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Title:
SADDLED VEHICLE CONTROL DEVICE AND CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2023/119025
Kind Code:
A1
Abstract:
The present invention provides a control device and a control method that can appropriately assist a rider. An acquisition unit of a control device (20) of a saddled vehicle (100) acquires riding object information about riding objects, which are objects riding on the saddled vehicle (100) other than the rider (200) of the saddled vehicle (100), on the basis of the output of an environmental information detection system (11) that includes at least one environmental sensor (11a, 11b, 11c, 11d) mounted on the saddled vehicle (100) and that detects information about surrounding objects, which are objects located around the saddled vehicle (100); and an execution unit of the control device (20) performs an assistance operation for the rider (200) of the saddled vehicle (100) on the basis of the riding object information.

Inventors:
PFAU LARS (JP)
Application Number:
PCT/IB2022/061589
Publication Date:
June 29, 2023
Filing Date:
November 30, 2022
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
G08G1/16; B60K31/00; B60N2/00; B60R1/00; B60W30/08; B60W30/14; B60W40/08; B60W40/13; G06V20/59
Domestic Patent References:
WO2020041191A12020-02-27
Foreign References:
JP2022096469A2022-06-29
US20190300012A12019-10-03
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Claims:
【書類名】 請求の範囲

【請求項 1】 鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) の制御装置 ( 2 0 ) であって、 前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) に搭載される少なく とも一つの環境センサ ( 1 1 a、 1 1 b 、 1 1 c , l i d ) を含み、 目.つ、 該鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) の周辺に位置する物体で ある周辺物体の情報を検出する環境情報検出システム ( 1 1 ) の出力に基づいて、 該鞍乗 り型車両 ( 1 0 0 ) のライダー ( 2 0 0 ) 以外の該鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) に乗っている 物体である乗車物体の情報である乗車物体情報を取得する取得部 ( 2 1 ) と、 前記乗車物体情報に基づいて、 前記ライダー ( 2 0 0 ) の支援動作を実行する実行部 ( 2 2 ) と、 を備えている、 制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 2 ] 前記乗車物体情報は、 前記乗車物体の有無の情報を含む、 請求項 1に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 3 ] 前記乗車物体情報は、 前記乗車物体の位置の情報を含む、 請求項 1又は 2に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 4】 前記乗車物体情報は、 前記乗車物体の種別の情報を含む、 請求項 1〜 3の何れか一項に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 5 ] 前記乗車物体情報は、 前記乗車物体のサイズの情報を含む、 請求項 1〜 4の何れか一項に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 6 ] 前記乗車物体情報は、 前記乗車物体の重量の情報を含む、 請求項 1〜 5の何れか一項に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 ? ] 前記取得部 ( 2 1 ) は、 前記環境センサ ( 1 l a、 l i b、 1 1 c、 l i d ) における 検出可否の情報に基づいて、 前記乗車物体情報を取得する、 請求項 1〜 6の何れか一項に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 8】 前記取得部 ( 2 1 ) は、 前記環境センサ ( 1 1 a、 l i b、 1 1 c、 l i d ) から前記 乗車物体までの距離及び/又は方向の情報に基づいて、 前記乗車物体情報を取得する、 請求項 1〜 7の何れか一項に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 9 ] 前記取得部 ( 2 1 ) は、 前記環境センサ ( 1 1 a、 l i b、 1 1 c、 l i d ) において 検出される地面の位置の情報に基づいて、 前記乗車物体情報を取得する、 請求項 1〜 8の何れか一項に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 1 〇】 前記支援動作は、 前記ライダー ( 2 0 0 ) に対する報知動作を含む、 請求項 1〜 9の何れか一項に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 1 1】 前記支援動作は、 前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) の挙動制御動作を含む、 請求項 1〜 1 〇の何れか一項に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 1 2 ] 前記取得部 ( 2 1 ) は、 前記環境情報検出システム ( 1 1 ) の出力に基づいて、 前記鞍 乗り型車両 ( 1 0 0 ) と前記周辺物体との位置関係情報を取得し、 前記実行部 ( 2 2 ) は、 前記乗車物体情報に加えて前記位置関係情報に基づいて、 前記 支援動作を実行する、 請求項 1〜 1 1の何れか一項に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 1 3 ] 前記取得部 ( 2 1 ) は、 前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) の周辺のうちの前記乗車物体情報 に応じて設定される領域に位置する前記周辺物体に対して、 前記位置関係情報を取得する 請求項 1 2に記載の制御装置 ( 2 0 ) 。

【請求項 1 4 ] 鞍乗り型車両 ( 1 〇 〇) の制御方法であって、 前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) の制御装置 ( 2 0 ) の取得部 ( 2 1 ) が、 該鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) に搭載される少なく とも一つの環境センサ ( 1 1 a、 ! i b , 1 1 c、 1 1 d ) を含み、 目.つ、 該鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) の周辺に位置する物体である周辺物体の情報 を検出する環境情報検出システム ( 1 1 ) の出力に基づいて、 該鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) のライダー ( 2 0 0 ) 以外の該鞍乗り型車両 ( 1 0 0 ) に乗っている物体である乗車物体 の情報である乗車物体情報を取得し、 前記制御装置 ( 2 0 ) の実行部 ( 2 2 ) が、 前記乗車物体情報に基づいて、 前記ライダ 一 ( 2 0 0 ) の支援動作を実行する、 制御方法。

Description:
【書類名】 明細書

【発明の名称】 鞍乗り型車両の制御装置及び制御方法

【技術分野】

【。 0 0 1】 本発明は、 鞍乗り型車両の制御装置と、 鞍乗り型車両の制御方法と、 に関する。

【背景技術】

【。 0 0 2】 従来の鞍乗り型車両の制御装置として、 ライダーの支援動作を実行するものが知られ て いる (例えば、 特許文献 1 ) 。

【先行技術文献】

【特許文献】

【〇 0 0 3】

【特許文献 1】 特開 2 0 0 9 — 1 1 6 8 8 2号公報

【発明の概要】

【発明が解決しよう とする課題】

【〇 0 0 4】 鞍乗り型車両では、 他の車両 (例えば、 乗用車、 トラック等) と比較して、 ライダー以 外の鞍乗り型車両に乗っている物体による走 行への影響が大きい。 しかしながら、 従来の 鞍乗り型車両の制御装置では、 ライダー以外の鞍乗り型車両に乗っている物 体の情報を取 得することができず、 適切な支援動作を実行することが困難となる 場合が生じ得る。

【〇 0 0 5】 本発明は、 上述の課題を背景としてなされたものであり 、 ライダーを適切に支援し得る 制御装置を得るものである。 また、 ライダーを適切に支援し得る制御方法を得る ものであ る。

【課題を解決するための手段】

【〇 0 0 6】 本発明に係る制御装置は、 鞍乗り型車両の制御装置であって、 前記鞍乗り型車両に搭載 される少なく とも一つの環境センサを含み、 目.つ、 該鞍乗り型車両の周辺に位置する物体 である周辺物体の情報を検出する環境情報検 出システムの出力に基づいて、 該鞍乗り型車 両のライダー以外の該鞍乗り型車両に乗って いる物体である乗車物体の情報である乗車物 体情報を取得する取得部と、 前記乗車物体情報に基づいて、 前記ライダーの支援動作を実 行する実行部と、 を備えている。

【〇 0 0 7】 本発明に係る制御方法は、 鞍乗り型車両の制御方法であって、 前記鞍乗り型車両の制御 装置の取得部が、 該鞍乗り型車両に搭載される少なく とも一つの環境センサを含み、 目・つ 、 該鞍乗り型車両の周辺に位置する物体である 周辺物体の情報を検出する環境情報検出シ ステムの出力に基づいて、 該鞍乗り型車両のライダー以外の該鞍乗り型 車両に乗っている 物体である乗車物体の情報である乗車物体情 報を取得し、 前記制御装置の実行部が、 前記 乗車物体情報に基づいて、 前記ライダーの支援動作を実行する。

【発明の効果】

【〇 0 0 8】 本発明に係る制御装置及び制御方法では、 環境情報検出システムの出力に基づいてライ ダー以外の鞍乗り型車両に乗っている物体の 情報が取得され、 その情報に基づいて鞍乗り 型車両のライダーの支援動作が実行される。 そのため、 ライダー以外の鞍乗り型車両に乗 っている物体の情報を適切に取得することが 可能となって、 ライダーを適切に支援するこ とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【〇 0 0 9】

【図 1】 本発明の実施の形態に係る支援システムの、 鞍乗り型車両への搭載状態を示 す図である。 いる。 環境センサ 1 1 a、 l i b , 1 1 c、 1 1 dは、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に搭載される 〇 環境センサ 1 1 a、 l i b、 1 1 c、 1 1 dは、 例えば、 超音波センサ、 レーダー、 L i d a 「センサ、 カメラ等である。 環境センサ 1 1 a、 l i b、 1 1 c、 1 1 dは、 検出 範囲内に位置する物体 (例えば、 車両、 障害物、 道路設備、 人、 動物等) までの距離及び / 又は方向に関連する情報 (例えば、 相対位置、 相対距離、 相対速度、 相対加速度、 相対 加加速度、 通過時間差、 衝突に至るまでの予測時間等の情報) を非接触で検出するもので あってもよく、 また、 検出範囲内に位置する物体の特徴 (例えば、 物体の種別、 物体の形 状、 物体に付されているマーク等) を非接触で検出するものであってもよい。 つまり、 環 境情報検出システム 1 1は、 環境センサ 1 l a、 l i b、 1 1 c、 1 1 dを用いて、 鞍乗 り型車両 1 〇 〇の周辺に位置する物体である周辺物体の情 報を環境情報として検出するも のである。 環境センサ 1 l a、 l i b、 1 1 c、 1 1 dのうちの一部の環境センサが、 他 の環境センサで兼用されていてもよい。 また、 必要に応じて、 環境センサ 1 l a、 1 1 b 、 1 1 c、 1 1 dのうちの一部が省略されていてもよく、 また、 他の環境センサが追加さ れてもよい。

[ 0 0 1 8 ] 走行状態情報検出システム 1 2は、 例えば、 車輪速センサ 1 2 a と、 慣性センサ ( I M U) 1 2 と、 を含む。 車輪速センサ 1 2 aは、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の車輪の回転速度を 検出する。 車輪速センサ 1 2 aが、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の車輪の回転速度に実質的に換算 可能な他の物理量を検出するものであっても よい。 慣性センサ 1 2 bは、 鞍乗り型車両 1 。 0に生じている 3軸の加速度及び 3軸 (ロール、 ピッチ、 ヨー) の角速度を検出する。 慣性センサ 1 2 bが、 鞍乗り型車両 1 0 0に生じている 3軸の加速度及び 3軸の角速度に 実質的に換算可能な他の物理量を検出するも のであってもよい。 また、 慣性センサ 1 2 b が、 3軸の加速度及び 3軸の角速度の一部のみを検出するものであ てもよい。 また、 必 要に応じて、 車輪速センサ 1 2 a及び慣性センサ 1 2 bの少なく とも一方が省略されても よく、 また、 他のセンサが追加されてもよい。

[ 0 0 1 9 ] 制御装置 2 〇は、 少なく とも、 取得部 2 1 と、 実行部 2 2 と、 を含む。 制御装置 2 0の 全て又は各部は、 1つの筐体に纏めて設けられていてもよく、 また、 複数の筐体に分けら れて設けられていてもよい。 また、 制御装置 2 0の一部又は全ては、 例えば、 マイコン、 マイクロプロセッサユニッ ト等で構成されてもよく、 また、 ファームウェア等の更新可能 なもので構成されてもよく、 また、 C PU等からの指令によって実行されるプログラ モ ジュール等であってもよい。

[ 0 0 2 0 ] 取得部 2 1は、 環境情報検出システム 1 1の出力に基づいて、 乗車物体情報を取得する 。 乗車物体情報は、 ライダー 2 0 0以外の鞍乗り型車両 1 0 0に乗っている物体である乗 車物体の情報である。 例えば、 乗車物体は、 鞍乗り型車両 1 0 0の後部に積載される荷物 、 鞍乗り型車両 1 0 0の後部座席に搭乗する同乗者等である。 また、 取得部 2 1は、 走行 状態情報検出システム 1 2の出力に基づいて、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行状態情報を取得 する。

[ 0 0 2 1 ] 例えば、 環境センサ 1 1 d、 つまり、 鞍乗り型車両 1 〇 〇において標準的なサイズの荷 物が標準的な位置に乗っている場合にその荷 物の有る位置 (例えば、 リアフェンダー 1 0 0 Aの上方等) の方を向く と想定される環境センサが、 近距離を検出不能である場合にお いて、 取得部 2 1は、 環境情報検出システム 1 1の出力に基づいて、 環境センサ l i dの 視野の全域又は一部が検出不能であるか否か を判定する。 つまり、 取得部 2 1は、 環境セ ンサ 1 1 dにおける検出可否の情報を取得する。 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距 離を超えて判定が肯定され続ける場合に、 荷物が有ると判定する。 つまり、 乗車物体情報 は、 乗車物体の有無の情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超 えて判定が肯定され続ける場合に、 環境センサ 1 1 dの視野の鞍乗り型車両 1 〇 〇に対す る相対位置の情報を用いて、 荷物の乗っている位置を推定する。 例えば、 環境センサ 1 1 d の視野の一部が検出不能になっている、 又は、 複数の環境センサ 1 1 dの一部のみが検 出不能になっている場合には、 その検出不能になっている領域の鞍乗り型車 両 1 〇 〇に対 する相対位置の情報を用いて、 荷物の乗っている位置を推定する。 つまり、 乗車物体情報 は、 乗車物体の位置の情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超 えて判定が肯定され続ける場合に、 環境センサ 1 1 dの視野の鞍乗り型車両 1 〇 〇に対す る相対位置の情報を用いて、 乗車物体の種別が荷物であると推定する。 例えば、 環境セン サ 1 1 dが検出不能となっていて、 環境センサ 1 1 b及び環境センサ 1 1 cが検出可能で ある場合に、 取得部 2 1は、 乗車物体の種別が同乗者ではなく荷物である と推定する。 っ まり、 乗車物体情報は、 乗車物体の種別の情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基準時間又 は基準走行距離を超えて判定が肯定され続け る場合に、 環境センサ 1 1 dの視野の鞍乗り 型車両 1 〇 〇に対する相対位置の情報を用いて、 乗っている荷物のサイズを推定する。 例 えば、 取得部 2 1は、 環境センサ 1 1 dの視野の一部が検出不能になっている、 又は、 複 数の環境センサ 1 1 dの一部のみが検出不能になっている場合に 、 その検出不能になつ ている領域の鞍乗り型車両 1 〇 〇に対する相対位置の情報を用いて、 乗っている荷物のサ イズを推定する。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体のサイズの情報を含む。 また、 取得 部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超えて判定が肯 定され続ける場合に、 環境センサ l i , 環境センサ 1 1 c、 及び/又は環境センサ 1 1 dにおいて検出される地面の位置 の情報を用いて、 荷物の重量を推定する。 例えば、 取得部 2 1は、 事前に設定又は取得さ れた乗車物体が無い状態での地面の位置に対 する変化量を導出して荷物の重量を推定する 。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の重量の情報を含む。 地面の位置の情報が、 鞍乗り 型車両 1 〇 〇の停止時に取得されるとよい。

[ 0 0 2 2 ] 例えば、 環境センサ l i d、 つまり、 鞍乗り型車両 1 〇 〇において標準的なサイズの荷 物が標準的な位置に乗っている場合にその荷 物の有る位置 (例えば、 リアフェンダー 1 0 0 Aの上方等) の方を向く と想定される環境センサが、 近距離を検出可能である場合にお いて、 取得部 2 1は、 環境情報検出システム 1 1の出力に基づいて、 環境センサ l i dか らの距離が基準距離を下回る位置、 及び/又は、 環境センサ 1 1 dからの方向が基準範囲 内にある位置に何らかの物体、 つまり荷物が存在しているか否かを判定する 。 つまり、 取 得部 2 1は、 環境センサ 1 1 dから乗車物体までの距離及び/又は方向の情 を取得する 。 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超えて判定が肯 定され続ける場合に、 荷物 が有ると判定する。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の有無の情報を含む。 また、 取得 部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超えて判定が肯 定され続ける場合に、 環境センサ 1 1 dからその物体、 つまり荷物までの距離及び/又は方向の情報 用いて、 荷物の乗っ ている位置及び/又はサイズを推定する。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の位置及び / 又はサイズの情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超えて判 定が肯定され続ける場合に、 環境センサ 1 1 dで検出される乗車物体の特徴の情報、 及び / 又は、 環境センサ 1 1 dの視野の鞍乗り型車両 1 〇 〇に対する相対位置の情報を用いて 、 乗車物体の種別が荷物であると推定する。 例えば、 環境センサ 1 1 dのみで判定が肯定 されている場合に、 取得部 2 1は、 乗車物体の種別が同乗者ではなく荷物である と推定す る。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の種別の情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基準 時間又は基準走行距離を超えて判定が肯定さ れ続ける場合に、 環境センサ 1 1 b、 環境セ ンサ 1 1 c、 及び/又は環境センサ 1 1 dにおいて検出される地面の位置の情報を用 て 、 荷物の重量を推定する。 例えば、 取得部 2 1は、 事前に設定又は取得された乗車物体が 無い状態での地面の位置に対する変化量を導 出して荷物の重量を推定する。 つまり、 乗車 物体情報は、 乗車物体の重量の情報を含む。 地面の位置の情報が、 鞍乗り型車両 1 0 0の 停止時に取得されるとよい。

[ 0 0 2 3 ] 例えば、 環境センサ 1 1 b及び/又は環境センサ l i e、 つまり、 鞍乗り型車両 1 〇 〇 において同乗者が標準的な位置に乗っている 場合に同乗者の脚が有る位置 (例えば、 同乗 者用ステップ 1 0 0 Bの上方等) の方を向く と想定される環境センサが、 近距離を検出不 能である場合において、 取得部 2 1は、 環境情報検出システム 1 1の出力に基づいて、 環 境センサ 1 1 b及び/又は環境センサ 1 1 cの視野の全域又は一部が検出不能であるか かを判定する。 つまり、 取得部 2 1は、 環境センサ 1 1 b及び/又は環境センサ 1 1 cに おける検出可否の情報を取得する。 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超えて判 定が肯定され続ける場合に、 同乗者が乗っていると判定する。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の有無の情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超えて 判定が肯定され続ける場合に、 環境センサ 1 1 b及び/又は環境センサ 1 1 cの視野の鞍 乗り型車両 1 〇 〇に対する相対位置の情報を用いて、 同乗者の乗っている位置を推定する 。 例えば、 環境センサ 1 1 bの視野の一部が検出不能になっている、 又は、 複数の環境セ ンサ 1 1 bの一部のみが検出不能になっている場合に 、 その検出不能になっている領域 の鞍乗り型車両 1 〇 〇に対する相対位置の情報を用いて、 同乗者の乗っている位置を推定 する。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の位置の情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基 準時間又は基準走行距離を超えて判定が肯定 され続ける場合に、 環境センサ 1 1 dの視野 の鞍乗り型車両 1 〇 〇に対する相対位置の情報を用いて、 乗車物体の種別が同乗者である と推定する。 例えば、 環境センサ 1 1 b及び環境センサ 1 1 cが検出不能となっている場 合に、 取得部 2 1は、 乗車物体の種別が荷物ではなく同乗者である と推定する。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の種別の情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基準時間又は基準 走行距離を超えて判定が肯定され続ける場合 に、 環境センサ 1 1 d、 環境センサ 1 1 b、 及び/ 又は環境センサ 1 1 cにおいて検出される地面の位置の情報を用 て、 同乗者の重 量を推定する。 例えば、 取得部 2 1は、 事前に設定又は取得された乗車物体が無い状 態で の地面の位置に対する変化量を導出して同乗 者の重量を推定する。 つまり、 乗車物体情報 は、 乗車物体の重量の情報を含む。 地面の位置の情報が、 鞍乗り型車両 1 0 0の停止時に 取得されるとよい。

[ 0 0 2 4 ] 例えば、 環境センサ 1 1 b及び/又は環境センサ 1 1 c、 つまり、 鞍乗り型車両 1 〇 〇 において同乗者が標準的な位置に乗っている 場合に同乗者の脚が有る位置 (例えば、 同乗 者用ステップ 1 0 0 Bの上方等) の方を向く と想定される環境センサが、 近距離を検出可 能である場合において、 取得部 2 1は、 環境情報検出システム 1 1の出力に基づいて、 環 境センサ 1 1 b及び/又は環境センサ 1 1 cからの距離が基準距離を下回る位置、 及び/ 又は、 環境センサ 1 1 b及び/又は環境センサ 1 1 cからの方向が基準範囲内にある位置 に何らかの物体、 つまり同乗者の脚が存在しているか否かを判 定する。 つまり、 取得部 2 1 は、 環境センサ 1 1 b及び/又は環境センサ 1 1 cから乗車物体までの距離及び/又は 方向の情報を取得する。 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超えて判定が肯 定さ れ続ける場合に、 同乗者が乗っていると判定する。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の 有無の情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超えて判定が肯 定 され続ける場合に、 環境センサ 1 1 b及び/又は環境センサ 1 1 cからその物体、 つまり 同乗者の脚までの距離及び/又は方向の情報 用いて、 同乗者の乗っている位置を推定す る。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の位置の情報を含む。 また、 取得部 2 1は、 基準 時間又は基準走行距離を超えて判定が肯定さ れ続ける場合に、 環境センサ 1 1 b及び/又 は環境センサ 1 1 cで検出される乗車物体の特徴の情報、 及び/又は、 環境センサ 1 1 b 及び/ 又は環境センサ 1 1 cの視野の鞍乗り型車両 1 〇 〇に対する相対位置の情報を用い て、 乗車物体の種別が同乗者であると推定する。 例えば、 環境センサ 1 l b及び/又は環 境センサ 1 1 cのみで判定が肯定されている場合に、 取得部 2 1は、 乗車物体の種別が荷 物ではなく同乗者であると推定する。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の種別の情報を 含む。 また、 取得部 2 1は、 基準時間又は基準走行距離を超えて判定が肯 定され続ける場 合に、 環境センサ l i d、 環境センサ l i b、 及び/又は環境センサ 1 1 cにおいて検出 される地面の位置の情報を用いて、 同乗者の重量を推定する。 例えば、 取得部 2 1は、 事 前に設定又は取得された乗車物体が無い状態 での地面の位置に対する変化量を導出して同 乗者の重量を推定する。 つまり、 乗車物体情報は、 乗車物体の重量の情報を含む。 地面の 位置の情報が、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の停止時に取得されるとよい。 [ 0 0 2 5 ] 環境センサ 1 1 b、 環境センサ 1 1 c、 及び、 環境センサ l i dの少なく とも一つが、 乗車物体情報の取得に専ら用いられるもので あってもよく、 また、 後述される衝突抑制動 作における、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に対する鞍乗り型車両 1 〇 〇の側方又は後方に位置する 周辺物体の衝突可能性判定と兼用されるもの であってもよい。 また、 環境センサ 1 1 a又 は環境センサ 1 1 dの視野が広い場合に、 環境センサ 1 1 b及び環境センサ 1 1 cの少な く とも一方が、 環境センサ 1 1 a又は環境センサ 1 1 dによって代用されてもよい。 また 、 環境センサ 1 1 b又は環境センサ 1 1 cの視野が広い場合に、 環境センサ 1 1 a及び環 境センサ 1 1 dの少なく とも一方が、 環境センサ 1 1 b又は環境センサ 1 1 cによって代 用されてもよい。 特に、 乗車物体情報を取得するための環境センサは 、 超音波センサであ るとよい。 そのような場合には、 乗車物体情報の取得のために、 超音波センサにおいて、 反射波に含まれる距離情報及び/又は品質特 情報 (例えば、 振幅、 相関係数、 周波数等 ) が検出されてもよく、 また、 ノイズレベルが検出されてもよく、 また、 グランドクラッ タが検出されてもよい。

[ 0 0 2 6 ] 実行部 2 2は、 取得部 2 1で取得された乗車物体情報に基づいて、 ライダー 2 0 0の支 援動作を実行する。 実行部 2 2は、 例えば、 鞍乗り型車両 1 0 0に制動力を生じさせる制 動装置 3 〇、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に駆動力を生じさせる駆動装置 4 〇、 ライダー 2 0 0に 対する報知 (例えば、 聴覚に作用する報知、 視覚に作用する報知、 触覚に作用する報知等 ) を発する報知装置 5 0等に制御指令を出力して、 ライダー 2 0 0の支援動作を実行する 。 つまり、 実行部 2 2は、 ライダー 2 0 0の支援動作として、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の挙動 制御動作を実行してもよく、 また、 ライダー 2 0 0に対する報知動作を実行してもよい。 なお、 報知装置 5 0は、 鞍乗り型車両 1 0 0に設けられていてもよく、 また、 鞍乗り型車 両 1 0 0 と通信可能に接続されたライダー 2 0 0の着用物 1 1 〇 (例えば、 ヘルメッ ト、 ゴーグル、 グローブ等) に設けられていてもよい。 また、 ライダー 2 0 0に対する報知が 、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に瞬時的な加減速度の変化を生じさせるハ プティクス動作によって 行われてもよい。 そのような場合には、 制動装置 3 0又は駆動装置 4 0が、 報知装置 5 0 の機能を担う。

[ 0 0 2 7 ] 具体例として、 実行部 2 2は、 報知動作として、 乗車物体が鞍乗り型車両 1 0 0に乗っ ている旨をライダー 2 0 0に報知する動作を実行する。 また、 実行部 2 2は、 報知動作と して、 乗車物体が乗っている位置をライダー 2 0 0に報知する動作を実行する。 また、 実 行部 2 2は、 報知動作として、 乗車物体の種別をライダー 2 0 0に報知する動作を実行す る。 また、 実行部 2 2は、 報知動作として、 乗車物体のサイズをライダー 2 0 0に報知す る動作を実行する。 また、 実行部 2 2は、 報知動作として、 乗車物体の重量をライダー 2 〇 〇に報知する動作を実行する。

[ 0 0 2 8 ] 他の具体例として、 実行部 2 2は、 挙動制御動作として、 鞍乗り型車両 1 0 0のスリ ッ プ制御 (例えば、 アンチロックブレーキコントロール、 トラクションコントロール、 横滑 り抑制制御等) 及び/又はサスペンション制御のモードを、 乗車物体の有無に応じて変化 させる動作を実行する。 実行部 2 2は、 乗車物体情報が、 乗車物体が乗っている旨を示す 情報である場合に、 鞍乗り型車両 1 〇 〇が後ろ荷重になっていると仮定し、 その状態に特 化した閩値が設定されたモードを自動で設定 する。 実行部 2 2が、 乗車物体の種別及び/ 又はサイズから想定される標準的な重量を、 そのモードの設定に反映するとよい。 また、 実行部 2 2が、 乗車物体の乗っている位置の情報を、 そのモードの設定に反映するとよい 。 また、 実行部 2 2が、 乗車物体の重量の情報を、 そのモードの設定に反映するとよい。 なお、 実行部 2 2が、 報知動作として、 モードの変更をライダー 2 0 0に提案する動作を 実行し、 ライダー 2 〇 〇の承認後にモードの変更が確定されてもよ い。

[ 0 0 2 9 ] 他の具体例として、 実行部 2 2は、 乗車物体情報に加えて、 鞍乗り型車両 1 0 0と、 鞍 乗り型車両 1 〇 〇の周辺に位置する物体 (例えば、 車両、 障害物、 道路設備、 人、 動物等 ) である周辺物体と、 の位置関係情報に基づいて、 ライダー 2 0 0の支援動作を実行する 〇 位置関係情報は、 取得部 2 1において、 環境情報検出システム 1 1の出力に基づいて取 得される。 位置関係情報は、 例えば、 相対位置、 相対距離、 相対速度、 相対加速度、 相対 加加速度、 通過時間差、 衝突に至るまでの予測時間等の情報である。 位置関係情報は、 そ れらに実質的に換算可能な他の物理量の情報 であってもよい。 位置関係情報の取得のため に、 乗車物体情報の取得のために用いられた環境 センサと異なる他の環境センサが用いら れてよく、 また、 乗車物体情報の取得のために用いられた環境 センサが用いられてもよい 〇

[ 0 0 3 0 ] 例えば、 実行部 2 2は、 ライダー 2 0 0の支援動作として、 取得部 2 1で取得される位 置関係情報に基づいて、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の自動加減速動作を行う。 自動加減速動作は 、 例えば、 ライダー 2 0 0によるブレーキ操作及びアクセル操作が無 状態で行われる先 行車に対する速度追従制御 (いわゆる、 アダプティブクルーズコントロール) 、 ライダー 2 0 0によるブレーキ操作又はアクセル操作が有 状態で行われる先行車に対する速度追 従制御等である。 取得部 2 1は、 鞍乗り型車両 1 0 0 と、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の先行車、 つまり速度追従の対象となる物体と、 の相対距離、 相対速度、 又は、 通過時間差の情報を 取得する。 実行部 2 2は、 制動装置 3 0又は駆動装置 4 0に制御指令を出力して、 その相 対距離、 相対速度、 又は、 通過時間差の情報に応じた加減速度を鞍乗り 型車両 1 0 0に生 じさせて、 鞍乗り型車両 1 〇 〇を先行車に速度追従させる。 制動装置 3 0が、 減速度を生 じさせる又は増加させるために制御されても よく、 また、 加速度を生じさせる又は増加さ せるために制御されてもよい。 駆動装置 4 0が、 加速度を生じさせる又は増加させるため に制御されてもよく、 また、 減速度を生じさせる又は増加させるために制 御されてもよい 。 実行部 2 2は、 自動加減速動作の実行時に、 必要に応じて、 報知装置 5 0に制御信号を 出力して、 ライダー 2 0 0に対する報知を生じさせる。

[ 0 0 3 1 ] 例えば、 実行部 2 2は、 ライダー 2 0 0の支援動作として、 取得部 2 1で取得される位 置関係情報に基づいて、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の衝突抑制動作を行う。 取得部 2 1は、 鞍乗 り型車両 1 〇 〇 と、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の周辺 (例えば、 前方、 右方、 左方、 後方等) に 位置する物体 (例えば、 車両、 障害物、 道路設備、 人、 動物等) である周辺物体と、 の彳野 突に至るまでの予測時間の情報、 つまり衝突可能性の情報を取得する。 実行部 2 2は、 衝 突可能性が基準を上回ると判定される場合に 、 報知装置 5 0に制御信号を出力して、 ライ ダー 2 0 0に対する報知を生じさせる。 また、 実行部 2 2は、 衝突可能性が基準を上回る と判定される場合に、 制動装置 3 0又は駆動装置 4 0に制御指令を出力して、 その衝突を 抑制する加減速度を鞍乗り型車両 1 0 0に生じさせる。 制動装置 3 0が、 減速度を生じさ せる又は増加させるために制御されてもよく 、 また、 加速度を生じさせる又は増加させる ために制御されてもよい。 駆動装置 4 0が、 加速度を生じさせる又は増加させるために制 御されてもよく、 また、 減速度を生じさせる又は増加させるために制 御されてもよい。

[ 0 0 3 2 ] 例えば、 実行部 2 2は、 自動加減速動作及び/又は衝突抑制動作にお て、 鞍乗り型車 両 1 0 0に生じさせる加速度の上限値及び/又は減速 の上限値を、 乗車物体の有無、 位 置、 種別、 サイズ、 及び/又は重量に応じて変化させる。 また、 実行部 2 2は、 衝突抑制 動作において、 衝突可能性の判定の基準を、 乗車物体の有無、 位置、 種別、 サイズ、 及び / 又は重量に応じて変化させる。 また、 実行部 2 2は、 環境情報検出システム 1 1に制御 指令を出力して、 乗車物体を視野から除外するべく、 乗車物体が視野に含まれている環境 センサ (例えば、 環境センサ l i b、 環境センサ 1 1 c、 環境センサ l i d等) の視野の 方向を変更してもよい。 実行部 2 2が、 取得部 2 1に指令を出力して、 環境情報検出シス テム 1 1から出力されるデータのうちの、 乗車物体によって検出不能となっている領域 、 又は、 乗車物体を検出している領域についての、 鞍乗り型車両 1 〇 〇と周辺物体との位置 関係情報を取得するための演算処理を省略さ せてもよい。 つまり、 取得部 2 1は、 鞍乗り 型車両 1 〇 〇の周辺のうちの乗車物体情報に応じて設定 される領域に位置する周辺物体に 対して、 位置関係情報を取得するものであってもよい 。

[ 0 0 3 3 ] く支援システムの動作> 実施の形態に係る支援システムの動作につい て説明する。 図 3は、 本発明の実施の形態に係る支援システムの、 制御装置の動作フローの一例を示 す図である。

[ 0 0 3 4 ] 制御装置 2 0は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行中において、 図 3に示される動作フローを 実行する。

[ 0 0 3 5 ]

(取得ステップ) ステップ S 1 0 1において、 取得部 2 1は、 環境情報検出システム 1 1の出力に基づい て、 乗車物体情報を取得する。 取得部 2 1は、 必要に応じて、 環境情報検出システム 1 1 の出力に基づいて、 鞍乗り型車両 1 0 0と周辺物体との位置関係情報を取得する。 また、 取得部 2 1は、 必要に応じて、 走行状態情報検出システム 1 2の出力に基づいて、 鞍乗り 型車両 1 〇 〇の走行状態情報を取得する。

[ 0 0 3 6 ]

(実行ステップ) 続いて、 ステップ S 1 〇 2において、 実行部 2 2は、 少なく とも、 取得部 2 1で取得さ れた乗車物体情報に基づいて、 ライダー 2 〇 〇の支援動作を実行する。

[ 0 0 3 7 ] く支援システムの効果> 実施の形態に係る支援システムの効果につい て説明する。 制御装置 2 0では、 環境情報検出システム 1 1の出力に基づいて乗車物体情報が取得さ れ、 乗車物体情報に基づいて鞍乗り型車両 1 0 0のライダー 2 0 0の支援動作が実行され る。 そのため、 ライダー 2 0 0以外の鞍乗り型車両 1 0 0に乗っている物体の情報を適切 に取得することが可能となって、 ライダー 2 〇 〇を適切に支援することが可能となる。

[ 0 0 3 8 ] 好ましくは、 取得部 2 1は、 環境センサ (例えば、 環境センサ l i b、 環境センサ 1 1 c 、 環境センサ 1 1 d等) における検出可否の情報に基づいて、 乗車物体情報を取得する 。 また、 好ましくは、 取得部 2 1は、 環境センサ (例えば、 環境センサ l i b、 環境セン サ 1 1 c、 環境センサ 1 1 d等) から乗車物体までの距離及び/又は方向の情 に基づい て、 乗車物体情報を取得する。 また、 好ましくは、 取得部 2 1は、 環境センサ (例えば、 環境センサ 1 1 b、 環境センサ 1 1 c、 環境センサ 1 1 d等) において検出される地面の 位置の情報に基づいて、 乗車物体情報を取得する。 それらのように構成されることで、 ラ イダー 2 0 0以外の鞍乗り型車両 1 〇 〇に乗っている物体の情報を適切に取得する ことが 可能となる。

[ 0 0 3 9 ] 好ましくは、 取得部 2 1は、 環境情報検出システム 1 1の出力に基づいて、 鞍乗り型車 両 1 0 0 と周辺物体との位置関係情報を取得し、 実行部 2 2は、 乗車物体情報に加えて位 置関係情報に基づいて、 支援動作を実行する。 そのように構成されることで、 ライダー 2 〇 〇を適切に支援することが可能となる。

[符号の説明]

[ 0 0 4 0 ]

! 支援システム、 1 1 環境情報検出システム、 1 1 a、 ! i b , 1 1 c、 1 1 d 環境センサ、 1 2 走行状態情報検出システム、 1 2 a 車輪速センサ、 1 2 b 慣性セ ンサ、 2 〇 制御装置、 2 1 取得部、 2 2 実行部、 3 〇 制動装置、 4 〇 駆動装置 、 5 〇 報知装置、 1 0 0 鞍乗り型車両、 1 0 0 A リアフェンダー、 1 0 0 B 同乗 者用ステップ、 1 1 〇 着用物、 2 0 0 ライダー