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Title:
BITE TYPE PIPE COUPLING, REFRIGERATION DEVICE, AND WATER HEATING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/143097
Kind Code:
A1
Abstract:
A screw fitting section to be connected to a joint member (2) is formed on a coupling body (1), and a screw fitting section to be connected to the coupling body (1) is formed on the joint member (2). Either of the coupling body (1) and the joint member (2) has a female screw tube section (14), and the other has a shaft section (23). On the inner peripheral surface of the female screw tube section (14) is formed a female screw thread (14a) as a screw fitting section, and on the outer peripheral surface of the shaft section (23) is formed a male screw thread (23a) as a screw fitting section. Further, in the shaft section (23), an annular groove (24) having a diameter equal to or smaller than the root diameter of the male screw thread (23a) is formed between a side surface (22a) of a base section (22) and the base end of the male screw thread (23a). When the coupling body (1) and the joint member (2) are fastened together, the male screw thread (23a) enters the inside of the female screw tube section (14), and the fastening between the coupling body (1) and the joint member (2) completes exactly at the time when the base end of the male screw thread (23a) goes out of sight.

Inventors:
NAKATA HARUO (JP)
SHIMAMURA TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058863
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
May 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIKIN IND LTD (JP)
NAKATA HARUO (JP)
SHIMAMURA TAKASHI (JP)
International Classes:
F16L19/08; F24H9/12; F25B41/00
Foreign References:
JP2000161548A2000-06-16
JP2007502941A2007-02-15
JP2003074768A2003-03-12
JP2005539185A2005-12-22
US4022497A1977-05-10
Attorney, Agent or Firm:
ONDA, Hironori (Ohmiya-cho 2-chomeGifu-shi, Gifu 31, JP)
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Claims:
接続すべき接続配管が接続される装置に取り付けられる継手本体と、前記接続配管に外装されて前記継手本体に結合される結合部材とを備え、
 前記継手本体と前記結合部材とは、前記継手本体と前記結合部材とを相互に連結するための螺合部をそれぞれ有し、
 前記継手本体及び前記結合部材のうちの何れか一方は、前記螺合部を構成する雌ねじが雌ねじ筒部の内周面に形成された雌ねじ筒部を有し、
 前記継手本体及び前記結合部材のうちの他方は、基部と、その基部の側面から突出すると共に前記螺合部を構成する雄ねじが軸部の外周面に形成された軸部と、前記軸部において前記基部の側面と前記雄ねじとの間に形成され、前記雄ねじの谷径と同等又はそれより小径の環状溝とを有し、
 前記継手本体と前記結合部材との締結により前記雄ねじが前記雌ねじ筒部に進入し、前記雄ねじの端部が丁度見えなくなったときに、前記継手本体と前記結合部材との締結が完了するように構成されていることを特徴とする管継手。
エッジ部を接続配管に食い込ませるフェルールと、前記フェルールの先端を前記接続配管の表面にガイドするカム面とを備える食い込み式管継手として形成された請求項1記載の管継手であって、
 前記継手本体は、基部と、その基部の前記結合部材と面する側に設けられ、前記螺合部を構成する雌ねじが雌ねじ筒部の内周面に形成された雌ねじ筒部と、その雌ねじ筒部内において前記基部の前記結合部材と面する側に設けられた軸部と、その軸部の中心に設けられて前記接続配管を差し込むための差込口と、前記差込口の入口に設けられたカム面とを有し、
 前記結合部材は、基部と、その基部の前記継手本体と面する側に設けられ、前記螺合部を構成する雄ねじが軸部の外周面に形成された軸部と、その軸部の前記継手本体と面する側に設けられ、前記結合部材の軸部から突出すると共に前記結合部材に一体形成されたフェルールと、前記フェルールを覆うように設けられ、前記結合部材の軸部の外周部から前記継手本体に向かって延びる保護筒部とを有することを特徴とする管継手。
エッジ部を接続配管に食い込ませるフェルールと、前記フェルールの先端を前記接続配管の表面にガイドするカム面とを備える食い込み式管継手として形成された請求項1記載の管継手であって、
 前記継手本体は、基部と、その基部の前記結合部材と面する側に設けられ、前記螺合部を構成する雄ねじが軸部の外周面に形成された軸部と、その軸部の中心に設けられて前記接続配管を差し込むための差込口と、前記差込口の入口に設けられたカム面とを有し、
 前記結合部材は、基部と、その基部の前記継手本体と面する側に設けられ、前記螺合部を構成する雌ねじが雌ねじ筒部の内周面に形成された雌ねじ筒部と、その雌ねじ筒部内に設けられ、前記結合部材の基部の側面から前記継手本体に向かって突出すると共に前記結合部材に一体形成されたフェルールとを有することを特徴とする管継手。
フレア式管継手に形成された請求項1記載の管継手であって、
 前記継手本体は、基部と、その基部の前記結合部材と面する側に設けられ、前記螺合部を構成する雄ねじが軸部の外周面に形成された軸部と、その軸部の先端に形成され、前記接続配管のフレア部を突き合わせる突合せ面とを有し、
 前記結合部材は、基部と、その基部の前記継手本体と面する側に設けられ、前記螺合部を構成する雌ねじが雌ねじ筒部の内周面に形成された雌ねじ筒部と、その雌ねじ筒部内において前記結合部材の基部の中心に設けられ、前記接続配管のフレア部を押し付ける押付面とを有することを特徴とする請求項1記載の管継手。
前記環状溝の軸方向長さが、前記雄ねじの1/2~1ピッチに相当する長さであることを特徴とする請求項1~4の何れか1項記載の式管継手。
請求項1~5の何れか1項に記載の食い込み式管継手を冷媒回路、給水回路、又は、冷媒回路と給水回路の双方に使用したことを特徴とする冷凍装置。
請求項1~5の何れか1項に記載の食い込み式管継手を給湯回路、給水回路、又は、給湯回路と給水回路の双方に使用したことを特徴とする温水装置。
Description:
食い込み式管継手、冷凍装置及 温水装置

 本発明は、管継手、並びに、これを応用 た冷凍装置及び温水装置に関し、特に、締 の完了の管理を容易にした管継手の構造に する。

 内部に流体を流す流体管に用いられる管 手として、各種の構造を有する管継手が存 する。例えば、冷凍装置の分野では、フレ 式管継手や食い込み式管継手などが使用さ ている。管継手の締結が完了したことを管 するには、回転トルクを正確に管理するこ が必要である。ところが、回転トルクの検 は、簡易なトルクセンサに頼らざるを得な 。このため、正確なトルク管理が困難であ とともに、その取り扱いが困難であった。 えば、これに代わる方法を実施可能な食い み式管継手が特許文献1に記載されている。

 特許文献1に記載の食い込み式管継手を図10 基づき説明する。
 食い込み式管継手は、継手本体101、結合部 102、フェルール103、及びカム面104を備えて る。継手本体101は、接続すべき接続配管100 接続される装置に取り付けられる。結合部 102は、接続配管100に外装されて継手本体101 結合される。フェルール103は、継手本体101 結合部材102との間に挟着される。カム面104 、フェルール103の先端を配管に食い込ませ ようにガイドする。フェルール103(スリーブ )は、継手本体101及び結合部材102とは別体で る。フェルール103は、本体部103aと分離部103b とからなる。継手本体101には、結合部材102と 螺合する螺合部が形成され、結合部材102には 、継手本体101と螺合する螺合部が形成されて いる。

 継手本体101は、ナット状の外周面を有す 基部105と、装置側の配管106を接続するソケ ト部107と、軸部108とを備えている。ソケッ 部107は、基部105において結合部材102と反対 に形成されている。軸部108は、基部105の中 において結合部材102と面する側に形成され いる。軸部108の外周面には、螺合部として 雄ねじ109が形成されている。継手本体101の 心には、接続配管100を差し込むための差込 110と、配管106を差し込むための差込口111と 両差込口110、111間を連通する連通路112とが 成されている。軸部108の先端、即ち差込口1 10の入口には、カム面104が形成されている。 ム面104は、フェルール103の先端を押圧して 接続配管100の表面に食い込ませるようにガ ドする。

 結合部材102は、基部122及び雌ねじ筒部124 備えている。基部122の中心には、接続配管1 00を貫通させる貫通孔121が設けられている。 ねじ筒部124の内周面において、基部122の継 本体101と面する部分には、螺合部としての ねじ123が形成されている。基部122の中心に いて、継手本体101と対向する側面には、フ ルール103の後部を押圧するための押圧面125 形成されている。フェルール103は、カム面1 04と押圧面125との間に挟着されている。

 食い込み式管継手では、図10に示す状態 ら結合部材102が更に締結されると、フェル ル103の本体部103a及び分離部103bの各先端が接 続配管100の表面にそれぞれ食い込む。そして 、結合部材102の雌ねじ筒部124の側面124aと継 本体101の基部105の側面105aとの隙間Hが所定寸 法となる。これにより、所定の締結トルク値 であることが確認され、管継手の締結の完了 が検知される。

 しかしながら、従来の管継手には、隙間H が所定寸法になったことを容易に知り得る手 段が備えられていない。このため、ゲージを 用いて隙間Hを計測し、隙間Hが所定寸法にな たことを検知していた。ゲージを用いた隙 Hの計測による煩わしさを解消すべく、結合 部材102の累積回転角を計測する方法も試みら れている。この方法によれば、作業者が、結 合部材102の回転数を目で確認し、記憶する。 この場合、作業者が、管継手の締結の途中で 、回転数の監視を忘れたり、記憶し忘れたり することがある。よって、管継手の締結の完 了を管理できなくなることがある。

 このような問題を解消すべく、締結の完了 より簡単に把握できる方法が考えられてい 。図示しないが、この方法は、雌ねじ筒部1 24の側面124aが継手本体101の基部105の側面105a 当接したときに所定の回転トルクに達する うにしている。しかしながら、この方法に れば、雌ねじ筒部124の側面124aが基部105の側 105aに当接した状態で、何らかの原因により 更なる締め込みが必要な場合に、増し締めで きないという問題があった。また、管継手を 締結後に、再度、接続配管の接続を行う場合 、接続配管100が接続される装置に継手本体101 を取り付けたまま、結合部材102と接続配管と を新しいものに変えて、接続配管100を接続す ることが考えられる。しかし、最初の利用に より、継手本体101のカム面104に、僅かな傷が 付くことがある。この場合、結合部材102を、 最初の締結位置よりも更に強く締め込む必要 がある。このため、雌ねじ筒部124の側面124a 基部105の側面105aに当接させる方法では、継 本体101の再利用が困難である。

特開2005-36947号公報

 本発明の目的は、締結の完了を容易に検知 き、増し締めが可能で、締結の完了を管理 ることのできる管継手及びこれを用いた冷 装置及び温水装置を提供することにある。
 上記の課題を解決するため、本発明の第一 態様によれば、接続すべき接続配管が接続 れる装置に取り付けられる継手本体と、接 配管に外装されて継手本体に結合される結 部材とを備え、継手本体と結合部材とは、 手本体と結合部材とを相互に連結するため 螺合部をそれぞれ有し、継手本体及び結合 材のうちの何れか一方は、螺合部を構成す 雌ねじが雌ねじ筒部の内周面に形成された ねじ筒部を有し、継手本体及び結合部材の ちの他方は、基部と、その基部の側面から 出すると共に螺合部を構成する雄ねじが軸 の外周面に形成された軸部と、軸部におい 基部の側面と雄ねじとの間に形成され、雄 じの谷径と同等又はそれより小径の環状溝 を有し、継手本体と結合部材との締結によ 雄ねじが雌ねじ筒部に進入し、雄ねじの端 が丁度見えなくなったときに、継手本体と 合部材との締結が完了するように構成され いる。

 この構成によれば、雄ねじの端部と基部 側面との間には、雄ねじの谷径と同等又は れより小径の環状溝が形成されている。こ 環状溝を通じて、雄ねじの端を確実に確認 ることができる。また、結合部材の締結に り、雄ねじの端部が見えなくなることを明 に把握することもできる。従って、締結作 が進み雄ねじが雌ねじ筒部内に進入して雄 じの端部が丁度見えなくなったときに、締 トルクが締結の完了時の所定値に到達する うに設計すれば、作業者は、雄ねじを目視 確認することにより、トルクセンサを用い に締結の完了を容易に管理することができ 。また、雄ねじの端部と基部の側面との間 は、環状溝の軸方向の長さに相当する幅の 間が形成される。そのため、何らかの原因 より増し締めが必要な場合は、増し締めす こともできる。また、継手本体を装置に取 付けたまま、接続配管の接続をやり直す場 にあっては、結合部材をさらに締め付ける とにより、漏れのない再接続が可能になる

 上記の管継手において、継手本体は、基 と、その基部の結合部材と面する側に設け れ、螺合部を構成する雌ねじが雌ねじ筒部 内周面に形成された雌ねじ筒部と、その雌 じ筒部内において基部の結合部材と面する に設けられた軸部と、その軸部の中心に設 られて接続配管を差し込むための差込口と 差込口の入口に設けられたカム面とを有し 結合部材は、基部と、その基部の継手本体 面する側に設けられ、螺合部を構成する雄 じが軸部の外周面に形成された軸部と、そ 軸部の継手本体と面する側に設けられ、結 部材の軸部から突出すると共に結合部材に 体形成されたフェルールと、フェルールを うように設けられ、結合部材の軸部の外周 から継手本体に向かって延びる保護筒部と 有することが好ましい。

 この構成によれば、フェルールが保護筒 により保護されるため、管継手の保管や管 手を用いた接続作業中に、フェルールに傷 付くことを防止できる。つまり、フェルー のシール面を保護した状態で締結が行われ ため、継手本体と結合部材との締結により ねじが雌ねじ筒部に進入して雄ねじの端部 丁度見えなくなったときに継手本体と結合 材との締結が完了するように管理すること できる。

 上記の管継手において、継手本体は、基 と、その基部の結合部材と面する側に設け れ、螺合部を構成する雄ねじが軸部の外周 に形成された軸部と、その軸部の中心に設 られて接続配管を差し込むための差込口と 差込口の入口に設けられたカム面とを有し 結合部材は、基部と、その基部の継手本体 面する側に設けられ、螺合部を構成する雌 じが雌ねじ筒部の内周面に形成された雌ね 筒部と、その雌ねじ筒部内に設けられ、結 部材の基部の側面から継手本体に向かって 出すると共に結合部材に一体形成されたフ ルールとを有することが好ましい。

 この構成によれば、フェルールが雌ねじ 部により保護されるため、管継手の保管や 継手を用いた接続作業中に、フェルールに が付くことを防止できる。つまり、フェル ルのシール面を保護した状態で締結が行わ るため、継手本体と結合部材との締結によ 雄ねじが雌ねじ筒部に進入して雄ねじの端 が丁度見えなくなったときに継手本体と結 部材との締結が完了するように管理するこ ができる。

 上記の管継手において、継手本体は、基 と、その基部の結合部材と面する側に設け れ、螺合部を構成する雄ねじが軸部の外周 に形成された軸部と、その軸部の先端に形 され、接続配管のフレア部を突き合わせる 合せ面とを有し、結合部材は、基部と、そ 基部の継手本体と面する側に設けられ、螺 部を構成する雌ねじが雌ねじ筒部の内周面 形成された雌ねじ筒部と、その雌ねじ筒部 において結合部材の基部の中心に設けられ 接続配管のフレア部を押し付ける押付面と 有することが好ましい。

 この構成によれば、フレア式管継手にお ても、締結作業が進み雄ねじが雌ねじ筒部 に進入して雄ねじの端部が丁度見えなくな たときに締結が完了するように管理するこ ができる。

 上記の管継手において、環状溝の軸方向 さが、雄ねじの1/2~1ピッチに相当する長さ あることが好ましい。締結後の増し締めや 接続のやり直しのために必要な増し締め分 長さは、この程度の長さで足りることが実 的に確認されている。環状溝の軸方向長さ このように設定することにより、管継手を ンパクトにすることができる。

 また、上記の管継手を冷媒回路、給水回 、又は、冷媒回路と給水回路の双方に使用 ることが好ましい。また、上記の管継手を 湯回路、給水回路、又は、給湯回路と給水 路の双方に使用することが好ましい。これ より、冷凍装置や温水装置における管接続 業における締結の完了の管理が容易になる

本発明の第1実施形態に係る食い込み式 管継手の締結が開始した直後の状態を示す部 分断面図。 食い込み式管継手の締結が完了した状 を示す部分断面図。 食い込み式管継手における継手本体の 分断面図。 食い込み式管継手における結合部材の 分断面図。 食い込み式管継手におけるカム面付近 拡大して示す部分断面図。 食い込み式管継手を用いた配管の接続 示す工程図であって、(a)はフェルールの先 により配管が仮止めされた状態を示す部分 面図、(b)はフェルールが結合部材から分離 た後の状態を示す部分断面図、(c)は管継手 締結が完了した状態を示す部分断面図。 本発明の第2実施形態に係る食い込み式 管継手の締結が開始した直後の状態を示す部 分断面図。 食い込み式管継手の締結が完了した状 を示す部分断面図。 本発明の第3実施形態に係るフレア式管 継手の締結が完了した状態を示す部分断面図 。 従来の食い込み式管継手の締結開始後 にフェルールがカム面に当接した状態を示す 部分断面図。

 以下、本発明の各実施形態について図面に づき説明する。各実施形態の図面において 共通する要素に同一の符号を付し、その説 を省略又は簡略化する。
 (第1実施形態)
 第1実施形態に係る管継手について、図1~図6 に基づいて説明する。

 第1実施形態に係る管継手は、食い込み式管 継手であり、冷凍装置、ヒートポンプ式温水 装置などの冷媒回路、給水回路、給湯回路な どに使用される。
 図1~図6に示すように、食い込み式管継手は 継手本体1、結合部材2、及びフェルール3を えている。継手本体1は、接続すべき接続配 管pが接続される装置に取り付けられる。結 部材2は、接続配管pに外装されて継手本体1 結合される。フェルール3は、結合部材2に一 体形成されている。以下、継手本体1側、例 ば、図1に示す左側を前側とし、結合部材2側 、即ち、図1に示す右側を後側として説明す 。この点は、後述する各実施形態において 同様である。

 図1~図3に示すように、継手本体1の基部11 外周面には、ナット面12が形成されている ナット面12は、結合部材2を締結するときに 結工具により把持される。継手本体1の基部1 1において、結合部材2と反対側には、閉鎖弁 容器、配管などの機器に取り付けられる取 部13が形成されている。取付部13の外周面に は、雄ねじが形成されている。継手本体1の 部11において、結合部材2と面する側には、 ねじ筒部14が形成されている。雌ねじ筒部14 内周面には、結合部材2と螺合する螺合部と しての雌ねじ14aが形成されている。雌ねじ筒 部14の外周面には、基部11から連続してナッ 面12が形成されている。

 雌ねじ筒部14内において、基部11の結合部 材2と面する側には、軸部17が設けられている 。軸部17の中心には、接続配管pが差し込まれ る差込口15が形成されている。差込口15の入 には、カム面16が形成されている。軸部17の 周面と雌ねじ筒部14の内周面との間には、 ペースが確保されている。このスペースに 、管継手の締結時に、結合部材2の保護筒部2 5が挿入される。差込口15の前方には、小径の 連絡孔18,19が形成されている。差込口15と連 孔18との間には、カウンターボア15aが形成さ れている。

 カム面16は、前端において差込口15と連な る。カム面16は、円錐状に形成されている。 ム面16の径は、後方に向けて、即ち結合部 2に接近するに従い大きくなる。管継手の軸 に対するカム面16の傾斜角度は、フェルー 3の先端のテーパ面32より大きい。

 図1、図2、図4及び図5に示すように、結合 部材2は、軸心に基部22を有する。基部22には 接続配管pが貫通される貫通孔21が形成され いる。基部22は、締結工具で把持可能な六 ナット状の外周面を有する。基部22の継手本 体1と面する側には、軸部23が形成されている 。軸部23の外周面には、継手本体1と螺合する 雄ねじ23aが形成されている。また、雄ねじ23a の基端と基部22の側面22aとの間には、環状溝2 4が形成されている。本実施形態において、 状溝24の直径D1(図1又は図4参照)は、雄ねじ23a の谷径より小さい。環状溝24の直径D1は、雄 じ23aの谷径と同等であってもよい。環状溝24 の軸方向の長さL1(図1又は図4参照)は、雄ねじ 23aのねじピッチの1/2~1倍である。図2に示すよ うに、異常がない限りは、結合部材2の締結 進み、雄ねじ23aが雌ねじ筒部14内に進入し、 雄ねじ23aの基端が見えなくなったときに、食 い込み式管継手の締結トルクが所定値となり 、締結が完了する。

 また、軸部23の中心において、継手本体1 面する側には、フェルール3が設けられてい る。フェルール3は、軸部23の端面から突出す ると共に、結合部材2に一体形成されている さらに、軸部23において、継手本体1と面す 側には、軸部23の外周部から継手本体1に向 って延びる保護筒部25が形成されている。保 護筒部25は、保管時や作業時において、フェ ール3の外表面に傷がつかないようにフェル ール3を保護するためのものである。保護筒 25は、フェルール3の外周面を覆うようにフ ルール3の先端よりも更に前方にまで延びて る。保護筒部25の外周面には、螺合構造の 合上、軸部23の外周面から延長された雄ねじ 23aが形成されている。

 フェルール3の中心には、接続配管pを貫 させる貫通孔31が形成されている。貫通孔31 直径は、差込口15及び基部22の軸心に設けら れた貫通孔21と略同径である。図4及び図6に すように、フェルール3は、環状に形成され いる。フェルール3の後端は、径方向に延び る薄肉部4を介して、結合部材2の軸部23に連 されている。

 図5に示すように、フェルール3を軸方向 断面で見ると、フェルール3では、後部の外 面が中心軸に対し略平行であり、前部の外 面がテーパ面32に形成されている。フェル ル3の前部の肉厚は、フェルール3の先端に向 かうにつれ薄くなる。テーパ面32の傾斜角度 、カム面16の傾斜角度よりやや小さい。ま 、フェルール3の後端面33は、空間部34を介し て、基部22に形成された押圧面26と対峙して る。図5に示すように、空間部34は、フェル ル3の内周面から径方向に沿って外方に広が ている。空間部34の尖端、つまり外周側部 は、略V字状に形成されている。空間部34の 周側部分では、前後の両面がいずれも軸線 垂直な平面である。空間部34の尖端には、僅 かな直線部34aが形成されている。

 図5に示すように、フェルール3の後部の 周面と薄肉部4の前面(即ち、フェルール3の 端側)とは、軸方向の断面から見て、略直角 連結されている。この直角の角部は、フェ ール3から薄肉部4に跨る後端面33からなる後 部側の面と、フェルール3の円筒状の外周面 ら薄肉部4の前面に至る前部側の面とからな 。この角部には、エッジ状の断面を有する 込41が形成されている。このため、角部に 、切込41により薄厚となる部分が最薄肉部42 して形成されている。よって、結合部材2に 対し軸方向の力が作用すると、最薄肉部42に 力が集中する。

 フェルール3の先端付近の内周面には、第 1ノッチ35が設けられている。フェルール3の 端付近の内周面には、第2ノッチ36が設けら ている。第1ノッチ35により、第1ノッチ35の 端部3aの変形が容易になる。第1ノッチ35の軸 心方向の断面形状は略直角三角形である。第 1ノッチ35の後側の切込面は軸心と直角である 。第1ノッチ35は、結合部材2を手で回して締 付ける段階において、第1ノッチ35の先端部3a が接続配管pと差込口15との間に楔状に差し込 まれて、接続配管pが仮止めされる。また、 1ノッチ35の後側の切込面とフェルール3の内 面との交差部が、エッジ部3bとして形成さ ている。エッジ部3bにより、フェルール3の 端が接続配管pに食い込む(図6(c)参照)。

 第2ノッチ36は、空間部34の尖端と同一の 状に形成されている。即ち、第2ノッチ36は 外周側の辺が短い台形であって、略V字状に 成されている。つまり、空間部34は、第2ノ チ36を形成する一対の内側面と、各側面か 軸線と垂直な方向に沿って延びる平面とか なる。第2ノッチ36により、第2ノッチ36の外 側の辺(即ち、尖端)とフェルール3の後部の 周面との間には、環状薄肉部37(図5参照)が形 成される。環状薄肉部37により、フェルール3 の先端に近いエッジ部3bと、後端面33の内周 を形成するエッジ部3cとが接続配管pにそれ れ食い込む。従って、フェルール3全体が第2 ノッチ36を中心として変形する(図2及び図6(c) 照)。フェルール3先端のエッジ部3b以外にも 、フェルール3後端のエッジ部3cを接続配管p 食い込ませる理由は、接続配管pを抜けない うに保持するとともに、接続配管pからエッ ジ部3bに振動が伝達されることを抑止するた であり、エッジ部3bの食い込みによるシー 機能及び配管保持機能を高く維持するため もある。

 次に、食い込み式管継手による配管接続方 について、図6に従い説明する。
 継手本体1に接続配管pを接続するに先立ち 継手本体1は、取付部13を介して、装置側機 に取り付けられている。食い込み式管継手 よる接続配管の接続は、結合部材2の貫通孔2 1に接続配管pを差し込み、結合部材2を接続配 管pに外装する。次いで、接続配管pの先端を フェルール3の貫通孔31を通して、継手本体1 の差込口15に挿入する。そして、接続配管pの 先端をカウンターボア15aに当接させた状態で 、結合部材2を継手本体1に螺合する。図1は、 結合部材2を継手本体1に締結した状態を示す

 この状態からさらに、結合部材2を手で回 して締め付ける。すると、フェルール3の先 部3aが接続配管pと差込口15との間に押し込ま れて、接続配管pが仮止めされる。この状態 図6(a)である。

 その後は、フェルール3のテーパ面32がカ 面16に当接されるため、結合部材2を手で回 のに大きな回転トルクを必要とする。従っ 、この段階から後の工程では、締結工具を って、結合部材2を継手本体1に締め付ける この締め付けにより、従来例の場合と同様 、フェルール3の先端がカム面16に押し付け れた状態で、結合部材2が締め付けられる。 れにより、薄肉部4には、軸方向に沿って前 向きに力が作用する。このとき、フェルール 3の外周面と薄肉部4の前面との交差部、即ち 込41を有する最薄肉部42に応力が集中する。 すると、薄肉部4の最薄肉部42が切断されて、 フェルール3の後端面33の外周端が、結合部材 2の押圧面26に当接される(図6(b)参照)。

 結合部材2から分離したフェルール3は、 端面33の外周端において押圧面26により押圧 れる。その後、フェルール3は、独立タイプ のフェルール3と同様に作用する。即ち、フ ルール3の後端面33の外周端が押圧面26により 押圧された状態で結合部材2が更に締め付け れると、押圧面26が軸心に向かって傾斜する 傾斜面であることから、第2ノッチ36を中心と して、フェルール3の前後の各部分が軸心に けて容易に曲げられる。従って、フェルー 3では、第2ノッチ36の前部が、第2ノッチ36を 心に、エッジ部3bを接続配管pに食い込ませ ように傾斜する。また、第2ノッチ36の後部 、第2ノッチ36を中心に、エッジ部3cを接続 管pに食い込ませるように傾斜する(図6(c)参 )。

 更に、フェルール3の後部が第2ノッチ36を 中心に変形することにより、エッジ部3cが食 込む。このときの食い込み量が適正値にな と、第2ノッチ36を形成する前面と後面とが 全面で当接する。図5に示すように、第2ノ チ36の形状は、空間部34の尖端と同じ略V字型 である。より詳しくは、第2ノッチ36は、その 尖端に短い直線部を有する台形を有している 。第2ノッチ36を形成する前面と後面とが略全 面で当接した後は、第2ノッチ36を中心とする 変形が規制される。このため、エッジ部3cの 剰な食い込みが抑止される。

 このようにして、フェルール3先端のエッ ジ部3bによる食い込み、及びフェルール3後端 のエッジ部3cによる食い込みが所定量に達す と、結合部材2の雄ねじ23aが継手本体1の雌 じ筒部14内に所定量だけ進入すると共に、結 合部材2を締め付けるための締結トルクが所 値に到達する。このとき、雄ねじ23aが丁度 えなくなるため、作業者は、これを目視で 認して、締結の完了を管理することができ 。

 本実施形態において、図2に示すように、 継手本体1の雌ねじ筒部14の端面14bと結合部材 2の基部22の側面22aとの間に、環状溝24の軸方 の長さL1に相当する隙間が形成されている このため、配管接続後に気密テストを行い 何らかの原因により冷媒漏れが発見された 合は、結合部材2を更に増し締めして、冷媒 漏れを防止することができる。

 また、何らかの理由により接続配管pの接 続をやり直す必要がある場合、継手本体1の ール面を構成するカム面16に大きな傷がない ときは、接続配管pと結合部材2とを新品に交 して、接続配管を再接続することができる なお、フェルール3は変形しているため、結 合部材2の再利用は困難である。また、カム 16に大きな傷があるときは、継手本体1の再 用はできない。しかしながら、その傷が目 で確認できない程度であれば、継手本体1は 取り外すことなく、そのまま再利用できる 但し、目に見えない傷により漏れが生じて ることも考えられる。この場合は、最初に 定されていた締付位置まで結合部材2を締め 付けたとしても、締め付けが十分でないこと が考えられる。しかし、このようなときも、 軸方向の長さL1に相当する隙間が設定されて るため、この範囲内で当初の締付位置から に締め付けることができ、同締付位置を変 することにより、冷媒漏れのない配管の再 続が可能となる。

 第1実施形態に係る食い込み式管継手は、次 のような効果を奏する。
 (1)締結作業の進行により、結合部材2の雄ね じ23aが継手本体1の雌ねじ筒部14内に進入する 。そして、作業者は、雄ねじ23aが雌ねじ筒部 14内に隠れたときに締結が完了したと判断す 。この場合、雄ねじ23aの基端と基部22の側 22aとの間には、雄ねじ23aの谷径より小径の 状溝24が形成されている。このため、雄ねじ 23aの基端が見えなくなることを確実に確認で き、雄ねじ23aが雌ねじ筒部14内に丁度入るタ ミングを容易に検知できる。従って、作業 にとって、締結の完了の管理が容易になり 作業性が向上する。

 (2)雄ねじ23aの基端と基部22の側面22aとの に、環状溝24の軸方向長さL1分の隙間が形成 れている。このため、何らかの原因により し締めが必要になったときに、結合部材2の 増し締めを行うことができる。また、継手本 体1を装置に取り付けたまま、接続配管pの接 をやり直す場合にあっては、結合部材2をさ らに締め付けることにより、漏れのない再接 続が可能になる。

 (3)本実施形態の食い込み式管継手によれ 、フェルール3が保護筒部25により保護され いる。このため、管継手の保管や管継手を いた接続作業中に、フェルール3に傷が付く ことを防止できる。つまり、フェルール3の ール面が保護された状態で締結作業が行わ る。このため、継手本体1と結合部材2との締 結により雄ねじ23aが雌ねじ筒部14内に進入し 雄ねじ23aの基端が丁度見えなくなったとき 継手本体1と結合部材2との締結が完了する うに管理することができる。

 (4)締結後の増し締めや、接続のやり直し ための増し締めを実施可能とするため、環 溝24の軸方向の長さL1は、雄ねじ23aの1/2~1ピ チに相当する長さである。これにより、管 手をコンパクトにすることができる。

 (5)上記の食い込み式管継手を冷凍装置や温 装置の冷媒回路、給水回路、給湯回路など 使用すれば、冷凍装置や温水装置などのコ トを軽減することができる。
 (第2実施形態)
 次に、第2実施形態について図7及び図8に基 き説明する。

 第1実施形態では、フェルールの外表面を 保護するため、結合部材2に保護筒部25が形成 されていた。第2実施形態においては、継手 体1に雄ねじを形成し、結合部材2に雌ねじ筒 を形成した。即ち、結合部材2に雌ねじ筒を 成することにより、保護筒部が省略されて る。

 第2実施形態において、継手本体1の基部11 において、結合部材2と面する側には、第1実 形態の軸部17と対応する軸部51が形成されて いる。軸部51の外周面には、結合部材2と螺合 する螺合部としての雄ねじ51aが形成されてい る。また、第1実施形態のように、軸部51の中 心には、接続配管pを差し込むための差込口15 が形成され、差込口15の入口には、カム面16 形成されている。雄ねじ51aの基部11に近い端 部と基部11の側面11aとの間には、第1実施形態 の環状溝24に相当する環状溝52が形成されて る。環状溝52の直径D2は、雄ねじ51aの谷径と 等又はそれより小径であればよい。本実施 態において、環状溝52の直径D2は、雄ねじ51a の谷径と同等である。環状溝52の軸方向の長 L2は、雄ねじ51aのねじピッチの1/2~1ピッチに 相当する長さである。この長さL2は、第1実施 形態における軸方向の長さL1に相当する。

 結合部材2の基部22において、継手本体1と 面する側には、前方に突出した軸部23が設け れている。軸部23の継手本体1と面する側に 、軸部23の外周部から継手本体1に向けて延 る雌ねじ筒部53が形成されている。雌ねじ 部53の内周面には、継手本体1の雄ねじ51aと 合する螺合部としての雌ねじ53aが形成され いる。雌ねじ筒部53の先端は、フェルール3 先端よりも更に前方にまで延びている。雌 じ筒部53は、第1実施形態の保護筒部25に代わ り、フェルール3の外周面を保護するための のである。

 第2実施形態に係る食い込み式管継手の結 合部材2が締結されると、雄ねじ51aが雌ねじ 部53の中に進入する。そして、雄ねじ51aの基 端が雌ねじ筒部53内に入って丁度見えなくな たとき、締結トルクが所定値となり、締結 完了する。

 従って、第2実施形態における食い込み式 管継手も、第1実施形態の場合と同様に、雄 じ51aの基端と基部11の側面11a(図7、図8参照) の間に、雄ねじ51aの谷径と略同一径の環状 52が形成されている。このため、雄ねじ51aの 基端が見えなくなることを確認できるととも に、雄ねじ51aが雌ねじ筒部53内に丁度入るタ ミングを容易に検知できる。従って、締結 完了の管理が容易になり、作業性が向上す 。

 また、第2実施形態に係る食い込み式管継 手によれば、フェルール3が雌ねじ筒部53によ り保護されている。このため、管継手の保管 や管継手を用いた接続作業中に、フェルール 3に傷が付くことを防止できる。つまり、フ ルール3のシール面が保護された状態で締結 業が行われる。よって、継手本体1と結合部 材2との締結により雄ねじ51aが雌ねじ筒部53内 に進入して雄ねじ51aの基端が丁度見えなくな ったときに継手本体1と結合部材2との締結が 了するように管理することができる。

 (第3実施形態)
 次に、第3実施形態について、図9に基づき 明する。第1及び第2実施形態では、食い込み 式管継手を例示したが、この実施形態では、 フレア式管継手に本発明を適用した。

 図9に示すように、第3実施形態に係るフ ア式管継手は、継手本体6及び結合部材7を備 えている。継手本体6は、接続すべき接続配 pが接続される装置に取り付けられる。結合 材7は、接続配管pに外装されて継手本体6に 合される。継手本体6の基部61の外周面には ナット面62が形成されている。ナット面62は 、結合部材7を締結するときに締結工具によ 把持される。継手本体6の基部61において、 合部材7と反対側には、閉鎖弁、容器、配管 どの被接続機器への取付部63が形成されて る。取付部63の外周面には、雄ねじが形成さ れている。

 また、継手本体6の基部61において、結合 材7と面する側には、後方に突出した軸部64 設けられている。軸部64の外周面には、結 部材7と螺合する螺合部としての雄ねじ64aが 成されている。軸部64の中心には、連通孔65 ,66が形成されている。また、軸部64の先端に 、接続配管pのフレア部fを突き合わせる突 せ面67が形成されている。

 また、雄ねじ64aの基端と基部61の側面61a の間には、第1実施形態の環状溝24に相当す 環状溝68が形成されている。環状溝68の直径D 3は、雄ねじ64aの谷径と同等又はそれより小 であればよい。本実施形態において、環状 68の直径D3は、雄ねじ64aの谷径より小さい。 た、環状溝68の軸方向の長さL3は、雄ねじ64a のねじピッチの1/2~1ピッチに相当する長さで る。

 結合部材7は、基部72を有し、その基部72 軸心には、接続配管pが貫通される貫通孔71 形成されている。基部72の継手本体1と面す 側には、雌ねじ筒部73が形成されている。雌 ねじ筒部73の内周面には、継手本体6と螺合す る螺合部としての雌ねじ73aが形成されている 。結合部材7の外形は、全体として袋ナット に形成されている。雌ねじ筒部73内において 、基部72の中心には、接続配管pのフレア部f 押し付ける押付面74が形成されている。

 本実施形態に係る食い込み式管継手の結 部材7が締結されると、雄ねじ64aが雌ねじ筒 部73の中に進入する。そして、雄ねじ64aの基 が雌ねじ筒部73内に入って丁度見えなくな たとき、締結トルクが所定値となり、締結 完了する。

 第3実施形態に係るフレア式管継手は、次の ようにして接続される。
 継手本体6に接続配管pを接続するに先立ち 継手本体6は、取付部63を介して、装置側機 に取り付けられている。先ず、接続配管pに 合部材7を外装する。この状態で、接続配管 pの先端にフレア部fを形成する。次いで、継 本体6の雄ねじ64aに結合部材7の雌ねじ73aを 結し、押付面74により接続配管pのフレア部f 押圧して、突合せ面67に押し付ける。締結 進み、雄ねじ64aが雌ねじ筒部73内に丁度隠れ たとき、締結トルクが所定値になり、締結が 完了する。

 この構成によれば、フレア式管継手にお ても、前述の食い込み式管継手と同様に、 業者は、雄ねじ64aが雌ねじ筒部73内に丁度 れるタイミングを目視で確認して、本実施 態に係るフレア式管継手の締結の完了を管 できる。

 また、図9に示すように、継手本体6の基 61の側面61aと雌ねじ筒部73の端面との間には 環状溝24の軸方向の長さL3に相当する隙間が 形成されている。このため、配管接続後に気 密テストを行い、何らかの原因により冷媒漏 れが発見された場合は、結合部材2を更に増 締めして、冷媒の漏れを防止することがで る。

 また、何らかの理由により接続配管pの接 続をやり直す必要がある場合、継手本体6の 合せ面67に大きな傷がないときは、接続配管 pの先端にフレア部fを新たに形成したり、接 配管pを新品の接続配管pに交換してフレア fを新たに形成したりするなどして、接続配 pを再接続することができる。このとき、突 合せ面67には、目に見えない程度の傷が存在 ていることがあり、その傷により、漏れが じていることも考えられる。この場合は、 初に予定されていた締付位置まで結合部材7 を締め付けたとしても、締め付けが十分でな いことが考えられる。しかし、このようなと きも、軸方向の長さL3に相当する隙間が設定 れていることにより、この範囲内で当初の 付位置から更に締め付けて、締付位置を変 することにより、冷媒漏れのない再接続が 能になる。

 (変形例)
 本発明に係る各実施形態を次のように変形 ることもできる。
 (1)上記各実施形態において、フェルール3は 結合部材2又は継手本体1に一体化されていた 、従来例のように独立タイプのフェルール 採用することもできる。

 (2)フェルール3は、空間部34、第1ノッチ35 び第2ノッチ36を備えていたが、空間部34及 第2ノッチ36のみ、又は空間部34及び第1ノッ 35のみを備えていてもよい。更には、第1ノ チ35及び第2ノッチ36を備えていないフェルー ルを採用することもできる。

 (3)前記各実施形態において、継手本体1に カム面16が形成され、結合部材2にフェルール 3が一体形成されていたが、継手本体1にフェ ール3を一体形成し、結合部材2にカム面を 成してもよい。

 (4)上記各実施形態において、継手本体1の 基部11において、結合部材2と反対側に、装置 側機器に継手本体1を取り付けるための取付 13が形成されていた。これに代えて、従来例 のように、基部11の結合部材2と反対側に、装 置側配管を差し込む差込口を備えたソケット 部を形成してもよい。

 本発明に係る管継手は、フレア式管継手 食い込み式管継手などの管継手として利用 れる。これら管継手の用途としては、空気 和機、ヒ-トポンプ式給湯装置などの冷凍装 置における銅管を使用する冷媒配管の管継手 、給水装置、給湯装置などの鋼管、ステンレ ス鋼管、プラスチック管などを使用する水配 管における管継手、その他用途の配管におけ る管継手などがある。