4で取得された周囲環 境情報に基づいて、モータサイクル 1にクルーズコント□—ル動作としてのアダ ティブクルーズコント□—ル動作 を実行させる。そして、クルーズコント□— ル動作実行咅5 6 3が、アダプティブクルーズコント□—ル動 の実行 中に、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を行う。このように 成された変速システム 5 0においては、クルーズコントロール動作中 ライダーが変速指令を行わずとも、マニュ ルトランスミッション 2

0を自動で変速することができる。

[ 0 0 8 5 ] \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 好ましくは、制御装置 6 0は、マニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可する変速許可咅5 6 5を 備えている。そして、エンジン出力指令咅5 6 1は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令 を受け、且つ変速許可咅5 6 5がマニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可しているときに、マニュアル ランスミッション 2 0のドッグ 2 4 3にかかる負荷が低減するように、エンジン 2の出力の変更を指令する構 成となっている。また、変速実行咅 5 6 2は、マニュアルトランスミッション 2 0を変速させる変速指令を受け 、且つ変速許可咅5 6 5がマニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可しているときに、マニュアル ランス ミッション 2 0の変速を行う構成となっている。

[ 0 0 8 6 ]

例えば、変速許可咅5 6 5は、モータサイクル 1のパンク角が閾値よりも浅い状態のとき、 ニュアルトラン スミッション 2 0の変速を許可する。このように構成された 速システム 5 0においては、コーナー走行時のモ —タサイクル 1の挙動の安定性を向上させることができる

[ 0 0 8 7 ]

また例えば、モータサイクル 1には、アンチ□ックプレーキシステム 1 5が搭載されている。そして、変速許可 咅 5 6 5は、アンチ□ックプレーキシステム 1 5が作動していないとき、マニュアルトラン ミッション 2 0の変速 を許可する。このように構成された変速シス テム 5 0においては、アンチ□ックプレーキシステ 1 5が作動し ている状態でのモータサイクル 1の挙動の安定性を向上させることができる

[ 0 0 8 8 ]

また例えば、モータサイクル 1には、 トラクションコントロールシステム 1 6が搭載されている。そして、変速 許可咅 5 6 5は、 トラクションコントロールシステム 1 6が作動していないとき、マニュアルトラン ミッション 2 0 の変速を許可する。このように構成された変 速システム 5 0においては、 トラクションコントロールシステム 1 6が作動している状態でのモータサイクル 1の挙動の安定性を向上させることができる

[ 0 0 8 9 ]

また例えば、変速許可部 6 5は、マニュアルトランスミッション 2 0の変速後にエンジン 2の回転数が規 定の範囲内となる条件のとき、マニュアルト ランスミッション 2 0の変速を許可する。このように構成された 変速システム 5 0においては、マニュアルトランスミッショ 2 0が好適でない変速段に変速することを抑芾 I】 \¥0 2020/234710 卩(:17132020 /054608 できる。

[ 0 0 9 0 ]

また例えば、制御装置 6 0は、モ-夕 5 1が故障しているか否かを判定するモ-夕故障 定部 6 6を 備えている。そして、変速許可咅5 6 5は、モータ 5 1が故障していないとモータ故障半 ^定咅 5 6 6が半 定し ているとき、マニュアルトランスミッション 2 0の変速を許可する。このように構成された 速システム 5 0にお いては、芾 I】御装置 6 0がモータ故障半 ^定咅 5 6 6を備えていない場合と比べ、変速システム 5 0を用いて 変速する際の変速ミスをより抑芾 I】することができる。

[ 0 0 9 1 ]

本発明は実施の形態の説明に限定されない。 例えば、実施の形態の一部のみが実施されて もよく、ま た、実施の形態の各部が組み合わされてもよ い。

【符号の説明】

[ 0 0 9 2 ]

1 モータサイクル、 2 エンジン、 3 クラッチ、 4 スロットルグリップ、 5 前輪、 6 後輪、 7 シフトペダル、 8 リンク機構、 9 制御装置、 1 0 制動装置、 1 1 入力装置、 1 2 周囲環 境検出装置、 1 3 走行状態検出装置、 1 4 操作検出装置、 1 5 アンチ□ックプレ-キシステム 、 1 6 トラクションコントロールシステム、 2 0 マニュアルトランスミッション、 2 1 メインシャフト、 2 2 ドライブシャフト、 2 3 ギヤ、 2 3 3 凹部、 2 4 スライドギヤ、 2 4 3 ドッグ、 2 5 ドライブスプロ ケット、 2 6 シフトフォーク、 2 7 凸部、 2 8 シフトドラム、 2 9 溝部、 3 0 角度位置検出装 置、 5 0 変速システム、 5 1 モータ、 5 2 連結機構、 5 3 第 1ギヤ、 5 4 第 2ギヤ、 6 0 制御装置、 6 1 エンジン出力指令部、 6 2 変速実行部、 6 3 クル-ズコントロ-ル動作実行 部、 6 4 取得部、 6 5 変速許可部、 6 6 モ-夕故障判定部。