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Patent Searching and Data


Title:
COIN PROCESSING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2010/046992
Kind Code:
A1
Abstract:
A coin processing device which can prevent coins from remaining in a saucer portion (14). The saucer portion (14) for storing coins is provided on the underside of a transaction opening (13). At a part on the base of the saucer portion (14), a gate portion (56) is provided to be opened/closed freely. An Opening/closing mechanism (66) for opening/closing the gate portion (56) and a vibration imparting mechanism (68) for touching the gate portion (56) and imparting vibration thereto are also provided. Vibration is imparted by the vibration imparting mechanism (68) to the gate portion (56) thence transmitted to the whole saucer portion (14) thus preventing coins from remaining in the saucer portion (14).

Inventors:
MIZOWAKI YUUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/069305
Publication Date:
April 29, 2010
Filing Date:
October 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GLORY KOGYO KK (JP)
MIZOWAKI YUUSHI (JP)
International Classes:
G07D9/00; G07F1/04
Foreign References:
JPS62100891A1987-05-11
JP2006201862A2006-08-03
JP2005174072A2005-06-30
Attorney, Agent or Firm:
KABASAWA, Joo et al. (JP)
Noboru Kabasawa (JP)
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Claims:
 取引する硬貨を受け入れる取引口と、
 この取引口に受け入れる硬貨を貯留する受皿部と、
 この受皿部の底面の一部を構成し、前記受皿部の底面を開閉するとともに開放により前記受皿部に貯留した硬貨を下方へ放出するゲート部と、
 このゲート部を開閉する開閉機構と、
 前記ゲート部および前記受皿部に振動を付与する振動付与機構と
 を具備していることを特徴とする硬貨処理装置。
 前記開閉機構は、駆動部、およびこの駆動部の駆動により前記ゲート部を開閉させる連動部を備えている
 ことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
 前記開閉機構は、前記ゲート部が前記受皿部に閉じた状態で、前記駆動部の駆動により前記ゲート部側に接触してロックするロック位置と前記ゲート部側から離反してロックを解除するロック解除位置との間で移動するロック部材を備えている
 ことを特徴とする請求項2記載の硬貨処理装置。
 前記振動付与機構は、前記駆動部の駆動により前記ロック部材を前記ゲート部側に対し接離させて前記ゲート部および前記受皿部に振動を付与する
 ことを特徴とする請求項3記載の硬貨処理装置。
 前記駆動部は、前記開閉機構と前記振動付与機構とに共通に用いられる
 ことを特徴とする請求項4記載の硬貨処理装置。
 前記開閉機構の連動部は、前記ロック部材を前記ゲート部側に対して接離させる前記駆動部の駆動範囲では、前記ゲート部が前記受皿部に閉じた状態を維持する
 ことを特徴とする請求項5記載の硬貨処理装置。
 前記ロック部材をロック位置へ付勢する付勢部材を備え、
 前記ロック部材は、ロック位置へは前記付勢部材による付勢で移動し、ロック解除位置へは前記駆動部の駆動によって移動する
 ことを特徴とする請求項4記載の硬貨処理装置。
 前記受皿部の硬貨を貯留する面が前記ゲート部に連続する少なくとも1つの面で形成されている
 ことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
 前記振動付与機構は、前記開閉機構により前記ゲート部の開閉を繰り返させて前記ゲート部および前記受皿部に振動を付与する
 ことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
Description:
硬貨処理装置

 本発明は、取引する硬貨を受け入れて貯 した後、その貯留した硬貨を処理するため 下方へ放出する硬貨処理装置に関する。

 従来、硬貨処理装置として、銀行などの 融機関に設置され、入金硬貨を出金硬貨に 環使用する硬貨入出金機がある。この硬貨 出金機では、機体の上部域に入金硬貨を投 したり出金硬貨を取り出す取引口が形成さ ている。この取引口の内部には、硬貨を受 入れる受皿、およびこの受皿に硬貨を導く イド板が配置されている。受皿は回転可能 あり、受皿に受け入れた硬貨を受皿の回転 下方へ放出することにより、硬貨を機体内 取り込んで処理している。

 また、ガイド板には硬貨が貼り付いて残 する可能性があるので、振動付与機構によ ガイド板に振動を付与し、硬貨の残留を防 でいる(例えば、特許文献1参照。)。

 また、硬貨入出金機においては、入金時に 金種識別して分類した硬貨を回転ドラム(上 述した受皿に相当する)に一時保留した後、 貨を収納する場合には回転ドラムを一方向 回転させて下方の金種別収納庫へ放出し、 貨を返却する場合には回転ドラムを収納時 は反対の他方向へ回転させて下方の返却コ ベヤへ放出するようにした構成がある。こ 構成では、回転ドラムの内壁に硬貨が貼り いて残留する可能性があるので、振動付与 構により回転ドラムに振動を与え、硬貨の 留を防いでいる(例えば、特許文献2参照。)

特開2006-201862号公報(第9頁、図1)

特開平7-320112号公報(第1頁、図6)

 従来、取引口の内部に配置される受皿お びガイド板のうち、ガイド板に対して振動 付与し、そのガイド板での硬貨の残留を防 しているが、受皿の内面に貼り付いた場合 その硬貨の残留を防ぐことができない。

 また、受皿での硬貨の残留を防止しよう すると、上述した回転ドラムに振動を付与 るのと同様に、受皿に対して振動を付与す 必要がある。

 したがって、ガイド板および受皿の両方 の硬貨の残留を防止しようとすると、ガイ 板および受皿のそれぞれに対して振動を付 する2つの振動付与機構を設ける必要がある 。しかしながら、それら2つの振動付与機構 設ける設置スペースが硬貨処理装置に必要 なるとともに、硬貨処理装置のコストアッ となる問題がある。

 本発明は、このような点に鑑みなされた ので、振動付与機構の増加による設置スペ スの拡大やコストアップすることなく、硬 の残留を防止できる硬貨処理装置を提供す ことを目的とする。

 請求項1記載の硬貨処理装置は、取引する 硬貨を受け入れる取引口と、この取引口に受 け入れる硬貨を貯留する受皿部と、この受皿 部の底面の一部を構成し、前記受皿部の底面 を開閉するとともに開放により前記受皿部に 貯留した硬貨を下方へ放出するゲート部と、 このゲート部を開閉する開閉機構と、前記ゲ ート部および前記受皿部に振動を付与する振 動付与機構とを具備しているものである。

 請求項2記載の硬貨処理装置は、請求項1 載の硬貨処理装置において、前記開閉機構 、駆動部、およびこの駆動部の駆動により 記ゲート部を開閉させる連動部を備えてい ものである。

 請求項3記載の硬貨処理装置は、請求項2 載の硬貨処理装置において、前記開閉機構 、前記ゲート部が前記受皿部に閉じた状態 、前記駆動部の駆動により前記ゲート部側 接触してロックするロック位置と前記ゲー 部側から離反してロックを解除するロック 除位置との間で移動するロック部材を備え いるものである。

 請求項4記載の硬貨処理装置は、請求項3 載の硬貨処理装置において、前記振動付与 構は、前記駆動部の駆動により前記ロック 材を前記ゲート部側に対し接離させて前記 ート部および前記受皿部に振動を付与する のである。

 請求項5記載の硬貨処理装置は、請求項4 載の硬貨処理装置において、前記駆動部は 前記開閉機構と前記振動付与機構とに共通 用いられるものである。

 請求項6記載の硬貨処理装置は、請求項5 載の硬貨処理装置において、前記開閉機構 連動部は、前記ロック部材を前記ゲート部 に対して接離させる前記駆動部の駆動範囲 は、前記ゲート部が前記受皿部に閉じた状 を維持するものである。

 請求項7記載の硬貨処理装置は、請求項4 載の硬貨処理装置において、前記ロック部 をロック位置へ付勢する付勢部材を備え、 記ロック部材は、ロック位置へは前記付勢 材による付勢で移動し、ロック解除位置へ 前記駆動部の駆動によって移動するもので る。

 請求項8記載の硬貨処理装置は、請求項1 載の硬貨処理装置において、前記受皿部の 貨を貯留する面が前記ゲート部に連続する なくとも1つの面で形成されているものであ 。

 請求項9記載の硬貨処理装置は、請求項1 載の硬貨処理装置において、前記振動付与 構は、前記開閉機構により前記ゲート部の 閉を繰り返させて前記ゲート部および前記 皿部に振動を付与するものである。

 請求項1記載の硬貨処理装置によれば、受 皿部の底面の一部に開閉可能なゲート部を設 けているため、1つの振動付与機構によりゲ ト部を含む受皿部全体に対して振動を付与 き、振動付与機構の増加による設置スペー の拡大やコストアップすることなく、ゲー 部を含む受皿部での硬貨の残留を防止でき 。

 請求項2記載の硬貨処理装置によれば、請 求項1記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 閉機構の連動部により、駆動部の駆動をゲ ト部に伝え、ゲート部を開閉できる。

 請求項3記載の硬貨処理装置によれば、請 求項2記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 ート部が受皿部に閉じた状態で、駆動部の 動によりロック部材がゲート部側に接触し ロックでき、ゲート部が不用意に開くのを 止できる。

 請求項4記載の硬貨処理装置によれば、請 求項3記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 動部の駆動によりロック部材をゲート部側 対し接離させることにより、ゲート部を含 受皿部全体に対して振動を付与でき、振動 与機構を簡素化できる。

 請求項5記載の硬貨処理装置によれば、請 求項4記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 閉機構と振動付与機構とで駆動部を共用し 硬貨処理装置を簡素化できる。

 請求項6記載の硬貨処理装置によれば、請 求項5記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 閉機構の連動部により、ロック部材をゲー 部側に対して接離させる駆動部の駆動範囲 は、ゲート部を受皿部に閉じた状態を維持 るため、ゲート部が不用意に開くのを防止 きる。

 請求項7記載の硬貨処理装置によれば、請 求項4記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 ック部材のロック位置へは付勢部材による 勢により移動するため、ロック部材やゲー 部材などに無理な力が加わったり、駆動部 無理な負荷がかからず、また、ロック部材 ロック解除位置へは駆動部の駆動により移 するため、確実にロック解除できる。

 請求項8記載の硬貨処理装置によれば、請 求項1記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 皿部の硬貨を貯留する面がゲート部に連続 る少なくとも1つの面で形成されているため ゲート部と受皿部との間で振動を伝わりや くできる。

 請求項9記載の硬貨処理装置によれば、請 求項1記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 閉機構によりゲート部の開閉を繰り返させ ことにより、ゲート部を含む受皿部全体に 動を付与でき、振動付与機構を簡素化でき 。

本発明の硬貨処理装置の一実施の形態 示し、受皿部のゲート部を閉じた状態でか ロックした状態の断面図である。 同上受皿部のゲート部を閉じた状態で つロック解除した状態の断面図である。 同上受皿部のゲート部を開いた状態の 面図である。 同上硬貨処理装置の内部構造を示す側 図である。

符号の説明

 11  硬貨処理装置
 13  取引口
 14  受皿部
 56  ゲート部
 66  開閉機構
 68  振動付与機構
 71  駆動部としてのモータ
 72  連動部
 88  ロック部材としてのロックレバー
 91  付勢部材としてのねじりばね

 以下、本発明の一実施の形態を、図面を 照して説明する。

 図4に示すように、硬貨処理装置11は、硬 を入出金処理する硬貨入出金機である。硬 処理装置11の機体12の上部前側には、硬貨を 投入したり取り出す取引口13、およびこの取 口13の下側に硬貨を受け入れて貯留する受 部14が形成されている。取引口13の上面には 示しないシャッタが開閉可能に配置されて る。

 受皿部14には、機体12外から取引口13に投 される入金硬貨などの硬貨を受け入れたり 機体12内から取引口13に払い出される出金硬 貨や返却硬貨などの硬貨を受け入れる。この 受皿部14では、底面の一部が開閉可能で、そ 開放により硬貨を下方へ放出可能としてい 。

 また、機体12内の上部側には、硬貨を搬 する搬送路17が配設されている。この搬送路 17は、機体12の前後方向に設けられる第1の搬 路部18、この第1の搬送路部18の上方位置で 後方向に設けられる第2の搬送路部19、これ 第1の搬送路部18と第2の搬送路部19との後端 を接続する第3の搬送路部20を備えている。 2の搬送路部19の前端は、受皿部14の上部に接 続され、第2の搬送路部19の前端に搬送した硬 貨を受皿部14に放出可能とする。ここで、第2 の搬送路部19から第3の搬送路部20および第1の 搬送路部18へ向けて硬貨を搬送する方向を入 搬送方向F1と呼び、逆に、第1の搬送路部18 ら第3の搬送路部20および第2の搬送路部19へ けて硬貨を搬送する方向を出金搬送方向F2と 呼ぶ。

 第1の搬送路部18の前端に繰出部21が接続 れ、第1の搬送路部18の繰出部21より後側およ び第2の搬送路部19に金種別の収納部22が接続 れ、第2の搬送路部19の収納部22より前側に 留部23が接続されている。これら繰出部21お び収納部22は、搬送路17内を入金搬送方向F1 搬送する硬貨を分岐して受け入れ可能とす とともに、収納している硬貨を1枚ずつ搬送 路17に対して出金搬送方向F2に繰り出し可能 する。保留部23は、搬送路17内を出金搬送方 F2に搬送する硬貨を分岐して受け入れ可能 するとともに、収納している硬貨を1枚ずつ 送路17に対して入金搬送方向F1に繰り出し可 能とする。

 第2の搬送路部19の収納部22と保留部23との 間に、搬送する硬貨の少なくとも金種、真偽 、正損などを識別する識別部24が配設されて る。

 繰出部21は受皿部14の下方に位置し、受皿 部14と繰出部21との間に受皿部14から放出され る硬貨を繰出部21に導くシュート25が設けら ている。繰出部21では、入金硬貨と一緒に投 入された異物を排出し、機体12の前面に設け れた返却口26へ返却可能とする。

 また、機体12内の下部には、収納部22に収 納しきれないオーバーフロー硬貨を収納する オーバーフロースタッカ29が配置されている ともに、補充硬貨や回収硬貨を収納する硬 カセット30が配置されている。オーバーフ ースタッカ29と硬貨カセット30との間には、 れらオーバーフロースタッカ29および硬貨 セット30から繰り出される硬貨を上方の保留 部23に搬送する搬送機構31が配置されている

 オーバーフロースタッカ29には、硬貨を 送機構31に繰り出すベルト32、および受皿部1 4内の取り忘れ硬貨を回収する回収カセット33 が配設されている。硬貨カセット30には、硬 を搬送機構31に繰り出すベルト34、およびリ ジェクト硬貨を回収するリジェクトボックス 35が配設されている。

 第1の搬送路部18には、オーバーフロー硬 をオーバーフロースタッカ29に分岐する分 部36、取り忘れ硬貨を回収カセット33に分岐 る分岐部37、リジェクト硬貨をリジェクト ックス35に分岐する分岐部38、および回収硬 を硬貨カセット30に分岐する分岐部39が設け られている。

 次に、図1ないし図3に、受皿部14を示す。 この受皿部14は、前面部51、後面部52、これら 前面部51と後面部52との間で凹曲面状に形成 れた底面部53、および左右両側の側面部54で 成され、上方へ向けて開口されている。受 部14は、受皿本体55と、この受皿本体55の底 の一部を構成する開閉可能なゲート部56と 備えている。

 受皿本体55は、前面部51、後面部52、底面 53の一部、左右両側の側面部54を有し、上方 の取引口13に向けて開口されている。後面部5 2の上部側には、第2の搬送路部19の前端から 出される硬貨を受け入れる図示しない受入 が形成されている。底面部53の一部には、ゲ ート部56で閉鎖可能でかつゲート部56の開放 よって硬貨を下方へ放出する放出口57が形成 されている。

 なお、ここでは、受皿本体55の後面部52の 上部側に、第2の搬送路部19の前端から放出さ れる硬貨を受け入れる図示しない受入口が形 成されている例を示すが、受皿本体55の前面 51の上部側に、第2の搬送路部19からの硬貨 受け入れる受入口があってもよい。この場 には、第2の搬送路部19の前端を受皿部14の前 側まで延設し、その第2の搬送路部19の前端ま で搬送した硬貨を上方へ折り返させて前面側 の投入口から受皿部14に投入するように構成 れる。

 ゲート部56の内面は受皿本体55の底面部53 連続する凹曲面状に形成され、そのゲート 56の内面には硬貨の貼り付きを防止する複 のリブ58が前後方向に沿って突出されている 。

 ゲート部56の一端である前端が支軸59によ って揺動可能に支持されている。これにより 、ゲート部56は、支軸59を支点として、図1お び図2に示すように受皿本体55の底面を閉鎖 る閉鎖位置と、図3に示すように受皿本体55 底面を開放する開放する開放位置との間で 閉可能とされている。ゲート部56の開閉移 する他端である後端には、ゲート部56の閉鎖 位置で受皿本体55の放出口57を形成する縁部 当接する当接部60が形成されている。

 ゲート部56の後端外面には、ロックピン61 が取り付けられている。このロックピン61は 支軸59と平行な軸によって回転自在に支持 れたローラで構成されている。

 受皿部14には、受皿部14内の底部に残留す る硬貨を検知するための残留検知センサ62が 設されている。この残留検知センサ62は、 皿本体55の両側の側面部54に形成された複数 検知孔63を通じて、閉鎖位置のゲート部56の 上面に沿って検知光を投受光するフォトイン タラプタが用いられ、検知光の透光状態で硬 貨残留無しを検知し、検知光の遮光状態で硬 貨残留有りを検知する。

 また、受皿部14の後側には、ゲート部56を 開閉する開閉機構66、ゲート部56を閉鎖位置 ロックするロック機構67、およびゲート部56 含む受皿部14全体に振動を付与する振動付 機構68が配設されている。なお、ロック機構 67は、開閉機構66の一部を構成するものであ 。

 開閉機構66は、駆動部としてのモータ71、 およびこのモータ71の駆動によりゲート部56 開閉させる連動部72を有している。

 連動部72は、モータ71の駆動軸73に取り付 られたカム74、このカム74によって揺動する レバー75、およびこのレバー75とゲート部56と を連結するリンク76を有している。カム74の 面にはカムピン77が突設されている。レバー 75は上端の支軸78を支点として前後方向に揺 可能とし、このレバー75にカムピン77が係合 るカム溝79が形成されている。リンク76の一 端はゲート部56の前後方向の中間部に連結軸8 0で回転自在に連結され、リンク76の他端はレ バー75の下端に連結軸81で回転可能に連結さ ている。そして、図1において、モータ71の 動によりカム74が一方向である時計回り方向 に回転することにより、図3に示すように、 ムピン77でレバー75を時計回り方向に揺動さ 、リンク76を介してゲート部56を開放させ、 さらに、図3において、モータ71の駆動を逆回 転することにより、図1に示すように、カム ン77でレバー75を反時計回り方向に揺動させ リンク76を介してゲート部56を閉鎖させる。

 開閉機構66には、モータ71の回転位置であ って、カム74の回転位置を検知する回転位置 知部82が配設されている。この回転位置検 部82は、モータ71の駆動軸73に取り付けられ 検知板83、およびこの検知板83の周辺部に対 配置されたセンサ84を有している。検知板83 の周辺部の1箇所には切欠部85が形成されてい る。センサ84は、検知光を投受光するフォト ンタラプタであり、図1および図2に示すよ に検知板83の切欠部85を通じて検知光が透光 態にあるときにゲート部56が閉鎖位置にあ ことを検知し、図3に示すように検知板83で 知光が遮光状態となるときにゲート部56が開 いていることを検知するように構成されてい る。

 図1および図2に示すように、レバー75のカ ム溝79の一部には、ゲート部56が閉鎖位置に る状態で(回転位置検知部82のセンサ84が透光 状態にある状態)、カムピン77が回転移動する 角度範囲βに、駆動軸73を中心とする円弧状 逃げ溝部79aが形成されている。したがって レバー75のカム溝79の一部には、カムピン77 回転移動する所定の角度範囲βに、カム74の ムピン77の回転移動をレバー75に伝達せず、 ゲート部56を閉鎖位置に保持する非回転伝達 囲が設けられている。

 また、ロック機構67は、ゲート部56に設け られたロックピン61と、このロックピン61に 触して閉鎖位置にあるゲート部56をロックす るロック部材としてのロックレバー88を有し いる。

 ロックレバー88は、受皿本体55の外面に突 設された支持片89に支軸90で揺動可能に支持 れている。そして、ロックレバー88は、支軸 90を支点として、閉鎖位置にあるゲート部56 ロックピン61に接触してゲート部56をロック るロック位置(図1に示す位置)と、ロックピ 61から下方に離反してゲート部56のロックを 解除するロック解錠位置(図2に示す位置)との 間で揺動可能とする。

 支軸90には、ロックレバー88をロック位置 へ向けて揺動するように付勢する付勢部材と してのねじりばね91が配置されている。

 ロックレバー88の先端には、ロックピン61 に接触する略L字形のロック部92が形成されて いる。ロックレバー88のロック位置では、ロ ク部92がロックピン61の前側に接触し、ねじ りばね91の付勢により、ゲート部56を閉じる 向であって、ゲート部56の当接部60を受皿本 55に当接させる方向へ向けて押し付ける。

 ロックレバー88の側部には、支軸90を支点 としてロックレバー88と一体に揺動するカム バー93が配置されている。このカムレバー93 の端部がカム74の周面に対向し、カム74の回 位置に応じて揺動する。すなわち、図1から 2の順に示すように、カムレバー93の端部が 転するカム74で押され、カムレバー93が反時 計回り方向に揺動することにより、ロックレ バー88がねじりばね91の付勢に抗してロック 置からロック解除位置に移動し、また、図2 ら図1の順に示すように、回転するカム74が ムレバー93の端部を押すのを解除すること より、ねじりばね91の付勢によってロックレ バー88がロック解除位置からロック位置に移 する。

 ロック機構67には、ロックレバー88がロッ ク位置にあることを検知するロック検知部94 配設されている。このロック検知部94は、 ムレバー93の揺動域に対向配置されたセンサ 95を有している。このセンサ95は、検知光を 受光するフォトインタラプタであり、図1に すように検知光が透光状態にあるときにロ クレバー88がロック位置にあることを検知 、図2および図3に示すようにカムレバー93で 知光が遮光状態となるときにロックレバー8 8がロック解除位置にあることを検知するよ に構成されている。

 また、振動付与機構68は、ゲート部56が閉 鎖位置にある状態(回転位置検知部82のセンサ 84が透光状態にある状態)で、モータ71を正逆 転駆動し、ロックレバー88をロック位置と ック解除位置とに交互に移動させることに り、ロックレバー88をゲート部56のロックピ 61に繰り返し接離させ、受皿部14全体に振動 を付与する。したがって、振動付与機構68は ロック機構67の構成を共用している。

 図1および図2に示すように、この振動付 時にモータ71を正逆回転駆動させる範囲は、 上述したように、カム74のカムピン77の回転 動をレバー75に伝達せず、ゲート部56を閉鎖 置に保持する非回転伝達範囲内である。す わち、カムピン77がレバー75のカム溝79の逃 溝部79a内を移動する角度範囲βである。こ により、開閉機構66でゲート部56を閉鎖位置 保持したまま、ロックレバー88の揺動が可 となっている。

 また、硬貨処理装置11は、この硬貨処理 置11を制御する図示しない制御部を備えてい る。この制御部は、受皿部14の各センサ84,95 らの信号やその他の信号を入力し、受皿部14 からの硬貨放出動作や受皿部14での硬貨残留 認動作のためにモータ71を制御する機能を している。

 次に、硬貨処理装置11の動作を説明する

 まず、図4を参照して硬貨処理装置11の全 の動作を説明する。

 入金時には、取引口13のシャッタを開き 取引口13から投入される硬貨を受皿部14に受 入れ、取引口13のシャッタを閉じた後、受 部14に受け入れた硬貨を下方の繰出部21に放 する。この受皿部14から硬貨を放出した後 受皿部14に振動を付与し、受皿部14に硬貨が 留していないか残留検知センサ62で確認す 硬貨残留確認動作を行う。

 繰出部21に受け入れた硬貨を、繰出部21か ら搬送路17に繰り出し、搬送路17で出金搬送 向F2へ向けて搬送し、識別部24で識別する。 規と識別された硬貨は、保留部23に保留す 。正規と識別されなかった硬貨は、受皿部14 へ送り込み、取引口13のシャッタの開放によ 受皿部14から取出可能とする。

 入金が承認され、保留部23に保留した硬 を収納する場合には、保留部23に保留した硬 貨を、保留部23から搬送路17に繰り出し、搬 路17で入金搬送方向F1へ向けて搬送し、識別 24で識別し、識別結果に基づいて該当する 種の収納部22に収納する。収納部22が満杯と った金種の硬貨は、収納部22に収納せず、 送路17から分岐部36で分岐してオーバーフロ スタッカ29に収納する。

 入金がキャンセルされ、保留部23に保留 た硬貨を返却する場合には、保留部23に保留 した硬貨を、保留部23から搬送路17に繰り出 、搬送路17で入金搬送方向F1に搬送し、繰出 21に収納する。保留部23内の全ての硬貨を繰 出部21に移動させた後、繰出部21に収納した 貨を、繰出部21から搬送路17に繰り出し、搬 路17で出金搬送方向F2へ向けて搬送し、受皿 部14に送り込み、取引口13のシャッタの開放 より受皿部14から取出可能とする。受皿部14 ら硬貨が取り出されれば、取引口13のシャ タを閉じ、その後、受皿部14に振動を付与し 、受皿部14に硬貨が残留していないか残留検 センサ62で確認する硬貨残留確認動作を行 。残留検知センサ62が硬貨の残留を検知する と、取引口13のシャッタを開放し、受皿部14 ら硬貨を取出可能とする。

 また、出金時には、出金する金種の収納 22から必要な枚数分の硬貨を搬送路17に繰り 出す。搬送路17に繰り出された硬貨を、搬送 17で出金搬送方向F2に搬送し、識別部24で識 する。正規と識別された硬貨は、保留部23 保留する。正規と識別されなかった硬貨は 受皿部14に送り込む。

 正規と識別されなかった硬貨が受皿部14 送り込まれた場合には、受皿部14に送り込ま れた硬貨を下方の繰出部21に放出する。その 出後、受皿部14に振動を付与し、受皿部14に 硬貨が残留していないか残留検知センサ62で 認する硬貨残留確認動作を行う。残留検知 ンサ62が硬貨の残留を検知すると、ゲート 56を開放し、硬貨を下方の繰出部21に放出す 。収納部22からの硬貨の繰り出しを完了し 後に、繰出部21に受け入れた硬貨を、繰出部 21から搬送路17に繰り出し、搬送路17で出金搬 送方向F2に搬送し、搬送路17の分岐部38で分岐 してリジェクトボックス35に収納する。

 出金分の硬貨を保留部23に保留したら、 留部23に保留した硬貨を、保留部23から搬送 17に繰り出し、搬送路17で入金搬送方向F1に 送し、繰出部21に収納する。保留部23内の全 ての硬貨を繰出部21に移動させた後、繰出部2 1に収納した硬貨を、繰出部21から搬送路17に り出し、搬送路17で出金搬送方向F2へ向けて 搬送し、受皿部14に送り込み、取引口13のシ ッタの開放により受皿部14から取出可能とす る。

 取引口13のシャッタを開放してから所定 間経過しても、受皿部14の残留検知センサ62 硬貨を検知している場合には、取り忘れ硬 であると判断してその取り忘れ硬貨を回収 る。すなわち、取引口13のシャッタを閉じ 後、受皿部14の取り忘れ硬貨を下方の繰出部 21に放出する。なお、受皿部14から取り忘れ 貨を放出した後、受皿部14に振動を付与し、 受皿部14に取り忘れ硬貨が残留していないか 留検知センサ62で確認する硬貨残留確認動 を行う。

 繰出部21に受け入れた取り忘れ硬貨を、 出部21から搬送路17に繰り出し、搬送路17で 金搬送方向F2へ向けて搬送し、搬送路17の分 部37で分岐して回収カセット33に収納する。

 また、補充時には、オーバーフロースタ カ29または硬貨カセット30に収納されている 硬貨を、搬送機構31に繰り出し、搬送機構31 保留部23に搬送する。保留部23に搬送した硬 を、保留部23から搬送路17に繰り出し、搬送 路17で入金搬送方向F1へ向けて搬送し、識別 24で識別し、識別結果に基づいて該当する金 種の収納部22に収納する。収納部22が満杯と った金種の硬貨は、収納部22に収納せず、搬 送路17から分岐部36で分岐してオーバーフロ スタッカ29に収納する。

 次に、図1ないし図3を参照して受皿部14の 動作を説明する。

 図1に示すように、受皿部14が硬貨を受け れ可能とする状態では、回転位置検知部82 センサ84が透光状態にあって、モータ71が定 置で停止している。この定位置では、カム7 4のカムピン77がレバー75のカム溝79の逃げ溝 79a内に位置し、レバー75およびリンク76を介 てゲート部56を閉鎖位置に保持している。 た、カム74がカムレバー93の端部から離反し ねじりばね91の付勢によってロックレバー88 をロック位置に付勢し、ロックレバー88がロ クピン61に接触してゲート部56を閉鎖位置で ロックしている。ロックレバー88がロック位 にあれば、ロック検知部94のセンサ95が透光 状態にあり、ロック状態にあることを確認で きる。

 ゲート部56を開放して硬貨を放出する場 には、モータ71を一方向に回転駆動し、カム 74を定位置から一方向である時計回り方向に 転させる。カム74が定位置から時計回り方 に回転を開始すると、図2に示すように、カ 74でカムレバー93の端部を押動し、ロックレ バー88がねじりばね91の付勢に抗してロック ン61から離反するロック解除位置に移動し、 ゲート部56のロックを解除する。ロック解除 置に移動するカムレバー93でロック検知部94 のセンサ95が遮光状態となり、ロック解除を 認できる。このとき、カム74のカムピン77は レバー75のカム溝79の逃げ溝部79a内を移動し レバー75は揺動せず、ゲート部56を閉鎖位置 保持している。

 さらに、カム74の時計回り方向への回転 継続することにより、カムピン77がレバー75 カム溝79の逃げ溝部79aから一旦外れてレバ 75を前方へ揺動させる。図3に示すように、 バー75が前方へ揺動することにより、リンク 76を介して、ゲート部56が開放する。ゲート 56は、支軸59を支点として下方へ、さらには 方へ揺動して開放される。ゲート部56の開 により、受皿部14内の受皿本体55の底面上お びゲート部56上に貯留されていた硬貨を下 へ放出する。ゲート部56が開放されると、回 転位置検知部82のセンサ84が検知板83で遮光状 態となり、ゲート部56の開放を確認できる。 お、ゲート部56を開放した位置では、カム ン77が再びレバー75のカム溝79の逃げ溝部79a 係合するが、このときのカム74とレバー75と 位置関係ではカムピン77の回転移動がレバ 75に伝達される。

 また、ゲート部56を開放した後には、モ タ71を他方向に逆回転駆動させ、カム74を反 計回り方向へ回転させる。カム74が反時計 り方向へ回転を開始すると、図2に示すよう 、レバー75が後方へ揺動し、リンク76を介し て、ゲート部56を閉鎖する。このとき、ゲー 部56は、支軸59を支点として後方へ、さらに は上方へ揺動して閉鎖される。

 ゲート部56が閉鎖位置に移動した後、カ 74でカムレバー93を押動するのを解除する。 のため、ねじりばね91の付勢によってロッ レバー88がロック位置へ向けて揺動し、ロッ クレバー88がロックピン61に接触してゲート 56を閉鎖位置でロックする。このとき、ロッ クレバー88がロック位置に揺動すれば、ロッ 検知部94のセンサ95の位置からカムレバー93 外れ、センサ95が遮光状態から透光状態と り、ゲート部56をロックしたことを確認でき る。

 カム74が定位置に復帰する前に、回転位 検知部82のセンサ84の位置に検知板83の切欠 85が移動し、センサ84が遮光状態から透光状 となる。センサ84が遮光状態から透光状態 なってから所定のタイミングで、モータ71の 回転を停止し、カム74を定位置に復帰させる

 なお、ここでは、ゲート部56を開放した に、モータ71を他方向に逆回転駆動させるこ とにより、カム74を定位置に復帰させたが、 ート部56を開放してからも、モータ71を一方 向に回転駆動し、カム74の時計回り方向への 転を継続することにより、カム74を定位置 復帰させてもよい。

 続いて、受皿部14内の硬貨を放出した後 硬貨残留確認動作について説明する。

 図1に示すように、硬貨を放出してからゲ ート部56を閉じてロックレバー88でゲート部56 をロックした後、モータ71を一方向に回転駆 し、カム74を一方向である時計回り方向に 転させる。カム74が時計回り方向に回転する ことにより、カム74でカムレバー93の端部を 動し、図2に示すように、ロックレバー88が じりばね91の付勢に抗してロックピン61から 反するロック解除位置に揺動する。

 図2に示すように、カム74の時計回り方向 の回転中に、ロック検知部94のセンサ95の位 置にカムレバー93が移動し、センサ95が透光 態から遮光状態となったら、モータ71を他方 向に逆回転駆動し、カム74を他方向である反 計回り方向に回転させる。カム74が反時計 り方向に回転することにより、カム74による カムレバー93の端部の押動を解除し、図1に示 すように、ねじりばね91の付勢によってロッ レバー88がロックピン61に接触するロック位 置に揺動する。

 図1に示すように、カム74の反時計回り方 への回転中に、ロック検知部94のセンサ95の 位置からカムレバー93が外れ、センサ95が透 状態から遮光状態となったら、モータ71を一 方向に反転駆動し、カム74を一方向である時 回り方向に回転させる。

 そして、所定時間あるいは所定回数に達 るまで、このようなモータ71の正逆回転を り返し、ロックレバー88をロック位置とロッ ク解除位置とに繰り返し揺動させる。

 このとき、モータ71の駆動で正逆転する ム74のカムピン77はレバー75のカム溝79の逃げ 溝部79a内を移動するため、レバー75は揺動せ 、ゲート部56を閉鎖位置に保持している。

 ロックレバー88がロックピン61に接触する ロック位置に揺動した際に、ゲート部56に振 を付与するとともに、このゲート部56が閉 位置で接触している受皿本体55にも振動を伝 達して付与でき、すなわち受皿部14全体に振 を付与できる。この振動の付与により、ゲ ト部56の内面や受皿本体55の内面に貼り付い ていた硬貨を脱落させ、受皿部14の底部に移 させる。

 残留検知センサ62で受皿部14の底部に移動 した硬貨を検知すれば、上述したようにゲー ト部56を開放させて、残留していた硬貨を放 する。その後は、モータ71を定位置で停止 せ、硬貨残留確認動作を終了してもよいし 再び硬貨残留確認動作を行ってもよい。

 残留検知センサ62で硬貨を検知しなけれ 、モータ71を定位置で停止させ、硬貨残留確 認動作を終了する。

 このように硬貨処理装置11によれば、受 部14の底面の一部に開閉可能なゲート部56を けているため、1つの振動付与機構68により ート部56を含む受皿部14全体に対して振動を 付与でき、振動付与機構68の増加による設置 ペースの拡大やコストアップすることなく ゲート部56を含む受皿部14での硬貨の残留を 防止できる。

 また、ゲート部56が受皿部14に閉じた状態 で、モータ71の駆動によりロックレバー88が ート部56のロックピン61に接触してロックで 、ゲート部56が不用意に開くのを防止でき 。

 モータ71の駆動によりロックレバー88をゲ ート部56のロックピン61に対し接離させるこ により、ゲート部56を含む受皿部14全体に対 て振動を付与でき、振動付与機構68を簡素 できる。

 開閉機構66と振動付与機構68とでモータ71 共用し、ロック機構67と振動付与機構68とで 機構を共用しているため、硬貨処理装置11を 素化できる。

 開閉機構66の連動部72により、ロックレバ ー88をゲート部56のロックピン61に対して接離 させるモータ71の駆動範囲では、ゲート部56 受皿部14に閉じた状態を維持するため、ゲー ト部56が不用意に開くのを防止できる。

 また、ロックレバー88のロック位置へは じりばね91による付勢により移動するため、 ロックレバー88やゲート部56などに無理な力 加わったり、モータ71に無理な負荷がかから ず、また、ロックレバー88のロック解除位置 はモータ71の駆動により移動するため、確 にロック解除できる。

 このロックレバー88がロック位置へ移動 たか否かは、ロック検知部94により確認でき る。ロック検知部94でロックレバー88がロッ 位置へ移動したことを確認できない場合に 、モータ71を駆動し、ロックレバー88をロッ 解除位置に移動させてから再びロック位置 移動させ、ロックを試みることができる。

 また、受皿本体55の硬貨を貯留する面が ート部56に連続する少なくとも1つの面で形 されているため、ゲート部56と受皿本体55と 間で振動を伝わりやすくできる。

 なお、振動付与機構68は、ロックレバー88 をゲート部56のロックピン61に接離させて振 を付与する構成に限られない。例えば、開 機構66によりゲート部56の開閉を繰り返させ ことにより、ゲート部56を含む受皿部14全体 に振動を付与できる。この場合には、開閉機 構66と振動付与機構68とで構成を共用でき、 貨処理装置11を簡素化できる。

 本発明は、硬貨入出金用の取引口、硬貨 金用の取引口、硬貨出金用の取引口などを えた硬貨入出金装置、硬貨入金装置、およ 硬貨出金装置などの硬貨処理装置に利用さ る。